大は小を兼ねる。使い勝手抜群のロッド

89というロングロッドに入るレングス。これは遠投性能は言うまでもなく、長さを生かし穂先を海面に近づけやすいという大きな利点があります。
エギングにおいて風は大敵なので、少しでも穂先を海面に近づけラインを浮かせないようにするというのは非常に大切になってきます。
そして特筆すべきはこのレングスでありながら100gという軽さ。
ロングロッドであることを忘れるほど軽快にしゃくれます。また、タックルの重量というのは疲労にも大きく影響してくるためこの軽さは大きなメリットになると思います。

エギングにおいて重要なのが感度ですがこれは本当に素晴らしいです。ロングロッドというのは感度面では劣る印象でしたが、このロッドを使って感度のよさに驚きました。
イカのアタリはもちろんボトムの状況、潮の微妙な変化をとらえてくれる素晴らしい感度です。「釣れた」ではなく、「釣りに行く」が実現できるロッドだと思います。
アクションはスローテーパーで好き嫌いが分かれるアクションだと思いますが、よく曲がるだけのロッドではなく、曲がってからの反発（復元）が強いロッドでダルさはないです。MLという固さですが、ティップは繊細でバットにしっかりパワーを持たせてあり、餌木をしっかりアクションさせることができ、またイカの浮かせも早いです。
ロングロッドとは思えない軽さ、操作性で飛距離、感度、強さを兼ね備えた最高のロッドだと思います。