Beams CRAWLA 8.3L＋（ビームス クローラ8.3L＋）

CRAWLA8.3l+は釣りの幅を広げてくれる⁉︎

全体的な調子は可変レギュラーといえばいいのでしょうか。ルアー重量や対象魚によって追従的に曲がり込む、いわゆる粘るロッドです。
また、ロッド自体の自重は210gと最近のルアーロッドの中では若干重ためですが、タックルのバランスを取れば持ち重りはしない設計でしょう。

むしろこのくらいの自重がある方がキャストにウェイトも乗るように感じます。キャスト時の特徴としては、軽いルアーでもしっかり曲がってくれるが、収束が早くピシッと戻る感覚で、収束時の速度が徐々に速くなり弓矢のように飛んでいってくれる印象です。

本来シーバスロッドであるこのロッドを購入した目的は、磯やサーフでの大型メバルを軽量プラグやフロートで迎え撃つためでした。このロッドはメバルロッドと比べるとやや張りがありますが、魚が掛かれば素直に入ってくれるティップを持っています。

尺クラスのメバルではベリーもある程度しっかり曲がってくれるエキサイティングなロッドです。(尺メバルはまだ釣ってませんが^_^;) リーリングに関しても、ティップを下げ気味に巻くことが多いメバルにはもってこいのバランスだと思います。

また、ルアーのキャストウェイトですが、フィネスリールを搭載すれば、3g台のジグヘッドでも釣りになるくらいには飛んでくれますし、6-7gの軽量プラグも扱いやすいです。
15g以上のフロートリグに関しては、向かい風でも50mほど飛んでくれるので、実釣には問題ありません。

このように、本ロッドは魚種に囚われず様々な釣りにおいてベイトロッドの利点を活かせる仕様になっています。
私はこのロッドで、リバーシーバスやチヌをはじめ、メバルやライトロック、アオリイカやメッキなどの小中型回遊魚に加えレイクトラウトやバスのキャロ、コイやナマズ、テンヤマダイなんかにも使っていくつもりです。

使用ルアーの重量とキャスティング精度について

本流、レイクトラウトフィッシングにおいて、キャスティング精度は非常に重要になってくる。特にハイシーズンでは使用ルアーの重量にも幅が出てくる。
メーカー公式では6g～28gまで使用可能という記載があるが、実際には6gでは竿に十分に力が伝わらず8g～がキャストしやすいように思う。

特に軽いルアーを使用するシーンではキャスティング精度が釣果に直結するので気を付けたい。スプーンであれば問題無くキャスト出来てもミノー、特にフローティングタイプでは思ったように距離も伸びず、やきもきする事もあると思われる。
軽いルアーではリリースポイントが少々早くなる印象か。

マルチに使えるフィッシュマンロッド

小型のプラグから20グラム程度のバイブレーションまでキャストできる。ベイト初心者の自分でも、しっかりと竿を振れば、それに応じて曲がるので、非常に投げやすかった。

ベイトやってみたいけど、億劫に思ってしまう人におすすめ。