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「他に何が必要?」ソルトルアー釣り。これさえあれば十分な神ワームを紹介します。

「結局これが釣れるんですよ…」海のルアー釣り。これだけあれば十分な“神ワーム”を紹介します。

釣れるワームを求めては買い、試しては裏切られる——そんな旅路を繰り返してきました。

けれど、こと海のルアー釣りにおいては「これさえあれば十分」と言える一本に辿り着いたのです。

強さも実績も、そして何より“信じて投げ続けられる安心感”がある。

その名も、エコギア・パワーシャッド。

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目次

パワーシャッド——これだけあれば、もう十分。

釣れるルアーを求めて彷徨うこと──それ自体がルアーフィッシングの醍醐味のひとつですが、長く釣りを続けていると、ときにそれが重荷のように感じられる瞬間もあります。

期待を抱いて購入したルアーが思うように結果を出さなかったり、使い勝手の悪さに失望したり。

釣り歴25年以上の筆者もまた、そんな試行錯誤を幾度となく繰り返してきました。

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だからこそ、ソルトルアーに関しては「これさえあれば十分」と思える存在が、ほんの数種類に絞られてきました。

その代表格こそが、今回ご紹介するパワーシャッドです。

エコギア パワーシャッドの特徴

シャッドテールワームが海釣りに効く——その概念を切り拓いた存在といっても過言ではない、ソルト向けシャッドテール型ワームの名作。

硬質なボディと逆三角テールが生み出す力強いウォブリングアクションは、フラットフィッシュやロックフィッシュ、シーバス、タチウオなど幅広いターゲットを魅了します。

2025年現在は4・5・6inchiの3サイズを展開(旧3inchは惜しくも廃盤)。

ベイトフィッシュライクで愛嬌のある見た目

三角柱を思わせる細身のボディに、立体的な顔。

張り出したエラや胸ビレの造形が、小魚の特徴をリアルかつ洒落たデフォルメで表現しています。

高耐久な素材

パワーシャッドの利点として真っ先に挙げられるのは、その硬質な素材に由来する耐久性です。

フグに噛まれればさすがに消耗は避けられませんが、数匹釣り上げる程度であれば十分に使用可能。

フルキャストを繰り返してもズレにくく、柔らかいワームに比べて長持ちするのが特徴です。

安定した流通とロングセラー

すでに20年以上市場にあり、ロングセラーとして揺るぎない地位を築いてきました。

今では、パワーシャッドを置いていない店舗を探す方が難しいほど、流通は安定しています。

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欲しいときに、必要なときに確実に手に入る──その信頼性こそ、製品価値を支える大きな要素と言えるでしょう。

一休さんのトンチじゃないですが、仮にいくら釣れるルアーでも、手に入らないと釣れませんからね。

パワーシャッドが釣れる理由を考えてみた

私がパワーシャッドを偏愛する理由は、実に単純です。扱いやすく、使い勝手が抜群だから。

それに加えて、マゴチやロックフィッシュでの圧倒的な実績、さらにシーバスやタチウオまで射程に収める懐の深さも大きな魅力です。

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世間的には“ヒラメ最強ワーム”として名高いパワーシャッドですが、私自身はパワーシャッドでヒラメを釣ったことがありません。

それは、私がサーフでの釣り経験がほぼなく、ホームフィールドの特性によるところが大きいかもしれません。

他のワームより、水中に“居られる”時間が長い

私は長年、友人と一緒に釣りをしてきました。

私は飽きっぽく頻繁にルアーチェンジや休憩を挟むのに対し、彼は同じルアーを黙々と投げ続けられる性格です。

そして、キャストや誘いが特別うまいわけでもないのに、なぜか私が釣り負けることが多かったのです。

そのとき気づいたのが、「ルアーが水に浸かっている時間」の重要性でした。

私と彼では、ルアーが水にある時間が圧倒的に彼の方が長かったのです。

パワーシャッドは数あるワームの中でも耐久性が高く、タイムロスを最小限に抑えられる──。

だからこそ長時間水中にとどまり、結果的に魚を呼び込む力を発揮するのです。

釣れる気分にさせてくれる

公式解説やパッケージでは「圧倒的波動」や「強烈ボディサウンド」と形容されていますが、実際に使う立場からすると、そのニュアンスを厳密に言葉で表すのは簡単ではありません。

実際に音が鳴るわけでもなく、波動の効果を数値で証明できるわけでもないのです。

旧パッケージデザイン「このワームで一体何が釣れるのかな?」そんなワクワクが“対象魚のプリント”にも現れている。

それでも、その力強いウォブリングアクションは、目に見えるアピール力を備え、なぜか魚の関心を引き寄せる──まるで“神通力”を宿したかのような不思議さを感じさせます。

500円の価格とDesigned by Norio Tanabeの文字がノスタルジーを感じさせます。

また、釣具の世界は常に新陳代謝を繰り返しますが、パワーシャッドは長年にわたり定番として愛されてきました。

そんな歴史的背景もあいまって、パワーシャッドは比喩としても、手に取った感触としても“一本の背骨が通っている”ような安心感を与えてくれる存在なのです。

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「釣れる!」と思って、信じて投げ続けたから釣れた。

何とも味気ない理由にはなってしまいますが……あなたも騙されたと思って、この不思議な宗教に入信してみませんか?

きっと幸せになれますよw

パワーシャッドの使い方

写真左:頭をカットした5inch/写真右:4inch(スイミングテンヤ30gとの組み合わせ)

パワーシャッドの個性を活かす一番のおすすめは、ジグヘッドとの組み合わせです。

深場なら同社の「スイミングテンヤ」、遠浅・浅場なら「サーフヘッド」が扱いやすいでしょう。

私自身は4inchと5inchを使用しており、明確な使い分けはせず、ときどきの気分でローテーションしています。

写真上:5inch/写真下:4inch

4inchはボディが細め。大きめのジグヘッドと合わせると見た目にアンバランスさが出ますが、実釣には問題ありません。

5inchの頭をカットして、大きめのジグヘッドにセットする。

もし見た目の一体感を求めるなら、5inchの頭をカットしてセットすると、大きなジグヘッドでも違和感なく使えます。

5inchの頭とテールをカットして、腹側が上になるようにセットすると、ワインドにも対応します。

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ワインドをメインで使用する際は、ジグヘッドはスイミングテンヤではなく、ヤジリ型のワインド専用のジグヘッドを使いましょう。

じつはスイミングテンヤも地味にすごい

パワーシャッド+スイミングテンヤ30g(#2/0)はマゴチ・ロックフィッシュ狙いの私のお守りです。

話しが脱線しますが、同社のスイミングテンヤも、かなり凄いジグヘッドなんです。

「昔からあるから、みんな何となく使ってる」感が強いジグヘッドですが、じつはレンジキープ力と着底感がずば抜けて高いんです。

撮影:TSURI HACK編集部

ボトムでの釣りの際、アングラーが確実に着底を把握し、ボトム付近を丁寧に攻められるかどうかは、着底感に優れたジグヘッドが不可欠です。

私は、足場の高い堤防でマゴチを狙ったり、ボートマゴチ・ボートロックの際は、スイミングテンヤに頼りっきりです。

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足場の高いポイント、ボート釣り、強風下や向かい風(底どりがしにくい)といったシチュエーションでのマゴチやロックフィッシュ狙い。

パワーシャッド+スイミングテンヤの右に出るものはいないでしょう。

コアマン VJとの使い分け

ソルトのシャッドテールワームを語るうえで、コアマンのVJ(アルカリシャッド)は無視できない存在です。

私自身、実釣力への信頼という点では、パワーシャッドと並んでVJを多用しています。

ただし、その使い所は明確に分けています。

基準となるのは「狙う水深(層)」。

中層をメインに攻めたいとき——たとえばシーバスやヒラスズキ狙いではVJ。

一方で、ボトムを意識したい場面——フラットフィッシュやロックフィッシュ狙いではパワーシャッド+スイミングテンヤ。

このように役割を整理することで、両者は競合するのではなく、むしろ補完し合う存在となるのです。

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万能性はVJに譲るとしても、底物に対しての信頼度だけはパワーシャッドが群を抜いています。

パワーシャッドの唯一「気になる点」

強いて挙げるなら——「テールの癖がすごい!」こと、でしょうか。

ブリスターパックが一般的になる前の製品なので仕方ない部分ではあります。

もっとも、私は重めのウェイトとセットして使うことが前提ですから、多少曲がっていても実釣上の不具合につながるわけではありません。

それよりも個人的に厄介なのは、すでにストックが“一生分”あるにもかかわらず、旧パッケージや中古の掘り出し物を見つけると、つい手を伸ばしてしまうこと。

これもまた、パワーシャッド愛ゆえの「デメリット」なのかもしれません(笑)。

今どき珍しい、硬派なワーム

釣れると一瞬で吹っ飛んでいく——ことバス釣りにおいて、そんなワームが多くなった昨今、文字通り“硬派”な存在は稀有です。

もちろん、“柔らかさが生む釣果”があることは理解していますし、私自身、柔らかいワームを選ぶ場面も少なくありません。

それでも、この硬さがもたらす「ガンガン投げられる安心感」は、他には代えがたいものがあります。

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だから今でも、バス釣り(チャターのトレーラー)など、投げ倒す釣りでは変わらず出番を持ち続けているのです。

出典表記のない撮影:uoppay

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