魚釣りで一番良い時間帯とは?
魚釣りは、魚という生物と、海や川といった自然のフィールドを相手にした不確定要素の多いゲームです。その為「朝7時から8時まで」というように、魚が釣れる時間を断定する事は出来ません。しかし、魚が「生物」である以上は、ある程度の行動パターンや法則が存在し、自然のサイクルに沿って生活している事は確かです。ここでは、魚、自然、アングラー側からの視点など、様々な角度に立って、魚が釣れやすい時間を考察していきます。
釣りの時間帯「マズメ時」
マズメ時(まずめどき)とは、日の出・日没の前後1時間程度の時間帯を表す釣り用語で、朝は「朝マズメ」、夕方は「夕マズメ」と呼ばれます。どちらも魚釣りにおいて魚が良く釣れる時間帯と言われています。
マズメ時はどうして魚が釣れやすいのか?
マズメ時が釣れやすいと言われてい理由に「水中のプランクトン」の存在があります。朝マズメは水中の植物プランクトンが光合成の為に浮上します。
それと同時に、そのプランクトンを餌とする小魚も捕食活動を始めます。さらには、その小魚を餌とする大型魚も捕食活動を始めます。
このように、朝夕をキッカケとするプランクトンの活動がトリガーとなり、水中の食物連鎖を活発にし、魚が釣れやすくなるという訳です。
夕マズメには夜行性の動物プランクトンが活動をはじめますので水中では朝と同様の変化が起こります。
■釣り場にもある先行者利益
宝箱の中にある宝物は、先に誰かにとられてしまえば、それで終わりです。先行者利益とは、ビジネスにおいて市場にいち早く参入したり、既に先にいる者たちが得られるメリットの事を指します。
これは釣り場においても同じ事が言えます。朝は、誰よりも良い釣り座を確保できるチャンスであり、釣り場に新たに入ってきた、人的プレッシャーのかかっていない魚を釣りあげるチャンスなのです。
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