シロギスの定番料理に飽きてしまった方へ!

シロギスといえば、天ぷらやフライ、塩焼きなどが定番。
でも、せっかく釣ったシロギスを、もっといろいろな味で楽しんでみたくありませんか?
山下
今回は、元料理人の筆者がちょっとひとひねり加えた「変わり種レシピ」を4つ紹介します!
シロギスの変わり種レシピ4選
昆布締め酢漬け

キスの上品な甘みと酢のやさしい酸味が組み合わさり、あとを引く味わいに仕上がります。
冷酒と合わせる、涼やかな肴としてもおすすめです。
材料
- シロギス(2尾)
- 昆布(10cm程度×2枚)
- 酒(少々)
- 水(50ml)
- 酢(大さじ2)
- みりん(大さじ1.5)
- 塩(小さじ1/3)

①シロギスは三枚におろして骨を取り除きます。

②酒を含ませたキッチンペーパーで昆布の表面を拭き、シロギスの身を挟んでラップで包みます。
冷蔵庫に入れて3時間ほど置いておきましょう。

③水、酢、みりん、塩を鍋に入れ、一煮立ちさせて漬けダレを作ります。

④タレに昆布締めしたキスを30分ほど漬け込み、冷やして食べやすい大きさに切り、皿に盛ったら完成です。

山下
酢の爽やかさと昆布の旨み、シロギスの食感が相まって、酒が進む一品です!
しゃぶしゃぶ

シロギスを湯にさっとくぐらせて食べる贅沢な一品。
ポン酢や柚子胡椒など、薬味次第で何通りもの味わいが楽しめます。
材料
- シロギス(適量)
- 水(鍋1杯分)
- お好みの野菜(ごぼう、白菜、春菊、豆腐など)
- ポン酢(適量)
- 柚子胡椒(適量)

①シロギスは骨を除き、薄いそぎ切りにします。
今回のように小型のシロギスであれば、半身をそのまま使用しましょう。

②ごぼうをささがきにし、全てを皿に盛り付けます。
鍋の水を沸かしたら完成です。

シロギスはほんの数秒で火が入ります。
山下
レア気味のとろける食感から、しっかり火を通したふっくら仕上げまで、お好みの火加減で楽しんでみてください!
キス明太

ご飯が止まらなくなる美味しさ!
しっかり味のキス明太は、晩酌のあとにもう一杯食べたくなる逸品です。
材料
- シロギス(適量)
- 明太子(適量)

①シロギスは皮を引いて三枚におろし、糸造りにします。

②明太子の皮を取り除き、しっかりとほぐします。
糸造りにしたシロギスと明太子を和えて皿に盛り付けたら完成です。

山下
シロギスのコリコリ感、明太子のプチプチ感が相まって、味はもちろん、食感も楽しめますよ!
胡麻茶漬け

ごまだれに和えたシロギスをご飯の上に乗せ、出汁をかけて食べる〆の逸品。
ほんのり甘みのあるキスの身が、温かい出汁と絶妙に絡みます。
材料
- シロギス(適量)
- ご飯(お茶碗1杯)
- すりごま(大さじ1)
- いりごま(大さじ1)
- 砂糖(小さじ1)
- 醤油(小さじ1)
- 水(200ml)
- 塩(少々)
- 酒(少々)
- 大葉、わさび(適量)

①シロギスは三枚におろし、削ぎ切りにします。
今回のように小型のシロギスであれば、半身をそのまま使用するのもおすすめです。

②すりごま、砂糖、醤油を混ぜてタレを作り、シロギスを入れて30分ほど冷蔵庫で漬けておきます。

③シロギスの骨から出汁を取り、塩と酒を入れて味を整えます。

④お椀に入れたご飯の上にシロギスを乗せ、上から③で取った出汁をかけたら完成です。

山下
大葉、わさびを添えて食べるのがおすすめ。
味変すると、何杯でも食べられますよ!
今までと違う味を楽しもう!

「シロギス=天ぷら」だけではもったいない!
上品でクセのない白身だからこそ、さまざまなアレンジが楽しめます。
釣果が多かった日や、家族に喜ばれたいとき、いつもと違う料理で驚かせてみてはいかがでしょう?
撮影:山下洋太