魚料理クイズ、あなたは何問正解できますか?

魚をおろしたり刺身を作ったりするときには、道具や処理の仕方で仕上がりが大きく変わります。
ちょっとしたコツを知っておくだけで、味も見た目もぐっと良くなるものです。
今回は、そんな魚調理の基本をクイズ形式で確認していきましょう!
Q1. 「刺身包丁」はどんな特徴がある?

刺身を切るときに使う刺身包丁。
繊細な刺身を美しく仕上げるために欠かせないアイテムです。
その特徴は次のうちどれでしょう?
①丸い刃
②長くて細い刃
③ギザギザの刃
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正解は②長くて細い刃

刺身包丁は長く細い片刃が特徴です。
引いて切ることで断面が美しく仕上がり、舌触りが良くなります。
Q2. 「出刃包丁」はどんな特徴がある?

魚をおろすときに欠かせない出刃包丁。
力強く骨を断ち切れる、頼もしいアイテムです。
どんな特徴があるでしょうか?
①刃が薄くてしなる
②重くて分厚い片刃
③両刃で細くて軽い
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正解は②重くて分厚い片刃

出刃包丁は分厚く重みがあり、片刃にできているのが特徴です。
うろこを取ったり、硬い骨を断ち切ったり、三枚におろしたりと、魚をさばくのに欠かせません。
Q3. 魚をおろす前にやるべきことは?

魚をさばく前に欠かせない下処理。
この作業を怠ると、せっかくの美味しい魚料理が台無しになってしまいます。
まず最初にやるべきことは何でしょう?
①ウロコを取る
②塩を振る
③そのまま煮る
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正解は①ウロコを取る

料理を始める前には、必ずウロコを取りましょう。
残っていると、食感が大きく損なわれてしまいます。
とくに刺身にするときには臭みの原因になるので、丁寧に取り除いておくことがマストです。
Q4. 魚を流水で洗った後にやるべきことは?

魚を流水で洗ったあとの処理。
ここでのひと手間が鮮度や味に大きく影響します。
このあとの正しい対応はどれでしょう?
①そのままビニール袋に入れる
②キッチンペーパーで水気を取り除く
③すぐに3枚下ろしにする
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正解は②キッチンペーパーで水気を取り除く

流水後は必ず水分を拭き取りましょう。
濡れたままだと傷みやすくなります。
キッチンペーパーで丁寧に吸い取るのがベストです。
Q5. 魚をその日のうちに食べないときにはどうしたらいい?

魚をすぐに食べないとき。
保存方法を間違えると、一気に味が落ちてしまいます。
正しい保存法はどれでしょう?
①ペーパーに包んで冷蔵庫へ
②氷水に浸けた状態で冷蔵庫へ
③常温で放置しておく
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正解は①ペーパーに包んで冷蔵庫へ

撮影:山根央之
保存はリードやグリーンパーチなどのペーパーで包み冷蔵庫へ。
余分な水分を吸いつつも、適度な保湿効果にも期待でき、鮮度を守れます。
また、三枚におろすと水分が抜けやすくなるため、おろす前の状態で保存するのが理想です。
Q6. 魚を「寝かせる(熟成させる)」とどうなる?

最近釣り人の間でも話題に上がることが多い「寝かせる」という方法。
その効果は次のうちどれでしょうか?
①身が固くなって食感がコリコリする
②魚の旨味成分が増えて美味しくなる
③栄養がなくなるので早く食べた方がよい
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正解は②魚の旨味成分が増えて美味しくなる

魚を寝かせることで、旨味成分であるイノシン酸が増えます。
時間が経つと硬直がほぐれ、身もやわらかくなり、味わいが一層引き立つというわけです。
Q7. 刺身に使う魚を水に長く浸すとどうなる?

刺身用の魚を水に浸しすぎるのは絶対にNGです。
では、長時間浸すとどうなってしまうでしょうか?
①より旨味が増す
②食感がよくなる
③水っぽくなって味が落ちる
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正解は③水っぽくなって味が落ちる

魚を水に浸すと身が余計な水分を吸い、水っぽい食感になってしまいます。
旨味や風味まで流れ出してしまうので、洗ったあとはすぐに水気を拭き取っておくのが理想です。
Q8. サバやアジなどの刺身を食べるときに気をつけたい寄生虫は?

撮影:tsuki
最近よく話題に上がる寄生虫。
サバやアジなどに寄生する代表的な寄生虫は次のうちどれでしょうか?
①アニサキス
②ノロウイルス
③イカリムシ
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正解は①アニサキス

アニサキスはアジやサバなどの内臓に寄生する寄生虫。
冷凍や加熱で死滅しますが、生食では注意が必要です。
最近では寄生虫を光らせて確認できる「アニサキスライト」も市販されており、家庭でも手軽にチェックできるようになっています。
Q9. 焼き魚に塩をふるタイミングは?

焼き魚に欠かせない「塩」。
そのタイミング次第で仕上がりに差が出ます。
塩をふるタイミングとして正しいのは、次のうちどれでしょうか?
①焼いたあと
②焼く前
③食べるとき
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正解は②焼く前

焼き魚を作る際には、焼く前に塩を振るのがベストです。
臭みのある魚は焼く10分ほど前に塩をし、臭みの元となる余分な水分を出すのがおすすめ。
一方、鮮度が高い魚の場合には、焼く直前に塩をして旨味の元となる水分を残した状態で焼くようにしましょう。
Q10. 魚の臭みを取るのに適している調味料は?

魚料理で避けたい「生臭さ」。
これを和らげるのに役立つ調味料はどれでしょう?
①砂糖
②酒
③バター
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正解は②酒

酒には揮発性の成分があり、魚の臭みを和らげる働きがあります。
煮魚の調味料に使うと臭みが抑えられ、旨味が際立つ仕上がりに。
身をやわらかくして、味をしみ込みやすくする効果にも期待できます。
美味しく調理するのは知識が必要です!

魚料理を美味しく仕上げるには、ちょっとした知識が欠かせません。
今日のクイズで確認したポイントを覚えておくだけで、刺身も焼き魚もぐっと美味しく仕上がります。
試してみると、「あ、違う!」という手応えを実感できるはず。
魚料理がもっと楽しくなるので、ぜひ楽しみながら腕を磨いていきましょう!
撮影:山下洋太







