ゲーターの万能さを知ってほしい

皆さんはゲーターというアイテムをご存知でしょうか?
膝から下を覆って脚を保護するものを指し、釣りにおいては岩場の多い渓流シーンなどで愛用されている釣り用アイテムです。
今回は、そんなゲーターの魅力を解説。実際に筆者が愛用しているお気に入りのゲーターも合わせてご紹介します!
やんばる
渓流のイメージが強いゲーターですが、じつは磯やサーフなどでも大活躍してくれるんです!
釣りは『ウェットゲーター』が主流

もともとゲーターとは“山道具(スパッツ)”と知られ、膝下を覆うことで雪や砂などの侵入を防いで脚を守るアイテムとして使用されてきました。

そんな中で釣り用として、登場したのがウェットゲーター。クロロプレン素材のものが多く、伸縮と弾力に優れており動きづらさを感じにくい造りになっています。
また、ゲーターはウェーダーのように完全防水というわけではなく、水が内部に入り込む構造。
そのため、真夏の釣りには相性が良く脚をしっかり保護しつつも水に浸かればクールダウン効果も得られて、涼しく快適に釣りを楽しめるアイテムなのです。
ゲーターがぴったりなフィールドは?
渓流

ゲーターを愛用するアングラーが多いのが渓流シーンです。
ゴツゴツした岩や鋭い小枝から脚を保護してくれるのはもちろん、マダニなどの虫対策としても有効。
ゲーターのみで釣行できるのは、暑い時期かつ水温が低すぎないポイントに限られますが、持っておいて損はありません。
やんばる
シーズンイン当初の北海道ではさすがに冷たすぎました。汗
サーフ

じつは真夏のサーフこそ、ゲーターの真骨頂。
日陰のないサーフで水に入って脚を冷やせるのは大きな利点です。
さらにウェーダーよりコンパクトで、洗いやすく乾きやすいのも魅力。砂が落ちにくいという欠点はあるものの、それ以上に得られるメリットが大きいのがサーフでのゲーター釣行です。
やんばる
クラゲの猛攻からも守ってくれますよ!
磯

私がゲーターを一番使用しているのが磯。
磯の釣りでウェーダーを履くと、飛沫が中に入ってきたりなど、万が一なことでかえって危険な場合も多々あると感じています。
不安定な足場が多い磯では、脚をしっかりと保護しつつ、動きやすさも求められます。そんな磯にこそフィットするのが、軽快に動けるゲーターだと感じています。
やんばる
磯でヒラスズキを狙う際は、必需品です!
ゲーターを履いてよかった5つのこと
ウェーダーより動きやすい

柔らかい素材がゆえに脚にフィットしてくれるので、動きにくさを感じることはありません。
むしろウェーダーと比較すると、より軽くて動きやすさも快適。ウェーダーのように水を弾かないので、水の抵抗が少なく水中での移動がよりスムーズになりました。
やんばる
着用感はノンストレスで、とにかく機敏に動けます!
夏場はとにかく涼しい

中に水が入る構造なので、熱くなった脚を自然と冷やしてくれます。
丈の長さも膝までと絶妙な設定で、蒸れ知らず。
真夏の炎天下の中でも、ウェーダーのような不快感はなく、快適に釣りが楽しめました。
やんばる
水に浸かることで、水温の変化を敏感に感じとれるのも、釣り人としてはありがたいポイントです!
安心感が半端ない

ゲーターを取り入れる前の磯の釣行でよくあったのが、フジツボなどにレギンスを引っかけて破いてしまうという事故。また、海藻で滑って脚を怪我することもしばしば……
しかし、肉厚なゲーターを履いてからは破れることはなくなり、適度なクッション性も効いて脚の怪我も無くなりました。
保護という意味でも安心感は計り知れません。
やんばる
月に4〜8回のペースで使用していますが、ゲーター自体が破れることはなく、ほぼ無傷です。
ウェーダーの保護にも◎

ここまで紹介してきたのは直履きを想定した使い方でしたが、じつはウェーダーの上から着用するという手もあるんです。
これにより脚の保護はもちろん、高価なウェーダーの生地へのダメージを軽減してくれるという効果も。
さらに保温性も高まるので、寒い時期の使い方としてかなり有効。夏だけでなくオールシーズンで活躍できるのも、ゲーターならではの魅力です。
場所を取らない

ウェーダーだと、毎釣行後の干す場所や収納スペースが悩みどころですよね……
ゲーターであれば、折りたたんでもそのままでも非常にコンパクト。干す場所や収納場所で困ることはほぼないでしょう。
やんばる
私はいつもお風呂場の洗濯棒にぶら下げて乾かしています!
【筆者愛用】おすすめウェットゲーター
リトルプレゼンツ AC-10 ウエット ゲーター
リトルプレゼンツのウエットゲーター。コスパが非常に良く、筆者お気に入りのアイテムです。
厚めな生地の割に水の入りが良く、足袋が付いていて裸足でも使用することが可能なアイテムです。
やんばる
真夏は裸足で使用すると病みつきになりますよ!
リトルプレゼンツ AC-70 ウエーダー ゲーター
こちらは足袋がないタイプのゲーター。
足袋のサイズが合わない、こだわりのソックスがある、という方はこちらがおすすめです。
「ウェーダーは面倒くさい」そんな方にこそ!

軽い、丈夫、片付けが簡単、 そんな三拍子揃ったウェットゲーター。
「濡れることに抵抗がない」という方には、ぜひ一度試してもらいたい代物です。
一度使うとゲーター沼にハマること間違いなしですよ!