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「気づかんの?」そこの釣り人さん、もう他人事じゃないんですよ。

山や川、湖へと足を運ぶ釣り人にとって、自然との距離は何よりの魅力です。

しかしその自然の奥には、人間よりも強大な存在──熊がいます。

近年は釣り場での目撃情報が急増し、実際に被害に遭うケースも報告されています。

「自分は大丈夫」と油断してはいけません。

この記事では、2025年に発生した熊遭遇の事例や、釣り人が取るべき安全対策、万一出会ってしまったときの行動について解説します。

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目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

釣りを楽しむ皆さんへ警報!

制作:ゆかりん

最近はテレビのニュースでも頻繁に取り上げられているように、熊の出没が増加しています。

釣り場もその例外ではなく、2025年に入ってからも複数の事例が報告され、中には被害に遭う方もいます。

熊と人間の双方が不必要な恐怖や危険にさらされないために、そして安心して釣りを楽しむために、知っておきたいポイントをお伝えします。

2025年の熊遭遇事例

発生月場所概要
5月湖畔釣り客がクマに3メートルまで接近される事例が相次ぐ。人の釣り行動をクマが学習している可能性も指摘。
7月ダム上流でブラックバス釣りをしていた20代男性がクマに襲われ、重傷を負う。
7月釣りを目的に沼近くの公園を訪れた際、クマに遭遇。
7月河川釣り中に目の前をクマが泳いで横切る事例が確認される。

実際に私の耳に入ってきた情報だけでも、すでに複数の事例があります。

さらにSNS上では、注意喚起の投稿や熊の写真・動画を目にした方も多いのではないでしょうか。

事故を防ぐための安全対策

以下では、釣り人が熊と遭遇しないために留意すべき点を整理しました。

近年の熊は、従来の対策が必ずしも通用しないケースも報告されており、より慎重な備えが求められます。

決して一人では行動しない

出典:PIXTA

複数人で行動することは、熊に対する抑止力になるとされています。

さらに、万一の際には互いに救助できる可能性が高まります。

加えて、会話の声や複数人の足音が熊に伝わりやすく、それが遭遇回避につながるのです。

人間の存在を知らせる

撮影:TSURI HACK編集部

熊鈴やラジオ、ホイッスルなどを常に携帯し、定期的に音を出すことで自分の存在を知らせることが有効とされています。

熊は基本的に人間との遭遇を避ける習性があるとされ、この行動によって距離を保つ効果が期待できるとされています。

危険な時間帯を避ける

出典:PIXTA

とくに朝4時から7時、夕方5時から9時は熊の活動が活発になる時間帯とされています。

釣り人にとってはマズメ時ですし、涼しくて釣りしやすい時間帯ですが、熊の目撃情報が多い今、この時間帯の釣りは極力控えたいところです。

出没情報を必ず確認

出典:PIXTA

釣行前には必ず地域の熊出没情報を確認し、警報が発表されているエリアには立ち入らないことが重要です。

また、食べ物やゴミの管理も徹底してください。

釣った魚や食べ物の残りを現地に放置すると熊を誘引する恐れがあるため、必ず持ち帰ることが求められます。

熊撃退スプレーを携帯しよう

出典:PIXTA

万が一に備え、熊撃退スプレーを携帯することが推奨されています。

価格は一般的に1万円程度と安価ではありませんが、自分の命を守るための重要な装備です。

釣行時には必ず持参し、すぐに使用できる状態で携帯することが求められます。

熊に遭遇したら

制作:ゆかりん

釣りをしていて、もし目の前に熊が現れたら──多くの人が頭の中が真っ白になってしまうはずです。

熊撃退スプレーを携帯していない場合は、とにかく「相手を刺激しない」ことが最も重要

慌てて走ったり、大声を出したりせず、熊と対面した際の基本行動を事前に理解しておきましょう。

突然走って逃げない

逃げるものを追いかけたくなるのは動物の本能です。熊の目の前で咄嗟に走ってしまうと、追われる危険性が高まります。

突然走り出すことは避け、落ち着いてその場の状況に対処することが大切です。

熊に背を向けない

熊と遭遇した場合は背を向けず、ゆっくりと後退しながら徐々に距離を取ることが基本です。

大声を出したり慌てたりせず、落ち着いた態度で静かにその場を離れることが重要です。

安全を最優先に

出典:PIXTA

釣りの楽しさは、安全が確保されてこそ成り立ちます。

事前の対策を徹底し、熊との不幸な遭遇を未然に防ぐことが大切です。

私たち釣り人は、熊の居住地に立ち入っている立場であることを忘れてはなりません。

常に最新の地域情報を確認し、安全を最優先に釣りを楽しみましょう。

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