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チャビングは超手軽なルアー釣り。お子さまにもおすすめです!

道具は最小限、だからスキマ時間でもできるーー

これが“いちばん手軽なルアー釣り”かもしれません。

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目次

チャビングとは?

チャビングとは、オイカワやカワムツなどの小魚をルアーで狙うライトなルアーフィッシング

名前の由来はヨーロッパに生息する淡水魚「チャブ(chub)」からきており、チャブをルアーで釣る「チャビング(chubbing)」が日本に伝わったと言われています。

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今回はそんなチャビングの釣り方やおすすめの時期、タックル構成などをわかりやすくご紹介します!

いろんな魚が狙える!

チャビングのおもな対象魚は、どこにでもいる淡水魚、オイカワやカワムツ、ウグイなどの小魚たちです。

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ちなみに、カワムツの英名は(Dark chub)、オイカワは(pale chub)です。

筆者の経験上、過去にはニジマスが混ざったことも。

その他にもニゴイやコイ、ブラックバス、ハス、ナマズなどが食ってくることもあります。

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チャビング(chubing)という名称ではありますが、“淡水ルアー五目釣り”と聞くと、イメージも湧きやすいのではないでしょうか。

春〜秋まで楽しめる!

チャビングは、気温が上がり出して緑が増える4月頃から12月上旬にかけてが楽しみやすい時期です。

小川や水路、田んぼ脇の溝、台風後にできた一時的な水たまりなど様々なポイントで楽しむことができます。

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とにかく身近な場所で手軽にできる楽しい釣りですよ!

専用タックルは必要なし!

おもに使用するルアーは、1〜3g程度のエリアトラウト用スプーンや渓流用スピナーなど、小さくて軽いルアーです。

それらを投げられるタックルであればOKなので、エリアトラウトタックルやアジングタックルなどを流用することで手軽にトライすることができます。

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僕はエリアトラウト用のタックルをそのまま流用しています!
 
新しく揃える場合でも、鱒レンジャーなどの低価格帯の釣具で十分楽しめます!

大橋釣具 鱒レンジャー Next SP50

全長 5ft(1.5m)
ルアーウエイト 1〜7g
適合ライン 2〜4lb

ダイワ 24 レブロス LT2000S

重量 195g
巻取り長さ 68cm/ハンドル1回転
ギア比 5.2
糸巻き量 ナイロン3lb -150m、PE0.4号−200m

【注意点】遊魚券が必要な場合がある

チャビングを楽しむ上で、まず確認しておきたいのが遊魚券

様々な淡水域で楽しむことのできる手軽な釣りではありますが、河川によっては遊魚券が必要となる場合もあります。

釣行するエリアのレギュレーションは、事前にネットなどで確認しておきましょう。

いざ、チャビング釣行!

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ということで、実際の釣行の様子をお届け!
 
今回は仕事の休憩中に、チャビング調査釣行へ行ってきました。
 
エントリーしたのは職場近くの小川です。

釣り場に着いて、目の前の水たまりに目をやると……

すでにめちゃくちゃ泳いでるのが目視できます!

さすがカワムツはどこにでもいますね。しかし、水たまりにいるカワムツは警戒心が強く近づくとすぐ隠れてしまうので、ある程度流れのあるエリアへ移動します。

ちなみに今回は浅瀬を突っ切ってポイントを探すため、ウェーダースタイルでのトライ。

ちょっと重装備ですが、本来はもっと軽装でもできちゃう釣りです。

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さて、やっていきますか。

狙うポイントは、水辺に生えるアシや木の陰になっている部分。

※イメージ画像です

警戒心の強いカワムツは川沿いに茂るアシなどの草の陰に隠れていることが多いので、その中からルアーのアピールで魚を引っ張り出すイメージで探っていきます。

釣り方はスプーンやスピナーのタダ巻きでOKです。

このポイントでは毎投チェイスがありますが、小さい個体が多いためか、アタックしてきてもなかなかフッキングしません。

埒があかなそうなので、見切りをつけて次のポイントへ進みます。

次のポイントは、対岸に倒木がたくさんあって小魚の絶好の棲家になっていそうな場所。

狙うは流れの奥の倒木沿いです。

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間違いなくカワムツがいるはず……
 
早速投げていきましょう。

いいところに入った!

ゆっくりただ巻きすると……

ヒット!

狙い通りのところから出てきてくれました!

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ただ巻き中に、プルッ…プルッ…と当たりがあったので、辛抱強く同じスピードで巻き続けたら乗ってくれました!

地面に落としたり、手で掴んだりしないよう、ネットを濡らして……

キャッチ〜〜♪

これがチャビングのメインターゲット、カワムツです!

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綺麗な黄色のヒレ先と、厚みあるずんぐりとしたボディにボテっとした唇が、非常にチャーミングなフォルムです。
 
釣れてくれてありがとう!

その後も果敢に追いかけてきて食ってくるのですが、針にかかりきらずタイムアップ。

急いで職場に戻りました。

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短時間でも結果が出やすい簡単な釣りなので、本当にお手軽です。

ちなみに、今回釣ったカワムツは、職場の水槽で飼育することにしました。

カワムツは比較的丈夫なので、興味のある方は飼育にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。

釣った魚の生態をじっくり観察できるので、お子さまの自由研究のきっかけとしても面白い体験になると思います。

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ただし、命を預かることになるため、飼育を始める際はしっかりと方法や環境を調べたうえで取り組みましょう。

チャビングのワンポイントアドバイス

針のサイズ選択が釣果を左右する!?

好奇心旺盛でルアーに果敢にアタックしてくるカワムツですが、口が小さいため大きな針だと掛かりきりません。

トラウト用のルアーをそのまま流用する場合でも、フックサイズは下げておくことをおすすめします。

万が一の大物が掛かった場合に備え、ドラグは緩めにしておきましょう。

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チャビングでは#14もしくは#12のフックサイズがおすすめです!

また、ハリス留めをつけて赤虫針をつけるフックシステムもおすすめです。

小さい個体もたくさん釣れるので、数釣り派の方はぜひチャレンジしてみてください。

あるともっと楽しい!便利ツールたち

スニーカースタイルでも成立するチャビングですが、浅瀬や水たまりに入れる装備があると、狙えるポイントがグッと広がります。

暑い時はウォーターシューズで足元から涼しく、濡れたくない時はウェーダーがあると良いでしょう。

また、観察ケースがあると、撮影時でも魚にダメージを与えづらくなります。

生き生きとした魚本来の美しさが見れるので、ぜひ持っておきたいアイテムですね。

1つもっておくと、チャビング以外でも様々な釣りや水生生物採集で使えます。

カワムツやオイカワは、掛かった瞬間から釣れた後までかなり派手に暴れるため、ランディングまでに外れてしまうことが多いです。

早めに濡れたネットでキャッチしてあげると、取り逃すことも減り、魚体へのダメージも抑えられます。

また、バッグや衣類に引っ掛けられるピンオンリールがあると便利です。

ピンオンリールにスプリットオープナー、ラインカッターをつけておくと小物がかなりライトにまとまるのでとてもおすすめです。

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どんな釣りでもそうですが、チャビングはとくに手軽な釣りなので、装備もできるだけコンパクト納めたいですね!

スキマ時間に、子供と一緒に、チャビング!

今回は身近な場所で手軽に楽しめるルアーフィッシング、チャビングを紹介いたしました!

ビギナーでも簡単にトライできる釣りですが、意外と奥深くてハマってしまう楽しい釣りものです。

ぜひ、皆さんもお近くの河川や水路でチャビングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

撮影:GUPPY

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