家庭サービスと釣りを一緒にできたら……

働き盛り、子育て真っ只中の“パパ釣り師”のみなさん、家族に快く釣りに行かせてもらえていますか?
仕事に育児にてんやわんやな日々。ママからは「釣りに行ってる場合じゃないでしょ!」と叱られることもしばしば……そんなことが続くと釣り欲も爆発寸前でしょう(笑)
かくいう筆者も、働き盛り&家庭持ちアングラー。
そんな私が釣行回数を稼ぐために行き着いた結論のひとつが「いかに家族を巻き込めるか」でした。
おかもち
同じ悩みをお持ちの一家の大黒柱のみなさん、お待たせしました。
実際に私が実践するプランなども紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
なぜ“釣りに行きづらい”のか考える

家族の生活を支えるために、日々夜遅くまで仕事に打ち込んでいる方も多いはずです。
なのに「週末は釣……」と言いかけた瞬間に、雷が落ちた経験をされた方も一定数いると思います(笑)
そもそも、なぜ釣りに行きづらいのか。例えば……
- 釣具代や交通費など、費用が高くつく
- 車、家、服が魚臭くなる
- ママの家事の負担がさらに大きくなる
- 水辺での事故など、もしものことが心配
- パパだけ楽しいことしてズルいと思われる
などなど…..原因は様々。
当然、解決策も様々なわけですが、その中でもひとつ実践して良かったと思うのが「家族も楽しめるような計画をする」ということです。
おかもち
「パパだけ楽しいことしてズルい」というのは、私が実際に妻から言われているコト。
家族みんなが楽しめるプランを提示すれば、釣りも行きやすいかもと考えたわけです。
あくまで家庭第一、釣りは二の次

「家族と一緒に楽しむぞ!」と意気込んで多くの人がやってしまいがちなことが、家族と一緒に釣りをしてしまうことです。
もちろん、そこで釣りにハマってくれたら最高ですが、そんなにうまくいくことはなかなか難しいかもしれません。
釣り好きな人とそうでもない人との間には明確な“釣り温度差”があり、その差が大きいと釣り場で互いにイライラ……なんてことも。
なので、まずは家庭が第一ということは忘れずに。みんなが好きなことを楽しめたり、非日常体験ができるプランを計画することが重要です。
おかもち
あくまでも釣りは二の次。
「スキマ時間に釣りをさせてもらう」くらいの気の持ちようでいることが重要で、自分自身も楽だと感じています。
“家族旅行×釣り”抱き合わせプラン3選

自身の釣りと家族の楽しみを両立できるプランはないものか……ここでは、そんなお悩みで頭を抱えている方々に3つのプランをご提案。
どれも実際に私が実践しているもので、スキマ時間を釣行に充てた家族優先プランです。
ハードめなものもありますが、釣りをさせていただけるのだから文句は言わないように(笑)
おかもち
すべて1泊2日を想定してプランを組みました。
私もそれなりの釣りキチなので、出発前や帰宅後も釣りする前提です。悪しからず!
キャンプdeちょい釣りプラン

同じアウトドアということで親和性の高い、ファミリーキャンプと釣りのミックスプラン。
管理釣り場が併設された川沿いのキャンプ場や湖畔キャンプ場、海が近いキャンプ場などであれば両者の欲を満たせる可能性は格段に上がります。

家族で自然を満喫しつつも、ちょっとしたスキマ時間さえあれば気軽に釣りを楽しめる点がGOODポイント。
自然に身を置くことの楽しさを感じてもらえれば、釣りに対する理解度も上がるかもしれません。
おかもち
釣り場にアクセスしやすいキャンプ場を選べるかが重要になってきます。
釣りに行かせてもらえたら、感謝の意を込めて美味しいお肉を振舞ってあげましょう!
深夜の限界突破プラン

観光名所やテーマパークなど、シンプルな旅行に夜釣りをぶっ込んでしまおうというハードめのプランです。
我が家では、「子どもが好きな全国各地の電車を見に行く」家族旅行に、夜釣りを抱き合わせるプランを多用しています。

念願の釣りスポットの近くに行ける可能性はグッと上がりますが、体力面はかなりシビア。
翌日の家族サービスで、パパのガッツが試される“諸刃の剣”プランと言えるでしょう(笑)
おかもち
高知のアカメ狙いなんかでもこのパターンを多用しています。
なかなかハードなので栄養補給もお忘れなく。ファイトーイッパーツ!
【癒】湯けむりマズメプラン

毎日のお仕事や家事育児で疲れているパパ・ママみんな満足度爆上がりの温泉プランです。
釣り人は体を酷使しがちなので、たまにはこういうのも良いかもしれません。リラックス要素多め、温泉や美味しいご飯でひたすら癒されましょう。

釣りをするなら、リラックスタイム前の夕マズメや気持ちの良い朝マズメだけサクッと行くのがおすすめ。
筆者の場合、温泉に浸かると酒が飲みたくなり、気づいたら釣り欲が低下することも……。
おかもち
たまにはゆっくり過ごすのも良し。
ゆっくりしすぎると、帰宅後は釣りに行きがちです(笑)
釣りのために小さな徳を積み続けましょう

今回紹介したプランに適した場所が近場にあれば尚良しですが、遠出となると毎週続けるのは正直難しいところです。
ですが、一家の大黒柱が見せる心意気をよって、家族の気分が良くなるということも事実。
最終的には「釣りに行かせておけば私も良い思いができる」と家族に思ってもらえれば、釣り人としては御の字なわけです。
そう考えると、「塵も積もれば山となる」と言うように、日々の感謝を行動や言葉で示すなど、小さなことでも積み重ねていくことが何よりも大切なのかもしれません。
おかもち
日々の行いが良ければ、次の「釣りに行ってきます」もきっと快く送り出してもらえるはずです。
そして、たまには大きなイベントも企画してあげてくださいね!
撮影:おかもち