魚は好き!でも匂いは……
魚釣りの天敵「匂い」。手についた魚の匂いやヌメリ。撒き餌や練り餌の匂いというのは、普通の石鹸やハンドソープではなかなか落ちないんですよね。今回はしつこい匂いに試したいアイテムや、身近にあるもので出来る匂いを対策をご紹介します。
そもそも、どうして匂うの?
魚は生きているうちはそこまで匂いはありませんが、魚が死んで時間が経つと、死んだ魚を栄養として細菌が繁殖します。その細菌から発せられる「アミン臭」が生臭さの原因とされています。
アミン臭は手になじみやすく、一度触れてしまうと手の皺や目に見えない細かな隙間に入り込み、通常の手洗いではなかなか落としにくいという特徴があります。
しつこい匂いに試したい・手洗い方法7選!
専用のハンドソープを使う
釣り情報サイト「ツリホウ(釣報)」を運営するウミーべ株式会社が販売している「フィッシュソープ」は魚・釣り餌の臭いとヌメリから生じる匂いに強い「銅・チャ葉エキス」を配合。さらには「こんにゃく由来のスクラブ」が使われており、魚のヌメリや手の皺に入り込んだ匂いを取り除く工夫が施されています。
手洗いブラシを使う
手の皺や隙間に入り込んだ匂いには、素手で石鹸を揉み込むだけでなくブラシを使うとより効果が期待できます。歯ブラシやタワシも使えますが、毛が固く痛かったりするので専用のものを一つ検討してみても良いかもしれませんね。
柑橘系の果物の皮を使う
すだちやレモンなど、生臭さが強い魚料理でもよく使われる柑橘系果汁。もちろん皮にも細菌の殺菌・分解作用があるので、すだち・レモン・カボス・みかんなど、料理の際に余った皮を揉み込んで洗うのも一つの方法です。
コーヒー豆の挽きカス・お茶の葉を使う
コーヒー豆のカスはアンモニア臭の脱臭効果が高い事で知られ、魚焼きグリルの消臭に使う人もいます。またお茶ガラを乾燥させて消臭剤として使う事もあるので、手洗いの際にも消臭効果が期待できます。どちらも水と一緒に使うのではなく、乾燥させたものを手のひらにのせて揉み込みます。
酢水を使う
お寿司をはじめ、生魚を用いる料理では定番の調味料ですが、お酢の殺菌・除菌作用は古くから知られていますよね。手洗いで使う場合は手がお酢臭くなってしまうので、水で2倍程度に薄めたもの溜めて置き、その中でゴシゴシと揉み洗いします。
ステンレスでこする
かつて、ステンレスで手をこすると魚の匂いが取れやすくなるという口コミが広がり、ステンレス製の石鹸など関連商品が多く発売されました。実際の所、ステンレスの消臭効果を裏づける資料は見けられませんでしたが、効果を実感し利用している方もいるようです。100円ショップでも取り扱いがあるので、気になった方は試してみてはいかがでしょうか。
手が洗えない時は「除菌・消臭剤」も
釣り場の水で手を洗って、まだ匂いや衛生面が気になる時ってありますよね?そんな時はスプレータイプの除菌消臭剤がおすすめです。ビエリモは食品添加物から作られた除菌消臭剤で誤って口に入っても無害です。
エコシンフォニー 除菌剤 ビエリモ 500ml 黒ボトルスプレータイプ(100ppm)
ウェアやクーラーボックスについた匂いに
魚用消臭スプレー
魚用の消臭スプレー。連続で釣行の際にウェアを洗う時間がないという時にも活躍してくれそうです。
ゴールデンミーン クーラーBOX洗浄剤
クーラーボックスに残ってしまった魚の匂いを取り除くタブレット型洗浄剤。
その他・洗面台用品
匂い対策とは関係ありませんが、お魚モチーフの洗面台用品をご紹介!かわいらしいモチーフに囲まれれば、大変な手洗いも楽しくなるかも?
石鹸置き
お魚モチーフの石鹸
釣った際にも対策を
魚は死後の細菌の増加が匂いの原因とご説明しましたが、魚の血が残っている事も細菌繁殖を助長させてしまう原因の一つです。ある程度大きな魚は釣ったら直ぐに締め、氷漬けする事で細菌の増殖を抑えましょう。
魚の締め方については以下でご説明しています。