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でっかいルアーをなぜ投げる?それは一番◯◯◯だから

今やビッグベイトを1つや2つは持っている、という方は多いと思います。

皆さん、実際のところ、そのビッグベイト現場で投げていますか?

目次

でっかいルアーをなぜ投げるのか

ビッグベイトと呼ばれる大型のルアーが流行し、完全に一つのジャンルとして定着した令和時代。

各メーカーから、ビッグベイトはおろか30cmを超えるようなジャイアントベイトまでさまざまなルアーが登場しています。

ルアーの値段も高いし、専用タックルも必要、キャストも疲れる……しかしながら、そこまでしてそんなにでっかいルアーをなぜ使うのか。その理由を考えてみます。

ビックリマン高田

「ビッグベイトで釣ったことがない」「釣れると思えず投げたことがない」といった人がいれば、反対に「好きすぎてビッグベイトしか投げない」といった人など……
 
ビッグベイトへの思い入れや考え方というのは、人によって本当にさまざまですよね。

釣れた感動が大きい

例えばですが、「ビッグベイトと小さなワーム、どちらの方が魚を簡単に手にすることができる?」と問われれば、小さなワームと答える人が大多数でしょう。筆者も同感です。

なので、あえて“難易度の高い=なかなか釣れない”難しい条件で釣れた魚の感動は大きくなるのではないでしょうか。

また、でっかいルアーは、ルアーフィッシングのカッコよさの象徴ともいえます。ビッグベイトを加えた魚を手にしたときに感動する人も多いようです。

ビックリマン高田

僕は琵琶湖のプロガイドで、数ある釣りの中でもビッグベイトを中心に組み立てることを得意としています。
 
それ故、お客さんのビッグベイトフィッシュは日頃よりよく目にしていますが、感動で手が震えている人も少なくありません。

一発大物狙いのため

でっかいルアーを使うと釣れる魚もでっかいことがほとんど。それゆえ、でっかい魚を選んで釣るためにビッグベイトを投げているという方もいます。

逆にいえば、小さな魚は大きいルアーを食うことができないとも言えるので、ボウズ覚悟の一発大物狙いということになります。

ビックリマン高田

「とにかくでかい魚を釣りたい」これも理由の一つですよね。
 
“ビッグベイト=ビッグフィッシュ”というのは昔から言われています。

【筆者的意見】一番釣れるから!

「感動が大きい」「大物狙い」といった理由は、”でっかいルアーをなぜ投げるのか?”という問いの答えとして適切だと思います。

ですが、もし筆者が質問されたとしたら……

“でっかいルアーが一番釣れるから”

と答えるでしょう。もちろんこの答えには条件がつきます。

ビックリマン高田

正確に言えば、“でっかいルアーが一番釣れるとき”にでっかいルアーを投げるのです。

“でっかいルアーが一番釣れるとき”とは

では、“でっかいルアーが一番釣れるとき”というのは、具体的にいつなのでしょうか。

魚種問わず、でっかいルアーが一番釣れるシチュエーションを掘り下げていきます。

ビックリマン高田

琵琶湖でのガイドや動画ロケなどの重要な場面で、“デカいルアーを最適解だと思って投げる”、そんなシチュエーションを紹介します。

裏を返せば、その状況に当てはまらないときは大きいルアーはあまり釣れません。
 
そんな条件も心の声で皆様にこっそりお伝えします。

でかい餌を食っているとき

シンプルかつ最も多い状況、それは対象魚がでかいベイトを捕食しているときです。

じつは、でかいベイトを捕食しているシチュエーションは珍しいことではありません。とくにバスやシーバスなどをはじめ、釣り人の主要ターゲットとして人気を集める魚たちは大きいベイトを好んで捕食していることが多いのです。

バスであればフナ、ブルーギル、ニゴイ、ハスなど。海であればコノシロやボラなどがでかいベイトにあたるでしょう。

ビックリマン高田

15〜20cm程度の小魚は、全国各地のフィールドでベイトになっていると思います。そのため20cm前後のビッグベイトは比較的どこでも通用すると言えるでしょう。
 
30cmを超えるようなフナやボラがベイトになっているときは、30cmクラスのジャイアントベイトが一番釣れる……というわけです

反対に小さなエビや小魚を捕食しているときは大きなルアーは有効ではないです。
 
釣れないこともないですが最適解とは言えないことが多いでしょう。

探るエリアが広大なとき

広大な水草エリアや岩礁帯、または永遠に続く岸際のストラクチャーなどでは、存在感やスピードを活かして素早く広く魚にアプローチできることから、でっかいルアーが有効です。

小さなワームだと時間がかかってしまうような場面でも、1〜2投で答えが出るビッグベイトは効率が良く、結果的にフレッシュな魚に出会う確率を高めてくれるのです。

ビックリマン高田

時間かけて難しい魚を食わせるよりも、いろんなエリアを巡って反応の良い魚を探っていったほうが簡単に釣れる、という状況は多々あります。
 
ビッグベイトメインで釣りすることが、琵琶湖や海などの広大なフィールドで有効なのはもちろん、例えば、ため池などの小規模フィールドであってもスピードを上げて何個も池をまわる……なんていうことを可能にしてくれるわけです。

反対にポイントが絞れているときや、魚がストラクチャーにたくさん付いているという状況で、いきなり大きなルアーを入れるのは悪手かもしれません。
 
いわゆるフィネスなルアーでアプローチしていたら何本も釣れたのに……なんてことになりかねません。

普通サイズのルアーだと見つからないとき

普通のサイズのルアーだと魚から見つかりにくいという状況が存在します。

例えば、濁りが入ったとき。普通のルアーよりもでっかいルアーの方が見つけてもらえる確率がより高くなります。

また、ベイトフィッシュの数が多すぎるときも、ルアーの存在感が大きくないとベイトフィッシュにかき消されてしまう可能性があります。

ビックリマン高田

僕は濁っている時には、ほぼ迷いなくデカいルアーを投げます。
 
また、シーバスをやっていて一面がベイトフィッシュに埋め尽くされるような状況でジャイアントベイトを投げたらよく釣れるのに、普通サイズのルアーを投げたらうんともすんとも……なんて経験もありました。

反対に濁りがなくクリアアップしている時や、ベイトフィッシュが少ないときにはビッグベイトは見切られることが多くなります。

小さい魚と大きい魚が混在しているとき

活性の高い群れに遭遇するというラッキーな状況がたまにあります。

その群れに小さい魚から大きい魚まで混在していると、通常サイズのルアーを使っていては先に小さい魚が食ってきてしまうということがあるのです。

そんなときは大きなルアーを使うと、大きな魚だけを選んで釣ることができます。

ビックリマン高田

とくに大きい魚だけを狙うときは、30cmを超えるジャイアントベイトでアプローチすることもあります。

大きい魚だけの群れであれば、通常サイズのルアーでプレッシャーをかけずにアプローチしたほうが結果的に釣る数を伸ばせることもあります。
 
的確な状況判断が重要です。

怒りを誘発するのが有効なとき

魚は怒りで捕食のスイッチが入ることがありますが、でっかいルアーには怒りを誘発させるパワーがあります。

産卵前後やテリトリー意識のある魚が、そのパターンで反応してくれる傾向が強いです。

ビックリマン高田

バスでいえばプリスポーンやポストスポーンにその傾向が強いでしょう。
 
その他の魚でもテリトリーでゆっくり焦らすようなアクションを加えると突然スイッチが入ることが多々あります。

反対に状態判断やアプローチを失敗すればスイッチを入れるどころか、魚に逃げられてしまうこともあります。
 
冷静な判断と正確なアプローチが必要です。

でっかいルアーがハマる魚

ブラックバス

ビッグベイトやジャイアントベイトといったルアーが生まれたのは”バスフィッシング”。

もちろんでっかいルアーがハマる魚です。

ビックリマン高田

バスは僕のメインターゲットです。
 
大きいベイトを捕食していることも多く、ビッグベイトで狙える魚です。

シーバス

海の人気ターゲットのシーバスもでっかいルアーに向いた魚。

ボラやコノシロなどの大型のベイトを捕食することも多く、ビッグベイトで釣るという目的を達成するには最も向いたターゲットとも言えます。

ビックリマン高田

でっかいルアーが最も有効になるターゲット。
 
全国各地の海に生息しているのも魅力ですね。

怪魚

巨大になる怪魚と呼ばれる魚たちも大きいルアーが有効です。

日本に生息している魚だと、アカメやビワコオオナマズなどが挙げられます。

ビックリマン高田

1mを超えるようなフィッシュイーターは捕食するベイトも大きいことが多いですね!

一番釣れる!もはや浪漫とか夢とかの話ではない

でっかいルアーが一番釣れる……信じがたいかもしれませんが、そういう状況は意外とあるものです。

釣れるときを見極めて投げれば、自己記録を塗り替えられるような素晴らしい魚と出会えるかもしれませんよ!

ビックリマン高田

僕は1年通してかなりの日数をビッグベイトで釣りをしています。
 
特別なルアーじゃなくて、よく釣れる選択肢の一つとして自信をもってオススメします!