カタクチイワシについて

カタクチイワシはニシン目カタクチイワシ科の魚で、成魚の全長は10センチほどで、大きくても18センチほどです。日本で最も漁獲量の多い魚で貴重な水産資源となっています。
名の由来
名前の由来は、下アゴが上アゴより極端に短く、片方にしか口がないように見える所から来ています。
別名や地方名
カタクチイワシは、背中が黒っぽいことから別名、セグロイワシとも呼ばれています。その他にも、ヒシコイワシ、コイワシ、シコイワシ、シシコなどと呼ばれています。
カタクチイワシの生息域
日本では北海道から九州の太平洋、日本海、東シナ海、瀬戸内の沿岸に生息し、表層を大きな群れで泳いでいます。口を大きく開けて回遊し、植物プランクトンや動物プランクトンを食べています。
カタクチイワシの稚魚

カタクチイワシの稚魚は馴染みのあるちりめんじゃこの原料となるシラスです。マイワシやウルメイワシの稚魚もシラスと呼ばれていますが、漁獲量が多いことやウルメイワシは鮮度が落ちやすいことなどから、シラスと言えばカタクチイワシのシラスがほとんどです。
マイワシやウルメイワシとの違い
マイワシやウルメイワシに似ていますが、比べると小型で体形も細く、目が頭の前方に寄っていて口が目の後ろまで大きく開くなどの特徴があります。また、同2種はニシン科の魚に分類されます。

マイワシは、魚体の側面に黒色の斑列があることで、区別ができます。
▼マイワシを紹介している記事です。

ウルメイワシは、名の由来でもある潤んだ目と、大きさで区別をします。
▼ウルメイワシを紹介している記事です。
カタクチイワシの人気レシピ3選

カタクチイワシの鮮度が良いものは、お刺身にして生姜醤油やからし酢味噌でで食べるととても美味しいです。鮮度が落ちるのが早い魚ですが、たくさん釣れるたらアンチョビやオイルサーディンにして美味しいまま保存できます。その他、丸干しや塩焼き、唐揚げ、南蛮漬け、つみれなど様々な料理で美味しく食べることができます。
カタクチイワシのから揚げ

カタクチイワシは唐揚げで骨まで丸ごと美味しく食べることができます。おやつとして子どもにも人気がある食べ方で、大人もお酒のあてにぴったりで、箸が止まらない美味しさです。レシピのようにシソや練り梅を添えてもいいですし、レモンを絞って食べても美味しいですよ。
カタクチイワシの南蛮漬け

カタクチイワシの南蛮漬けも骨まで丸ごと美味しく食べられる調理法です。タレにも負けないしっかりしたアジのカタクチイワシは南蛮漬けにぴったりで、たくさん釣れたら翌日も美味しく食べられます。
カタクチイワシのオイルサーディン

缶詰で有名なオイルサーディンですが、意外に簡単に作ることができます。新鮮なカタクチイワシで作るオイルサーディンは絶品です。たくさん釣れたらオイルサーディンにして保存して、サラダや丼など色々な料理にして食べましょう。
カタクチイワシの釣り方

カタクチイワシは各地の堤防や海釣り公園などで釣ることができます。ベストシーズンは4月~11月です。群れで表層を回遊しているので、サビキ仕掛けで手軽に狙えてファミリーフィッシングでも楽しむことができます。寄せエサはアミエビを使い、釣果が出ないときは多点バリにアミエビを付けるトリック仕掛けも効果的です。
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カタクチイワシをたくさん釣りたい!

カタクチイワシは海釣り施設などでも釣ることができるので、初心者にもおすすめです。表層を泳いでいるので魚影を見ながら釣りをできるのも楽しいポイントです。カタクチイワシは鮮度が落ちるのが早いため、釣ったらすぐにキンキンに冷えた海水に入れて持ち帰りましょう。ぜひ美味しいカタクチイワシをたくさん釣ってください!


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