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【バス釣り】意外とみんな“餌”の存在を忘れがち

【バス釣り】意外とみんな“餌”の存在を忘れがち

突然ですが、皆さんは何を基準にしてバスフィッシングを展開していますか?

バス釣りにおいて“何を基準にするのか”という事は上達するために最も重要な要素の1つ。

今回はバス釣りをする上で非常に大切な基準。餌(ベイト)についてお話しです。

目次

意外とみんな“餌”の存在を忘れがち

ビックリマン高田

バス釣りをする上で非常に大切な基準である(ベイト)。その話をする前に、「これを基準にしていては、上達できないだろうなぁ」という例をご紹介していきます。

“話題のルアー”が基準になっている

バス釣り雑誌

釣れていると話題のルアーを基準にしているパターン。思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか? 

SNSでやたらと釣果を見るルアーや、人気のルアーをとりあえず投げておけばよいと思っているアングラーは沢山いると私は感じます。

大前提、バス釣りは遊び。どんなルアーを選ぶかは個人の自由です。ただ、ことバス釣りを上達したいのであれば、このルアー選びの基準は間違っていると言えます。

“動画で見た動かし方”が基準になっている

YOUTUBEのバス釣り動画

ルアーの動かし方、使い方。これをメーカーの公式やSNSの動画で公開されている方法でしか使わない。という方も多いのではないでしょうか。

どうして、その動かし方なのか? 別の使い方はないのか? ステップアップするためには応用の考え方が必要です。

“ネットの情報”がポイント選択の基準になっている

ネット検索

SNSやネット等で得たポイント情報を基準にポイントを選択するというパターン。

これもルアー選びと同じですが、バス釣りをステップアップしていくなら誤った基準の定め方と言えるでしょう。

ビックリマン高田

ルアー・動かし方・ポイント。すべてに言えることですが、ネットの情報をなぞるだけで、どうして釣れたかを理解しないまま、それを続けるのは思考停止と言わざるを得ません。

今バスが追いかけている餌を基準にすべし

基本バスは餌がいるところにいる

バスの口の中

結論から申し上げますと、バス釣りで大切にすべき基準はズバリ“餌”だと私は考えています。

餌がいるところにバスはいますし、食べている餌が最適なポイント、ルアー、アクションなどを教えてくれるのです。

食べている餌は変化する

マイクロベイト

この釣り場はワカサギレイクで……この時期は虫パターンで……。などと、釣り場や時期においてセオリーはあります。

ところがバス釣りとは面白いもので、突然何らかの状況変化で捕食対象が変わることがあります。それは年単位で変化することもあれば日替わりで変化することも

その変化についていけず、セオリーや情報で思い込んでしまっては全く別のパターンに移行しても気が付かないという事も珍しくありません。

ビックリマン高田

バスフィッシングをより深く、面白くするためには“今バスがどんなベイトを捕食しているか”ということを基準におくことがよいと思います。
 

なぜならバスは餌を基準に行動しているからです。

実例!餌を追いかけて味わったいい話

ワカサギパターンが流行っていたが……

亀山ダムでバス釣り

私がはじめて亀山ダム(千葉県)に行ったとき、ワカサギパターンが盛り上がりを見せていました。

ミドストやホバストでワカサギ付きのバスを狙うというのが周囲のアングラーのメインパターンであったようで、ほとんどのアングラーは竿先にそれらのルアーを結んでいました。

私も少し試してはみたものの、ミドスト系のアクションは反応が悪かった。そこでエビ系のアクションを試してみると好反応を得られました。

釣ったバスの口の中からエビが出てくることも多く、終わってみれば40アップ多数の22本という、その日のボートハウスの竿頭になる釣果が出ました。

ビックリマン高田

初挑戦ということもあり、固定概念がなかったことも幸いしましたが、いかにバスが今食べている餌が重要かというのを思い知らされた釣行でした。

色々な釣りで反応があったが……

三島ダムでバス釣り

三島湖(千葉県)をはじめて訪れたのは4月の大雨の後でした。

その日は反応もよく色々な釣りで反応があったのですが、とくに岩盤の上を水が滴り落ちているポイントにバスが多いということに気が付きました。そして周囲はカエルの大合唱が起こっていました。

岩盤から落ちてくるカエルを狙って、バスが水の滴り落ちる場所に集結しているのではと考えて、ソフトベイトをスイミングさせると良型が連発しました。

ビックリマン高田

視覚的情報と聴覚的情報から仮説を立てて、餌を特定することができた例です

例年好調だったのはスモールルアーだったが……

琵琶湖でバス釣り

私は普段琵琶湖でガイドをしているのですが、2024年は冬の段階から鮒がメインベイトになっていることに気がついていました。

この数年はモロコが春の定番メインベイトでミドストなどが主流になってくるのですが、私は鮒を追いかけてビッグベイトメインでガイドを展開していました。

9inchサイズのビッグベイトにロクマルをはじめ、3〜4kgオーバーが連日釣れ続けるという凄まじい早春になりました。

反して、例年好調だったスモールサイズのソフトベイトは食わせることが難しくなっていました。

ビックリマン高田

他のアングラーはボリュームのあるスイムジグでも連日良い釣果を出しており、鮒という餌を基準にバスが動いていたことを実感する年になりました。

即使える!バスが今食べている餌の探し方

シンプルだけど自然を観察する

三島ダム

バスフィッシングは自然の中での遊びなので、自然を観察するというのはとても重要。

前述の三島湖の例がこれに当てはまるのですが、視覚と聴覚で餌を確認するという方法。シンプルですが意外と難しいです。

バスアングラーはバスばかり見ようとしがちで、周囲の環境に気を配れる釣り人は多くないと感じています。

ルアーの反応で探る

様々な系統を模したルアー

亀山ダムの例がこれにあたります。魚系、エビ系、虫系などのルアーを一通り用意して、投げて反応をみることで捕食している餌を割り出していく方法。

これがバスフィッシングの醍醐味で、ルアーローテーションでパターンを探すというのはこの作業のことを指すと私は考えています。

見えバスの目線を観察する

バスの目線

見えバスの目線は何を食べている(狙っている)かの大きなヒント!

見えバスが、岸際に顔を上に向けていれば、岸から落ちてくる餌を待っている可能性が高いです。

反対にボトムに顔を突っ込んだり、下を向いていればエビやゴリなどの餌を探している可能性が高まります。

ビックリマン高田

周囲を観察し、ルアーの反応で探り、バスの目線を意識する。この3つをお忘れなく!

逆に餌に惑わされるときもある

餌を基準にする中で、少し気をつけなければならない点もあります。

スポーニング時期は注意

ミッドスポーン ネストのバス

スポーニング。すなわち産卵の時期は餌への依存がなくなり、産卵行動を基準にバスが行動するようになります。

この時期だけはアングラーも産卵の進行具合を基準に行動しないと、バスを見失うことになります。

見えるものと違うものを食べている

エビに夢中なバス

視覚的情報だけで思い込んでしまうミスもあります。

例えば、足元にオイカワの群れが見えているとしましょう。これがバスのベイトだと思っているとじつはバスはオイカワには目もくれず、エビを捕食していた……なんてことが多々起こります。

ビックリマン高田

あくまで“バスが追っている餌を基準にする”ということを覚えておきましょう!

餌を基準にすれば迷いはなくなる

バス

どの場所で、どんなルアーを、どのようにアクションすればよいか。これはバスアングラーの大きな悩みです。

釣れると聞いて買ってはみたものの、釣れる気もせずにタックルボックスの肥やしになっていくルアーたち……というのも多いのではないでしょうか。

ビックリマン高田

自分の狙っているバスたちが追っている“餌”を基準にすれば、タックル選びやポイント選びの迷いはなくなると思います!

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