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怪魚ハンター山根流・真冬に魚釣りを楽しむコツ

怪魚ハンター山根流・真冬に魚釣りを楽しむコツ

怪魚ハンター山根が冬に釣りを楽しむコツを紹介。

寒くて釣果も渋くなる冬ですが、対策をすれば楽しい釣りが可能です!

目次

真冬の厳しさは“寒さ”と“釣果”

冬は寒さが一番の天敵

真冬の釣りにおいて、楽しさを激減させる最大の要素は寒さでしょう。

真冬は風が強いことも多いので、実際の気温よりもさらに寒く感じてしまいます。

釣果に過度な期待をしてはダメ

魚釣りの楽しさを減らしてしまうもう1つの要素として、“過度な期待”があります。

いろんな魚が釣れ盛った晩秋とは、大きなギャップがあることを釣行前に理解しておきましょう。

「冬は釣れる魚を1匹ずつ大切に釣ることを楽しむ」という心持ちでいた方が満足感が高くなるはずです。

真冬でも釣りに行って楽しかったと思えます

ここまでの話だと、「厳冬期の釣りって、寒くて釣れなくて、まるで修行のようだ……」そんな風に思ってしまうかもしれません。

でも、防寒対策や釣果を得るコツさえ掴めば冬の釣りも楽しめるようになりますよ!

防寒対策で魚釣りは確実に楽しくなる

レイヤリングを適切に行う

真冬の防寒対策の基本は、アウター・ミドル・ベースレイヤーの役割を意識して重ね着(レイヤリング)することです。

肌をドライに保つベースレイヤーには保温性に優れたインナー、空気の層を構成するミドルレイヤーにはダウンやフリース、風や濡れを防ぐアウターレイヤーには防水防風性能に優れるシェルジャケットといった具合ですね。

怪魚ハンター山根
個人的に、アウターレイヤーはゆったりしたサイズがオススメです。
血流が悪くなると寒さを感じやすくなるので、多少のゆとりを持ったサイズ選びや重ね着がコツですよ。

▼防寒対策を解説した記事です

首・手首・足首の保温が大切

重ね着を完璧にできても、3つの首を露出させていると、ジワジワと身体の芯から冷えてきてしまします。

ネックウォーマーや手首までカバーするグローブ、足首に風が当たらないような冬用ブーツやハイカットのシューズも準備しましょう。

グローブは寒さや釣法に合わせて選ぶ

餌を付けたり、糸を結んだりと、細かな作業を行う魚釣りでは指先の防寒対策が難しいですよね。

そのため、その日の気温や釣法に合わせて、指先を出せるグローブと完全防備のグローブを使い分けるのがオススメです。

釣れた魚を触ったり、指先を洗おうとしてグローブが濡れたりすると一気に冷たくなってしまい、一日中冷たい思いをしてしまいます。

極寒時は、グローブや衣類を濡らさないように注意しましょう。

天気予報を把握することも寒さ軽減に繋がります

風向きに注目して釣り場を選ぼう

真冬は西高東低の気圧配置になりやすく、風が強い日が多くなります。

寒さ対策と釣りやすさを追求するために、気温だけでなく、風向きにも着目して風裏になりうる場所に釣行すると良いでしょう。

僕は風や波の予報はwindyという気象予報アプリでチェックしていますよ!

▼windyを特集した記事です

大荒れの日は延期が吉

波風が強く、吹雪いてしまうような日は大人しく釣行を延期すべきでしょう。

真冬に限らず、悪天候の日はどうしてもストイックな釣りになりがちです。

雨より雪の方がマシです

地域によっては、冬になると雪の日ばっかり……なんてこともあるかと思いますが、思いのほか雪の日は寒く感じなかったりします

雨の日よりも雪の日の方が快適ですし、強風晴天よりも無風で降雪の方が温かいと感じることも少なくありません。

また、降雪が溶けてしまうようなプラスの気温より、降った雪が解けない氷点下の方が濡れずに済むので暖かいことも。

体温を奪う要素として一番大きいのは濡れること。次に風に晒されること。この2点を意識して天気予報を見るようにしましょう。

真冬に釣れる魚を狙ってみよう

真冬でも釣れる魚の特徴

水温が低下する真冬は、魚の活性が低下して動きが鈍くなったり、岸辺から沖合へ魚が移動してしまったりします。

そこで、冬は“冬でも岸辺にいる魚”“冷水を好む魚”に狙いを定めて釣行するのが鉄則です。

ライトゲーム|メバル・カサゴ・ソイ類

根魚とよばれるメバルやカサゴ、ソイの仲間は、堤防や漁港に対しての定着性が強い魚です。

また、メバルは低水温を好むことから冬に釣果が上向きます。

これらの根魚は日中よりも夜間に釣果が出やすく、夕マヅメから出かけて半夜釣りを楽しむのも良いでしょう。

▼メバリングを解説した記事です

サビキ釣り|アジ・イワシ・チカ

夏のようにどこでも釣れるとはいきませんが、規模が大きくて水深の深い港では真冬でもアジやイワシが釣れることがあります。

真冬のサビキ釣りは地の利が釣果を左右することが多いので、釣果情報等を駆使して良いポイントを見つけることが重要です。

▼サビキ釣りを解説した記事です

シーバス|1月下旬からバチパターン

ルアーフィッシングを真冬でも楽しみたいなら、シーバスゲームはいかがでしょうか?

最盛期は2月からですが、東京湾等では1月下旬からバチ抜けにより好釣果が得られるようになります。

バチパターンはもっとも簡単にシーバスが釣れるパターンの1つとも言われますので、ぜひチャレンジしてみてください。

▼バチパターンを解説した記事です

投げ・ブッコミ釣り|アナゴ・カレイ

冬のブッコミ釣りや投げ釣りではカレイやアナゴ、北海道ではカジカも狙い目となります。

車が横付けできるような釣り場では、車で待機することもできるので天候が悪くてもブッコミ釣りなら釣果を得られるかもしれません。

▼ぶっこみ釣りを解説した記事です

管理釣り場|トラウト・バス

とにかく手堅い釣果を追求したい方には、管理釣り場がオススメです。

一言に管理釣り場といえども、数釣り重視な場所、魚種が多い場所、美味しいマスが釣れる場所、ブラックバスの管理釣り場などなど、さまざまなジャンルがあります。

普段は釣り堀には行かない人でも、しっかり釣り場を吟味してから行けばきっと楽しい1日を過ごせるはずですよ。

▼管理釣り場を解説した記事です

釣果情報に敏感になろう

冬が良い魚でも釣果にムラがある

ここまで冬に釣れやすい魚をご紹介してきましたが、連日爆釣……とは残念ながらいきません。

とくにアジやイワシ、ホッケといった回遊魚は日ムラが激しいので要注意です。

バチ抜けについては、潮汐に左右されがちなので潮位表のチェックを忘れずにしましょう。

最新と複数年前の情報を集めてみよう

釣果情報はSNSや釣果投稿アプリ、釣り具店もしくは個人のブログを参考にして集めてみましょう。

最新情報の入手も重要ですが、同時期の複数年分の釣果情報を集めてみるのもオススメ。

毎年、決まった時期と場所で釣れている魚を狙うことが、冬に釣果を上げるコツです。

仕掛けやルアー、餌なども把握する

釣果情報を収集する際に、どんな釣り方で釣れているかもリサーチしておきましょう。

真冬の釣りはシビアな展開になりがちで、ちょっとした仕掛けや餌の違いで釣果ゼロ……なんてことにもなり兼ねません。

サビキ釣りで例えるなら、カゴや針の種類、投げる必要の有無といったところまで調べておきましょう。

安全対策も万全にしてください

ライフジャケットと携帯電話

極寒期に落水すると、あっという間に体温を奪われてしまい、泳いだり大声を上げる力さえなくなると言われています。

そのため、ライフジャケットを装備するだけではなく、すぐに助けを呼べるように携帯電話を防水ケースに入れるなどして身に着けておきましょう

堤防は這い上がれる場所まで遠いことが多いので、単独釣行の際はとくに気を付けてください。

怪魚ハンター山根
落水者が意識不明に至るまでは、水温10~15℃で1~2時間、5~10℃では30~60分と言われています。
ちなみに、真冬は東京湾や大阪湾でも10℃以下になります。

積雪や凍結に対応した靴選び

寒冷地の堤防では積雪があったり、水溜まりが凍結していたりしますので、グリップ力の高いシューズが欠かせません。

濡れにくくて保温性が高く、滑らない靴を選びましょう。

水分補給もお忘れなく

冬でも身体は汗をかいて水分を消費しているので、適度に水分補給をしながら、脱水症状に気を付けて釣りを楽しみましょう。

ステンレス製の水筒に暖かい飲み物を入れたり、ジェットボイルなどの湯沸かし器を持っておくと、暖をとりつつ水分補給ができますよ。

▼ジェットボイルを特集した記事です

冬も釣りに行こう!

防寒着を正しく着用し、天気を選び、冬でも釣れる魚を狙うことできっと楽しい1日になるはずです。

冬に釣れるイッピキのありがたみは冬ならでは。

ぜひ、寒い冬も魚釣りに出かけてみてはいかがでしょうか。

画像提供:山根央之

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