防寒対策は小物も重要

寒い季節がやってきましたね。
寒いながらも、アジにメバルと楽しい釣り物があるわけですが、やっぱり寒い!
とくにボクのような恐ろしく冷え性の人間にとって、寒さは死活問題。
そこで今回は、そんな冷え性持ちの筆者が愛用している防寒小物をご紹介いたします。
選ぶ基準は軽いこと!これ重要。

防寒小物を選ぶ時に条件となるのが軽いこと! 暖かさはもちろん、軽さはかなり重要です。
重いものを身に付けて釣りをすると、どうしても身体が凝ってしまいますし、それが翌日まで響いてしまいます。(年を食うと翌々日まで響くことも……)
ですので、できる限り暖かくて軽いものを選んでいます。
モンベル「ストレッチクリマプラス200 ネックゲーター」

ひとつ目はネックウォーマー。
以前はその辺に転がっていたネックウォーマーを使っていましたが、如何せん重かったり、無駄に長かったり、余計な紐が付いていたり……。
そんなストレスを解消してくれたのがモンベルの「ストレッチクリマプラス200 ネックゲーター」。

生地はモンベル独自開発のフリース素材「クリマプラス」が採用されており、ストレッチ性と蒸れなさ、申し分ない温かさを兼ね備えています。
重量は40g。コンパクトにもなるので持ち運んでも嵩張ることはありません。

もうこれがないと冬の釣りは不可能。
釣り以外でも外出時には必ず着用している、お気に入りの防寒小物です。
パタゴニア「メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・シャツ」

夏以外はずっと着ているベースレイヤーが、パタゴニアの「メンズ・ロングスリーブ・キャプリーン・クール・メリノ・シャツ」。
ボクは173cm/60kgの痩せ型で脂肪がほぼありません。
ですので、この服で人工的に肌を一枚作る感覚で着ています。

生地は薄めですが、“羊の王様”とも呼ばれるメリノウールが65%入っています。
メリノウールは保温性が高い一方で、優れた吸湿速乾性も備えていて常にドライな着心地をキープしてくれます。
それでいて普通に洗濯できて、防臭効果があるのもお気に入りポイントです。

重さは142gと、そこそこな軽さ。
これをベースにミドルレイヤーとアウターレイヤーでその日の気温に合わせて調整しています。
モンベル「サーマテック リストウォーマー」

「“首”と付く部分を温めるのが大切」とはよく言ったものですが、意外と見逃しがちなのが手首の冷え。
そこで購入してみたのがモンベルの「サーマテック リストウォーマー」。

ウイックロン®という、保温性と通気性、速乾性を兼ね揃えた柔らかい素材が採用されています。
左右2枚で33gなので、アジングなどの繊細な釣りでも煩わしさはありません。
なお、使いすぎて毛羽立ってしまっているのはご愛嬌。

とくに竿を立てて構えると服の袖が落ちるので、これがあるとないとでは体感の寒さがまったく違ってきます。
グローブ等とは異なって日常シーンでも使いやすく、現に今、寒い朝からキーボード打つ執筆作業中にもかなり役立ってくれています。
トータス「はらまき」

こちらはボクの住む徳島県のローカル衣料メーカーが作る、藍染めのはらまき。
もうかれこれ7年以上はお世話になっている一品です。

ワッフル状の生地は伸縮性に優れ、お腹が締め付けられる感覚はなく、肌触りも◯。
それゆえにベビーや女性の方が多く使われているそうですが、ボクのような冷え性の男性にもピッタリです。
重さは45gで分厚すぎないので、着膨れして動きにくくなる感じもありませんよ。
トータス あまべ藍ワッフルハラマキ
パタゴニア 「メンズ・キャプリーン・エア・ボトム」

下半身のベースレイヤーといえばユニクロの「ヒートテック」が定番ですが、ボクは「もっと機能的なものがあればな〜」と探していました。
そんな時に出会ったのがパタゴニアの「メンズ・キャプリーン・エア・ボトム」。

生地はパタゴニア独自開発の「キャプリーン・エア」で、51%のメリノウールが入っています。
つまり、保温性と通気性を兼ね備えたベースレイヤーというわけです。

167gとベースレイヤーとしては非常に軽く、よく伸びるので、変な締め付け感も皆無で履き心地は申し分ありません。
ただし、通気性があまりにも良いので、キャプリーン・エアの上は風を通さないレイヤリングが必要です。
モンベル「メリノウール スノースポーツ ソックス」

一般的な冬用靴下では足先が冷えて仕方ないってことで、雪用アクティビティの靴下を試してみることに。
そこで試しに買ってみたのがモンベルの「メリノウール スノースポーツ ソックス」です。

さすがに雪用というだけあって保温性は文句なし。
ヒザ下まであるハイソックスタイプなので、レッグウォーマーも必要ありません。
また、防臭効果もかなり高く、一週間履きつづけても臭うことはありませんでした(笑)

メリノウールが60%使用されていてハイソックスなので、115gと靴下にしては重めです。とはいえ、靴下の重さを感じることはありません。
また、素材の性質上どうしても毛玉ができやすいのは唯一の弱点。
ちなみに、ウール特有のチクチク感を心配する人もいるかもしれませんが、まったく無いですよ。
自分の体温を最大限利用する。

あとは防寒着を羽織ればもう最強! 真冬の外でも寝られるほどの温かさです。
電熱ベストやカイロといった熱を発するグッズも存在しますが、「自分の身体から発せられる熱が一番良い温かさをキープできる」と感じているので、ボクはそうしたものはできる限り使わないようにしています。
想像以上に快適に釣りができるので、ぜひ皆さんの防寒対策にも取り入れてみてください。
撮影:DAISUKE KOBAYASHI