ハナダイとは
ハナダイの生息域
ハナダイは北海道以南から九州まで生息。一部の北海道・琉球諸島を除く全国でハナダイを釣ることができます。
ハナダイと真鯛の違い
ハナダイ
マダイ
ハナダイは大きくても40センチ程度ですが、マダイは体長1メートル・体重10キロ程度までに成長します。見た目の違いは尾ビレの色で見分けることができ、赤一色がハナダイ、縁が黒くなっているのがマダイです。
ハナダイ釣りの時期
釣れる時期:4月~9月
冬場に水深60~80メートルの深場にいるハナダイですが、春から夏にかけて水深30メートル前後の浅場に移動します。夏に旬を迎えるハナダイは春・夏が釣りのハイシーズン!夏が終わり秋に産卵を終えると深場に戻ってしまうので、ハイシーズンが終わってしまいます。
ハナダイ釣りの仕掛け(コマセシャクリ)
ハナダイ釣りでは主に2通りの仕掛けがあります。一つ目は胴突き、二つ目はコマセシャクリ。やや沖合の岩礁が釣り場になるので、どちらも船釣りでハナダイを狙うことになります。
コマセシャクリ
コマセシャクリとはコマセビシ(コマセカゴ)の先に仕掛けを付けて撒き餌とエサで釣る方法。ハリスはフロロラインの1.5~2号、ハリはチヌバリ1~2号のウィーリー巻き、底から5メートルから15メートル付近をシャクリ撒き餌で魚を誘います。
ウィリー巻きとは
ウィリーとはコマセシャクリで使う疑似バリのこと。ウィリーを使う際は基本的にエサを使いませんが、食い渋った時にはエサをハリに付けると効果があるのでエサも忘れずに!
コマセカゴ
コマセカゴ・コマセビシは船宿や港によりサイズや重さなどが指定されています。釣行前には手持ちのコマセカゴで対応できるか、船宿に確認が必要です。
餌
ハナダイ釣りのエサはオキアミ・イカの短冊が使われます。オキアミの場合は1匹、もしくは2匹を抱き合わせて付けます。イカの短冊はハリにチョン掛けします。
竿
ハナダイ釣りはオモリ負荷30号、2メートル弱~2.4メートルの先調子の竿を使用します。
ダイワ リーディング ネライ M-200
ハナダイはもちろん真鯛や根魚にも対応する万能船竿。ハナダイ釣りにはM-200、M-230がおすすめです。
リール・道糸
リールは300番台クラスの中型両軸リールや小型の電動リールが好ましいです。道糸は不意の大物でも対応できる、PE3~5号を使います。
シマノ フォースマスター 1000MK-HD
ハナダイ釣りはもちろんコマセマダイで使えるドラグ機構を搭載した電動リール。ワラサ・メジロなどのパワーファイター狙いの釣りでも活躍します。
ハナダイ釣りのコツ
ハイシーズンには30メートル前後、冬場でも60メートル前後のタナにいるハナダイ釣りのコツを紹介!マダイに似た容姿をしていますが、タナ取りや釣り方は多少異なります。
■正しいシャクリ
ハナダイ釣りのシャクリはタナまで仕掛けを落とし、下から上にシャクリます。ハナダイは上にあがるエサを追いかける習性を活かしてしゃくるように心がけましょう!
■ポイントはコマセの撒き方!
撒き餌をカゴに詰めたら同じタナを2回探ります。底から3~15メートルをシャクリ撒き餌を撒く→餌を撒いたタナをもう一度巻いてきます。この時カゴにエサが2割ほど残っているのが理想。2回繰り返しカゴが空になったら撒き餌を詰め替えます。
■繊細なアタリに注意が必要!
サイズの小さいハナダイは「コツン」という小さなアタリが特徴的。コツンとアタリがあったらすかさず竿を煽り合わせます。確実にフッキングさせることがポイント!ハリを掛けてしまえば、あとは釣り上げるだけです。
ハナダイの料理
ハナダイの旬は春と思われている方も多いと思いますが、実は7~11月が旬になります。小さな魚ですが市場ではマダイの次に値段が高い高級魚。江戸前寿司では主役級の寿司ネタで親しまれています。刺身、塩焼き、煮付けといった和食からマリネといった洋風レシピなど、どんな料理でも美味しく頂けるのが魅力的です。
レシピ例
ゴマ油が食欲をそそる!ハナダイの”オイルかけ” レシピ・作り方(楽天レシピへ)
小型のハナダイは持ってこい!春子の”南蛮漬け” レシピ・作り方(楽天レシピへ)
ハナダイ釣りに夢中になろう!
ハナダイは小ぶりながら非常に美味で狙ってでも釣りたい魚です。春から秋の浅場にいるあいだがハナダイを釣るチャンス!ハナダイの生態、釣り方のコツ、ハナダイ料理のレシピを覚えてハナダイ釣りに夢中になろう!
Hanadai fishing is hot now!
ハナダイ釣りが熱い!