魚釣りの外道について
外道とは

例えば、サビキ釣りで釣れてくるクサフグ、フカセで掛かるアイゴ、シーバス狙いで引っかかるボラ……。
招かれざる魚達を釣り人は「外道」と呼んだりします。
▼身近な危険生物についてはコチラ!
とんでもない外道をご紹介します!

今回の記事では、僕が遭遇してきた外道の中でも魚類以外の生き物をご紹介します。
海釣りの定番外道たち(魚以外)
ヒトデ

ちょい投げ釣りの定番かつ大外道といえば、僕は『ヒトデ』が真っ先に思い浮かびます。
何にも釣れない真冬でも、ヒトデだけは一生懸命に餌を頬張りにきてくれますよね。
ウミケムシ

同じく砂地の厄介ものといえば『ウミケムシ』。この生き物は毒毛を持ち、刺されると痛みます。
甲殻類|ガザミやイセエビ

海釣りをしているとカニやエビ、シャコなんかが掛かってくることも……『ガザミ』はシーバス狙いですらヒットすることのある定番甲殻類ですね。
甲殻類は漁業権に抵触する種類もありますので、持ち帰る場合は必ず確認しましょう。
川釣りの定番外道たち(魚以外)
ウシガエル

バス釣りやライギョ釣りをしていると釣れてしまう特大ガエル様。そう、北米原産の『ウシガエル』です。
フロッグが大好物で遠くから一生懸命追いかけてくるんですよね。
ラバージグやテキサスリグでウシガエルが掛かると一瞬何が釣れているのか分からなくなります。
スッポンやアカミミガメ

ウナギや野ベラ釣りの大外道といえば、亀の仲間たちですね。
スッポンなら美味しく食べられますが、アカミミガメは結構厄介者です。
▼スッポン釣りの記事はコチラ
アカハライモリ

渓流釣りやタナゴ釣りで掛かってくる想定外な外道といえば、『アカハライモリ』です。
のんびり屋さんなアカハライモリが掛かるってことは、仕掛けが底について全然動いていない証。
二枚貝

思わず「ホンマに?!」って1人で突っ込みたくなった淡水の『二枚貝』。
テキサスリグのシンカーやクランクベイトのリップがちょうど入ってしまうと、稀に釣れることがあります。
もしかしたら2枚貝に産卵するタナゴが周りを泳いでいるかもしれませんよ!
触ったらヤバい!今まで釣った外道(生物)たち
コウモリ

夕マヅメのバス釣りでラインにぶつかって「ビクッ!」っとするあの生物も時々掛かってしまいます。
そう『コウモリ』です。僕はキャスト時に振りかぶった時と飛行中のルアーに掛かったことがあります。
ヘビ

長い釣り人生を謳歌していると、水面を泳いでいる『ヘビ』が掛かってしまうこともあります。
僕は、沖縄の海では猛毒を持つウミヘビを釣ったこともあります。
番外:巨大動物編|釣れたワケでは無いが衝撃でした
ミズオオトカゲ

ボルネオ島のジャングル奥地で熱帯魚採集旅をしていた時のこと。
自給自足を営む先住民族が網で捕えたのは、大物はウォーターモニター(『ミズオオトカゲ』)。

このトカゲ。街中のゴミ箱を荒らしたりするほど、東南アジアでは身近な生き物だったりします。
意外と結構美味しかったです。
イルカ

与那国島でカジキ釣りをしていた時、活きたカツオやキメジをやたらと奪っていく厄介な餌取がいたんです。
もの凄い勢いで引きずり出されるライン。竿を通して感じる重量感……数分のファイトでフッと軽くなる。

正体は『イルカ』たち。彼らは遊んでいるだけのようで、絶対に針掛かりしないのだとか。
イルカの群れがいるパヤオではまったく釣りになりませんでした。

ちなみに、アマゾン川を旅した時もカワイルカ達が釣れた魚を奪いに集まってきました。
カバ

アフリカのウガンダ共和国でアカメの仲間であるナイルパーチを追いかけた時の話です。
川辺にはキリンやアフリカゾウ、ナイルワニといった巨大生物が沢山集まっていました。

ちなみに、ナイルパーチと入水写真を撮っている僅か20m横には3mもあるナイルワニが何尾もいました。

そんな茶色に濁るナイル川でボートから釣りをしている時のこと。
活き餌を使ったブッコミ釣りをしていると、ゆっくりと糸が引き出されます。
ナイルパーチが掛かったのかとドッキドキしながら、ラインを送り込んでいくとガイドから「ヒッポー」の一言。
そう……正体は『カバ』。川底を歩いている時に道糸を引っ掛けてしまうそうです。

ナイル川はとにかくカバたちの楽園でした。
船の下からブクブクっと泡が出てきたかと思うと、重さ1トンを優に超えるサイズのカバが浮いてきて「ブファー」っと呼吸したのです。
生き物と出会えるのも魚釣りの魅力

最後は外道とは言い難いものばかりになってしまいましたが、魚釣りをしていると色んな生き物と接するチャンスがあります。
危険な生き物との遭遇もありますので、自分が釣行するフィールドにどんな生き物が棲んでいるのか予習していくと、不意の事故を防いだり珍しい生き物に反応できますよ!


 
 






