トビウオ(アゴ)とは
トビウオ(アゴ)とは大きな胸ビレが特徴的な魚。胸ビレを使って海面付近を飛ぶ姿から「トビウオ」と名前が付き、九州・日本海では別名「アゴ」として知られています。トビウオはアゴ干しを使ったあごだしが有名ですが、釣りたては刺身が絶品です!今回はトビウオの生態から釣り方・おすすめトビウオ料理を紹介します。
生息域・分布
世界の亜熱帯・温帯域に生息するトビウオ。日本では北海道以南から九州の太平洋沿岸部、秋田から九州の日本海とほぼ全国の沿岸部に生息。沖よりも陸に近い沿岸部、表層付近等、比較的浅い水深を泳いでいます。
トビウオの旬とは
トビウオの旬は地域や種類によって異なりますが、日本の沿岸部に接岸し産卵を迎える春から秋にかけてです。春に市場に出回りますが、夏の産卵期が最も旬と言えるでしょう。
生態・性質
トビウオは表層付近を漂いプランクトンを捕食します。産卵期はトビウオの種類によって異なりますが、日本近海に接岸するトビウオは夏に産卵期を迎えます。
トビウオってどのくらい飛ぶの?
トビウオはどのくらい飛べるのか気になるのではないでしょうか?トビウオの平均的な飛距離は海面上約2メートルを100~300メートル。大型になれば飛距離も伸び600メートルの距離を飛ぶとも言われています。
トビウオの生態と習性
なぜトビウオは飛ぶのか?と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。プランクトンを捕食するために飛ぶのではなく、大型回遊魚から逃げるために水上を飛ぶようになったと言われています。
トビウオ釣り方と仕掛け
トビウオは夜間にイカ釣り船などでライト灯すと明かりに寄ってくる習性があります。釣る為の仕掛けはサヨリなどを釣るときに使う、玉ウキ・シモリを使って表層付近を狙った仕掛けがおすすめですが、カゴ釣り仕掛けでも代用可能です。
ダイワ レブロス 3000
使用する餌
動物プランクトンを捕食するトビウオの餌はオキアミになります。コマセとして撒き餌をしてからの釣りになるので、刺し餌用ではなくオキアミブロックを用意しておきたいです。
釣り方のコツ
トビウオの遊泳層は表層付近です。1ヒロ(約150センチ)程度の浅いタナから探り、反応次第で浅くしたり深くしたりしてタナを探っていきます。釣りにこだわらなければ、夜間に海を照らすと明かりに寄ってきますので、網ですくうという手もあります。
刺身が絶品!トビウオを釣って食べよう!
トビウオは別名「アゴ」と言われ、乾燥することでうまみ成分が出て上質の出汁が取れます。アゴ出汁として有名ですが、釣りたてのトビウオは生で食すのがおすすめ!新鮮なうちに刺身・たたきにして晩御飯や酒の肴として召し上がってください。
刺身
大型のトビウオは刺身がおすすめです。捌き方は以外と簡単なので下記に記載するレシピサイトを参考に美味しい刺身を作ってみよう!
楽天レシピ:トビウオのお刺身☆捌き方
たたき
小ぶりなものは無理に刺身にしようとすると見崩れするので、「たたき」がおすすめです。下記リンクを参考に作ってみましょう。
楽天レシピ:とびうおのたたき
トビウオを狙ってみよう!
トビウオは意外と身近な海で見ることのできる魚です。トビウオを狙った釣りをする人は中々いませんが、駆け引きが楽しい釣りです。週末は敢えて、トビウオを狙いに海に出かけよう!晩御飯・晩酌は美味しいトビウオの刺身で決まりです。