おすすめのショートジグがある
こんにちは、編集部しみけんです。
「いい感じのショート系ジグないかな〜」という方に、おすすめのジグがあります。
それが、シマノが発売しているセンターサーディン。
試しに使ってみたところ、「めっちゃええやん!」となったので紹介します!
センターサーディンの特徴
シルエットがわかりやすいように、他のショート系ジグと並べてみました。
上から、センターサーディン160g、ブースF160g、ジグパラショート150g。
その名の通り、縦横比のバランスがかなりイワシっぽいですね。
ボディはスロー系ジグのように、左右非対称になっています。
真ん中あたりが一番太く、頭とお尻側はスリムにシェイプされており、重心位置はセンターです。
左右非対称ボディなので、ラインテンションを抜くとパタッと倒れるように、簡単に横を向いてくれます。
ロングジグのように大きくスライドすることはなく、ワンピッチでシャクると直線軌道の中に首振りが入り、“縦のドッグウォーク”といったような動きです。
ラインテンションを抜いてフォールさせると、バイブレーション(平打ち)とスライド、スパイラルアクションがランダムに混じります。
使ってわかったセンターサーディンの特性
ショートストロークのワンピッチと好相性
とくに難しいことはせず、基本的にはワンピッチでシャクるだけでOK。
スロー系ジグのように大きくシャクってフワフワ落とすのではなく、上げオンリー、もしくは上げをメインに要所でショートフォールを入れるように使っています。
ロングジグのように大きくスライドわけではないので、あまり大きな振り幅でジャークする理由はありません。
オーソドックスなワンピッチを基準に、スピード変化とショートフォールでアタリを出しにいくのがおすすめです。
引き抵抗が小さい
ロングジグに比べてショートジグは引き抵抗が大きくなるのですが、頭を薄く絞り込んだ設計が効いているのか、引き抵抗はそこそこ小さいですね。
「引き抵抗が小さい=良い」というわけではありませんが、潮が速いところや複雑なところでも使いやすいので気に入っています。
フォールが速い
潮が速い明石海峡で釣りをすることが多いので、フォールが速いのも気にっています。
フリーで落とすと横を向いてバイブレーションしたりスライドしたりしますが、少しテンションを加えるとアクションを止め、速いフォールに移行。
よく動くショート系ジグは、底取り中に気を抜くとわずかな潮流やラインテンションの変化を捉えてアクションし始めるものも多いのですが、センターサーディンは一度速いフォールに移行したらそのままボトムまで到達してくれます。
また、速いフォールに魚が反応することもあり、フォール中や着底した瞬間のバイトも多いですね。
体感的に、魚がスローなフォールを嫌がったり、見切ったりしていることも多いと感じていて、センターサーディンは速いフォールでリアクションバイトを誘う能力が高いと思っています。
対象魚を選ばない
「何用のジグ?」と聞かれたら、「なんでも釣れるジグ」という回答になってしまいますね。(そもそも、特定の魚種しか釣れないジグはないと思いますが)
その中でも、タチウオジギングとの相性はすごく良いと思います。
上げも下げもジグが暴れすぎないので釣りやすく、パイロットルアーとして使っています。
タチウオジギングでは、低コストなのも嬉しいポイントです。
地元の大阪湾はもちろん、東京湾でもよく釣れました!
ベイトが小さい時(カタクチ・キビナゴ・イカナゴとか)や、ロングジグに反応しない青物にも◯。
センターサーディンで釣ったシオのお腹を開けてみると、キビナゴが入っていました。
まだ試していませんが、上げが直線軌道なのでイワシに付いたマダイにも良さそうです。
個性が明確で使い分けやすい
シルエットを小さくしたい、フォールを速くしたい。
この条件が揃った時はセンターサーディンの出番です。
個人的に、メタルジグは「長いか短いか」と「フォールが速いか遅いか」の2軸で考えるので、個性が明確なのも運用しやすい理由です。
200gが無いのは痛すぎる
センターサーディンの難点は、ラインナップが160gまでこと。
どうやら過去には200gも発売していたのですが、現在は廃盤になっている様子。
土地柄にもよりますが、明石海峡で釣りをしていたら200gはほしいです。
まあ、フォールが速くて潮受けも小さいため、160gでもある程度はやれちゃうのですが……。
どうしても重いウエイトが必要な時は、似たような特性の別なジグを使わなければいけません。
そして、安い!
そして何より、シマノのジグ全般に共通するのが「安い」ということ!
160gが実売1,400円前後なので、有名メーカーの中ではかなりお安いです。
これだけ使いやすくて安いなら、1軍確定でしょう!