あの伝説的ルアー”ローリングベイト”に最新モデルが!
シーバスフィッシングにおいて「よく釣れる!」と頻繁に耳にするタックルハウスのローリングベイトシリーズ。
このシリーズに、2022年にニュータイプ「ローリングベイトシャッド」がリリースされました。
こいつがローリングベイトシャッドだ!
こちらがローリングベイトシャッド。
従来のローリングベイトより、体高が増しよりファットな印象です。
ローリングベイト66RBとサイズ感を比較するとこんな感じ。
ボテッとしたボディが、大きめのベイトを捕食しているシーバス攻略に良さそうです。
背中に設けられたリップは、ローリングベイトと同じ。
このリップで水を受け流し魅惑的なロールを発生するようです。
こちらは上部から撮影した画像。後方に行くにつれて、太くなっています。
ローリングベイトシャッドのスペック
そんなローリングベイトシャッドはシンキングタイプのプラグ。
サイズは80mmながらウエイトは24gと、一般的な80mmクラスのプラグの中では重量級です。
フックはST-46の#5、リングは#3番と、不意の大物が来てもしっかりと対応できる仕様になっています。
ローリングベイトシャッド、個性的で唯一無二の動き
泳がせてみると分かりましたが、動いているどのタイミングでもシーバスを反応させる要素が満載でした。
水中映像と共に詳しく紹介していきます。
伝家の宝刀たるローリングアクション
ただ巻きでは、その名が示す通りローリング主体のアクション。
ローリングベイトシリーズの伝統であるタイトローリングは、ローリングベイトシャッドでも受け継がれているようです。
遅めのスピードでは大きいローリング、スピードアップするとタイトでハイピッチなローリングに変化します。
デッドスローではウォブリングに変化
デッドスローに巻いてみるとあら不思議。
ロールが無くなり、シンキングペンシルのようにテールをスイングさせるアクションに変貌します。
徐々にスピードを上げるとローリングに変化するようですね!
中速になるとS字スラローム
少し速度をアップさせてみると…、なんとS字アクションに!
ただのS字ではなく、S字を描きながらローリングまでしています。
スピードごとにアクションの種類がガラッと変わるのは驚きの一言。
喰わせ系のロールに加え、シンペン系のスイングとS字までこなし、シーバスが食う要素万歳です!
フォールはスパイラル
最後はフォール。映像からは分かりづらいですが、フリーフォールではスパイラルフォールします。
ラインテンションを張ったカーブフォールでは、ゆったりとS字を描きながら落ちていきました。
ローリングベイトシャッドで実釣!
では、早速実釣へ! キャストから、使用感、釣果まで一気にいきます!
めちゃめちゃ飛ぶぞ!
キャストしてみると、めっちゃ飛ぶ!
バイブレーションやシンキングペンシルのような感じでぶっ飛んでいきます。
正直ファットなルアーなので飛ばないかな…… とも思っていましたが想像を遥かに超えた飛距離です!
80mmながら24gという質量と、独特のボディ形状が抜群の飛距離を叩き出しているようです。
飛行姿勢も安定しており、毎投安定して飛距離を稼げるのでオープンエリアやポイントが遠い場合に重宝しそう。
良いサイズの捕獲に成功!
実釣を続けていると、デイゲームでも普通にシーバスが食ってきました。
夏の晴れのタイミングと渋い状況で、ウォブリング系やトップなどに反応はありませんでしたが、ボトムをただ巻きで探っているとヒット!
サッパが入っていたので、反応してくれたのかもしれません。
巻き抵抗もほどよく使い易い
巻いていて感じたのは、使う前のイメージよりリトリーブの抵抗感も重くないこと。ライト目なロッドでもヘビーなロッドでも扱えそうです。
ブルブルとしたローリングのアクション、デッドスローでのテールスイングアクションなど、ルアーの動きも明確に伝わってくるので使い勝手はかなり良好でした!
ローリングベイトシャッドがハマるシーンと使い方
1ヶ月を通してシーバスを釣らせ続けてくれたローリングベイトシャッド。
実釣を通して分かった使い方や、筆者なりのオススメポイントをまとめて解説します。
他のルアーにスレたポイントやスレさせた後
ウォブリング系のアクションにスレた魚や、そもそも釣り人が多いプレッシャーの高い場所で有効ということが実釣を通して分かりました。
ローリングアクションとS字で、よりベイトフィッシュライクな動きが効いたのかもしれません。
サッパやコノシロがベイトの時
サッパやコノシロのような扁平形状のベイトを捕食している場合に、とくに反応が良い印象でした。
ルアー自体のサイズ感がファットなため、ベイトの種類から投入を判断するとより良さそうです。
明暗攻略にも強そう
リーリングスピードによる動きの変化で、喰わせるポイントを意図的に作れるのは他のルアーにはないメリットでしょう。
例えば、明暗などスレた場所でロッドアクションを入れると、ラインの水切り音で警戒されて食わせるタイミングが作りづらかったりします。
そういったケースで、リーリングだけで極端にアクションを変えられるローリングベイトシャッドなら、他のルアーとは一味違う攻めを可能にしてくれそうです。
積極的に巻いて使いたい
極端な流れがあればドリフトチックにも使えないことはないですが、基本は沈んでいきます。
そのため、広範囲をサーチしたり一定のレンジを巻きで攻めたりと、積極的に巻いて使いたいルアーだなと感じました。
ただ巻きにスパイラルフォールやテンションフォールを混ぜながら、他には無い動きで口を使わせられるでしょう。
唯一無二のアクションは名作の予感?!
ローリングベイトの喰わせに強いアクションを受け継ぎ、ファットになったローリングベイトシャッド。
今回ガッツリ使ってみて、アピール力と喰わせの能力が高いレベルでまとまった良いルアーだと感じました。
釣れる時、釣れない時はやはりありますが、ローリングベイトシャッドにしか出せない特徴的な泳ぎは、大きな武器になり得るはずです!
タックルハウス ローリングベイトシャッド
全長 | 80mm |
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重量 | 24g |
受け継がれたローリングと更なる進化
ローリングベイト同様背部のリップによるローリングアクション。
加えてS字スイム、スパイラルフォールなど、様々な動きが一つのルアーで出せます。
ローリングベイトより体高が増しよりファットでボテッとしたボディに。