カラマレッティUX ティップランモデル

カラマレッティUX ティップランを実釣インプレ!買って損ナシの1本でした

「お値段以上の使用感」と評判になっている、オリムピックのカラマレッティUXティップランモデル。そんなカラマレッティUXを購入したので、実釣インプレします!噂通りのコスパ抜群ロッドでした。

目次

アイキャッチ画像画像提供:tsuki

ティップランロッドのエントリーモデル!

カラマレッティUX ティップランモデルで釣ったアオリイカ

カラマレッティUX ティップランは、オリムピックが発売するアンダー2万円のティップランロッドです。

エントリーモデルなので上位機種のような国産ではありませんが、ベトナムにて厳重な品質管理のもと製造されています。

「低価格ながらクラスを超えた性能」と耳にしたので、筆者も購入してみました!

スペック

全長(ft)自重(g)継数(本)仕舞寸法(cm)先径(mm)適合エギ(g)PEライン適合(号)定価(円)
5’11”7421490.9MAX70g0.4-1.016,500

カラマレッティUX ティップランの特徴

カラマレッティUX ティップランモデル

まずはカラマレッティUXティップランエギングモデルの特徴を解説します。

ブランク

カラマレッティUX ティップランモデルのブランク

ブランクは高弾性カーボンが採用されており、細身軽量かつ強い張りを備えています。

バットセクションには、グラファイトクロスLVを採用。

強度にも優れ、ネジレやつぶれに対して高い剛性を誇ります。

ティップ

カラマレッティUX ティップランモデルのティップ

穂先には、カーボンソリッドを採用しています。

先径は0.9mmと、ティップランロッドの中では平均的な仕様。

ティップランで大切な穂先の視認性を高めるために、白く塗装されたうえにオレンジのスレッドが巻かれています。

ガイド

カラマレッティUX ティップランモデルのガイド

ベリーからバットにかけては、ステンレスフレームのKガイド(オールSiC-Sリング)を採用。

ティップ部にはフレームが前方に傾斜したLDBガイドを搭載し、糸を拾って絡まないようにセッティングされています。

ティップからベリーにかけて小口径ガイドを配置する(KRガイドコンセプト)ことにより、感度も高められています。

グリップ

カラマレッティUX ティップランモデルのグリップ

リールシートは握りやすくて操作性の高いVSSリールシートを採用。

グリップはEVAのセパレートです。

カラマレッティ UXティップランをインプレ

カラマレッティUX ティップランモデルでティップランエギング

ここからはカラマレッティUX ティップランの使用感をお届けします。

アクションについて

こちらは、使用頻度が高い40gのエギのアクションです。

ティップランロッドらしい張りの強いファーストテーパーなので、テンポよくワンピッチでジャークできます。

そして、ステイさせた時にティップが曲がり過ぎないので、アタリを取りやすいです。

40g程度なら十分アンダーハンドでキャストでき、浅場や船が流れにくいタイミングで広い範囲にアプローチできます。

スペック上の最大ウェイトである70gのアクションです。

若干の引き重りは感じるものの、バットにはまだまだ余裕があるので難なくジャークできます。

ステイ中は40gの時よりも少しだけ曲がりが大きくなりますが、アタリを取るための目感度は残されています。

スペック上の最大は70gですが、筆者の感覚では100g程度までなら対応できそうでした。

お値段以上の感度

カラマレッティUX ティップランモデルの感度

目感度・手感度ともに必要十分かつ、「お値段以上」という印象です。

先調子かつ軽量で、重心バランスも良いためか手感度が優れており、よそ見をしていてもアタリが伝わってきました。

もちろん穂先の目感度も十分で、わかりにくモゾモゾ系のアタリもしっかり表現してくれます。

操作性は良好

アンダー6ftのショートレングスなので操作性はとても良好です。

丸一日テンポよくジャークでき、疲労も少ないです。その結果、集中力が持続するのでアタリを見逃さず、瞬時に掛けアワせられます。

ただし、ロッドが短い分だけ、波が高い時はエギを安定させにくいのがデメリットです。

オールラウンド

カラマレッティUX ティップランモデルとダートマックス

多くのエリアで使用頻度の高い40g前後を使いやすいので、とてもオールラウンドな1本です。

とくに水深30m程度を狙うことが多い秋は、ほぼこれ1本で対応できるでしょう。

また、70g程度も難なく操作できて十分なバットパワーを備えているため、晩秋〜冬、春の深場・大型狙いにもバッチリ使えます。

筆者がよく釣行する日本海の丹後や若狭湾方面、瀬戸内、淡路島、和歌山中紀〜南紀、三重志摩方面などはこれ1本で楽しめそうです。

キャスティングにも対応

2.5〜3.5号のエギをキャスティングする、ボートエギングスタイルにも使えます。

「深場のティップランがダメなら、浅場でキャスティング」といったプランもこの1本でOK。

ベリーからバットの張りが強いので、アンダーハンドはもちろん、オーバースローでも投げられます。

とはいえ、穂先は非常に繊細なので、ゆったりとしたモーションで投げるようにしましょう。

穂先に負荷が掛かりやすい“バス投げ”は破損に直結するので注意してください。

ティップランデビューにおすすめです!

カラマレッティUXでティップランエギング

上位機種のような国産ではないものの、いざ使ってみると「さすがオリム」と思わされる高品質なロッドでした。

1万円台のティップランロッドの中では、かなり使用感もよく、入門者の方が使ってもしっかり誘ってアタリを取れると思います。

ただし、評判が良いせいか最近(2022年秋)は品薄気味で、やや入手困難なのが難点です。

オールシーズン幅広いエリアで活躍するロッドなので、気になる方はぜひお試しください!

画像提供:tsuki

オリムピック カラマレッティUX ティップランエギングモデル 21GCALUS-5112M-S

全長5ft11in
自重74g
継数2本
仕舞寸法149cm
エギサイズMAX70g
PEライン適合0.4-1.0号

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