“竿抜け”という言葉を知っていますか?
竿抜けとは古くから使われている釣り用語。
簡単に説明すると、他の釣り人がいない。又は手を出していないスポットのこと。
渓流釣りでおもに使われる言葉で、他の釣り人がいない=魚が釣れるパラダイスとされています。
ハイプレッシャーな現代に竿抜けなんてある?
どこに行っても人だらけでしょうが!
現代の竿抜けは、誰も立ち入っていない“フィールド”ではなく、皆が見落としてしまうような、ほんの小さな“ポイント”にあるのです。
皆が見落としてしまう竿抜け
誰もルアーを投げないのに魚がいる場所……。そこに自分だけルアーを投げることができれば、もちろんよい釣果に繋がります。
皆が見落としてしまう“竿抜けの可能性が高い”ポイントを見ていきましょう。
有名なストラクチャーの近くにあるポイント
目立つストラクチャーや有名なカバー。各フィールドには定番とよばれるストラクチャーがあります。目に見えて一級なストラクチャーは魚が多い分誰もが撃つポイントです。
その反対に、一級ストラクチャーの周りにあるポイントは案外誰もルアーを入れないことがあります。一級ポイントに意識を取られてしまい、つい見落としてしまうからです。
例えば、美味しそうな立木群は誰もが攻めるけれども、そのそばに見えているウィードは1日誰も攻めていない……なんてことはザラにあります。
水中にあって見えないポイント
例えば水中にあるオダや張り出しなど、見えない変化は攻められていないことが多いです。また水の流れがポイントになっているような場所も見逃されがちです。
見えるストラクチャーは誰もが投げますが、見えないストラクチャーは探らなければ存在も知られないので、竿抜けポイントになることが多々あります。
オカッパリの“超”足元際
足元をきっちり釣る人は増えたように思いますが、足元の本当の岸ギリギリを攻める人はあまりいないように感じます。
足元がエグれているような釣り場も多いので、岸の間際は案外竿抜けになっていることも多いです。
皆が嫌がる竿抜けポイント
竿抜けポイントには皆が嫌がるが故に誰もルアーを入れていないような場所があります。
釣り人側は辛いですがそれは皆一緒。人よりも大変な思いをするとそこにパラダイスは待っているかもしれません。
藪こぎの先にあるポイント
皆が立ち入りたくないような藪を抜けていかなければいけないポイントも竿抜けになることがあります。
皆が嫌がる=ルアーを投げられている可能性が低い。と考えることができるのです。
アオコやゴミだまりなど他人が躊躇するようなポイント
水面に広がったアオコや、ゴミの溜まった場所などは先入観から誰もルアーを入れないということがあります。
アオコやゴミ溜まりはシェードにもなるのでバスを寄せるパワーは十二分にあります。
先入観だけで水が悪いとは思わず、そういったところをチェックすることで思わぬ竿抜けポイントを発見することができるるかもしれません。
技術が必要とされる竿抜けポイント
これまでは誰もが狙えるであろう竿抜けポイントを紹介していきましたが、技術的に難しいが故に竿抜けポイントとなっている場所があります。
練習し技術を上げることで竿抜けポイントはより増えていくでしょう。
キャストのしにくいポイント
キャストがしにくいポイントは竿抜けになることが多々あります。例えば、ロングキャストが必要な池の対岸、スキッピングでしかルアーの入らないオーバーハングなどがその例です。
他人がキャストを躊躇するポイントはそのぶんフレッシュなことが多いと言えます。
中層のポイント
竿抜けポイントというと点をイメージしがちですが、レンジ(層)にも竿抜けはあります。
特に中層は案外攻められ切れていない竿抜けになることが多いです。
表層やボトムは簡単に探ることができますが、中層は視覚的にも感覚的にも攻めることが難しくてプレッシャー低め。
中層を攻めることで誰も入れていなかった場所に、ルアーを入れることができるというのも珍しくありません。
竿抜けを射抜けば爆釣が待っている
竿抜けは誰もルアーを入れていないスポット。それはどんなメジャーフィールドにおいても存在すると考えています。
ルアーのアクションや種類よりも、爆釣にグッと近づける竿抜けスポット探し。
明日から意識することで、あなただけの竿抜け見つかるかもしれませんよ。
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