サスケ 120 裂波ってスゴイの?
imaのサスケ シリーズ。シーバスや海のルアーフィッシングにおいて超定番のルアーのひとつと言えるでしょう。
ですが、その種類の多さから何を買って良いかわからなかったり、自分のスタイルやフィールドには合わないと、まだまだ使っていない人も多いのではないでしょうか。
サスケ 120 裂波の特徴
サスケ 120 裂波は全長120mm、自重17g、フローティングのリップレスミノー。レンジは70-90cm。
imaのルアーには共通して可愛らしい目がついています。
アクションはウォブリングとローリングが程よく合わさったウォブンロールアクションで、ヌメヌメと艶かしい小魚のような動きをします。
ゆっくり巻いても手元に程よい抵抗が伝わるので、何をしているのかがわかりやすいですね。
リップレス&重心移動で「十分な飛距離」
リップレスがゆえに空気抵抗を受けにくいことと、ラトルボールの重心移動により割と飛んでくれます。目測で50mほど。
誕生が2004年とのことで、当時としては「ぶっ飛び」の部類だったのでしょうが、現代のマグネット系の重心移動には劣ります。
裂空や他のシリーズとの違い
サスケは裂波を始め、裂空、剛力、裂砂などとシリーズ分けがされていますが、初めての方は何から使えば良いのかわかりませんよね。僕もそうでした(笑)
定番は『サスケ 120 裂波(フローティング)』。そこから烈風(シンキング)や剛力(大型フック搭載で磯でのヒラスズキや青物にも対応)などと展開をしています。
まずは、裂波を基準に考えて自分の釣りに活躍しそうなタイプを探していくのが良いかと思います。
サスケ 120 裂波を持って実釣
今回はヒラスズキ狙い。裂波だけでなく、その他のルアーも一緒に持っていきます。
はじめはメタルジグやシンキングペンシルをチョイス。雰囲気は良いものの、なかなか魚からの反応がありません。
潮が下がったタイミングでサラシの中にサスケ 120 裂波をブチ込むと……
なんと一投目でヒット!
サラシの中でかけたのでデカいヒラスズキかと思いましたが、引きが明らかに違います
上がってきたのはなかなか良いサイズのメジロ。ベイトを狙ってサラシの中に隠れていたようです。
狙っていた魚とは違いますが、裂波で釣れた一匹だったのでテンションは最高潮。
散々投げた後だったので、レンジが合ったのか?ウォブンロールが効いたのか?定かではありませんが、どうやらこのタイミングでは裂波が正解だったようです。
個人的には、ジャークなどをしてもこのルアーの良さは活きないため、ただ巻き以外では余計なことをしない方が良いルアーに感じましたね。
フックはシーバス向け
ただ、裂波はデフォルトではシーバス向けの細軸フック(#6)が搭載されているため、メジロ相手では一発でフックが使い物にならなくなってしまいました。
もし青物を狙う際には青物にも対応した『剛力』、春先のベイトが小さい時には『105』『95』などとサイズを調整して使い分けていくのがサスケシリーズの楽しみ方のようです。
まずはサスケ 120 裂波から
そもそもこの手のルアーは、ナイトシーバスやウェーディングシーバス、干潟や遠浅サーフなどのシャローエリアで活躍するルアーという認識がありました。
僕が通う釣り場は、どん深サーフや、足場の高い堤防&地磯が多く、ミノーを使うなら2m以上は潜るロングビルミノーが活躍するシチュエーションが多いため、シャローランナーはとくに必要に感じませんでした。
……が、裂波を使ってみたことで「あのシチュエーションであの魚を狙えるな〜」と一気に幅が広がったように感じます。
とくにヒラスズキなどは、驚く程浅い所にもいると言われていますので、今後はそのような魚(今まで取りきれていなかった魚)を狙ってみたいと思っています。
その人気たる理由や実釣力は、まだまだ計り知れないところがありますが、今回改めて使ってみてサスケ 120 裂波を一気に好きになってしまいました。
公開後の追記分
その後……よく釣れたのがヒラスズキやヒラセイゴ。落ち鮎を意識してフラフラと泳がせていると不思議なぐらい下からもんどり打って食ってきました。