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ソルティガ15を実釣インプレ!旧モデルと使い比べて感じた“想像以上の進化”(2ページ目)

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22ソルティガ15のスペック

ソルティガ15

まずはソルティガ15のスペック的特徴を、旧モデルと比較しながら紹介します。

ボディ

22ソルティガ15

今作はハイパーアームドハウジングと呼ばれる、新しい思想でボディデザインが行われています。

アルミ合金をマシンカットで成形しているのは旧モデルと同じですが、ピラーの構造等を改良したことで旧モデル以上の剛性を実現。

旧15番と比較すると、「若干大きくなったかな」という印象です。

ソルティガ15のサムホールディングフレーム

また、サムホールディングフレームと名付けられた、スプール側へ傾斜したフレームも特徴。

パーミングした際に親指がスプール側へオフセットされることで、リールをコンパクトにホールドできます。

さらにSJモデルに限り、肘当てスタイルでパーミングした時によりコンパクトに感じるよう、リールフットに対してボディをティップ側へ1mmスライドさせていることも特筆すべき点です。

ギア

22ソルティガ15のギアボックス

22モデルはハイパードライブデジギアという、新しいギアシステムを採用しました。

旧モデルのドライブギアはC6191製ハイパーデジギアでしたが、22モデルは高強度真鍮製ギアを搭載。

ドライブギアのサイズを5.2%拡大したうえに、ピニオンとの噛み合い率を上げたことで、巻き上げパワー・回転フィール・ギアの耐久性が向上しています。

スプール

22ソルティガ15のスプール

旧モデルよりも2mm大口径化したΦ52mmスプールを採用しており、シリーズ全機種に互換性があります。

さらに、全機種に糸止ピンがついていることも特徴。これによってPEラインを直巻きしても、高負荷ファイト時・スプールロック時に糸が滑りません。

また、15S・15SLは浅溝のナロースプールを搭載し、あえてスプールの目減りを起こしやすくしていることが特徴。6.3のギアレシオと合わさり、深場(ラインがたくさん放出された状態)ではさらに巻き上げトルクが強くなります。

クラッチ

22ソルティガ15のクラッチ

ソルティガICに引き続き、耐久性を飛躍的に向上させたハイパータフクラッチを導入しています。

これによって固着等のトラブルが大幅に軽減するうえ、ON/OFF時の抵抗が少なくなるのでスムーズな動作が可能に。

また、レバーの形状と作動域を見直し、度重なるクラッチ操作によるアングラーへの負担を減らしています。

ハンドル

22ソルティガ15SJのカーボンハンドル

通常モデルがアルミ製75-85mmハンドルなのに対し、SJモデルはカーボン製85-95mmハンドルを採用しています。

純正でカーボンハンドルを搭載するのは、ジギングリールとしてはかなり異例。

カーボンハンドルの開発にはロッド設計のノウハウが活かされており、アルミハンドルより20%も軽量です。

また、ハンドル側(ギアボックス側)が軽くなるため、重心位置の最適化にも貢献します。

防水・耐腐食機構

22ソルティガ15の防水性能

旧モデルから引き続き、ピニオン部分(ハンドル側)にはマグシールドボールベアリングが導入されています。

そして、今作の目玉のひとつが、新たに導入されたアノードプロテクション。

これはボートや船外機に用いられる「防食アノード」をリールに転用したテクノロジーです。

アノードプロテクション

左:使用前 右:実釣を繰り返して腐食したアノードプロテクションシート(画像提供グローブライド)

腐食しやすいアノードプロテクションシート(亜鉛製プレート)をあえてリール内に設置することで、これが“スケープゴート”の役割を果たし、リール本体の腐食を抑える効果があります。

アノードプロテクションシートは腐食し続けるので定期的に交換する必要があり、購入時には交換用が1枚付属しています。※

 

※アノードプロテクションシートの腐食は使用頻度等によっても異なりますが、1年に1度は交換することが推奨されています。

 

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