Q.バスが捕食しているベイトの種類は?
①エビ
エビとゴリのシーズンは5月~11月くらい。霞水系全域に存在するため、多くのバスに捕食されていると考えられます。
動きが鈍く栄養価が高いのも好んで食べられる理由の一つだと思います。
とくにエビを意識した釣りはシーズンを通して有効なので、困ったら海老をイミテートした釣りを展開することで状況を打破できることが多いです。
②ゴリ
ゴリとはウキゴリやヌマチチブのことで、淡水にいるハゼのような生き物。
霞ケ浦に多いのはウキゴリ(3〜5cm前後)。名前の通り少し浮いて泳いだりもします。
場所を選ばずにどこにでもいるゴリですが、とくに集まりやすいのは、夏季の水が動く水門。
そのほかにも、バスとリンクしやすいテトラ帯やハードボトムにいる事も多いです。バスを釣りやすくしてくれる立役者ですね。
③ボラ
ボラは霞ヶ浦のどこにでもいる魚です。サイズは様々で1cm~20cmほどの個体が捕食されていると思われます。
3月後半から群れを成す稚魚が見え始め、夏ごろには7cm前後に、1年後には15cmオーバーになると思われます。
6月~7月に横の動きに好反応になったり(ワカサギは夏ごろにはまだかなり小さい為)、ビッグベイトが有効なのもかなりボラのおかげがあると思います!
④ワカサギ
ワカサギは春に生まれて7月頃には5cmほどになります。
夏の間は高水温の影響で成長速度が遅く9月頃から一気に成長し12月には12cm前後に。
そこからはあまり成長せず、2~3月ごろに産卵の為シャローに差してきます。
他の魚があまり活発に動かない低水温期に活発に動いてくれる、冬の霞水系を支えてくれる頼もしいベイトです。
⑤白魚
シラウオは春に生まれて、夏ごろには〜4cmほど、12月頃には春に見かけるような6~7cmほどになります。
ですが、普段はバスとリンクしにくい場所とレンジに漂っているため、捕食されているのは白魚が産卵の為シャローに上がってくる2~5月の時期。
このタイミングで白魚パターンが有効になります。
番外編(淡水サヨリ)
正式名所はクルメサヨリ。汽水域に生息するサヨリでまだまだ謎の多い魚です。
6月~11月ごろ見られるようになり、水が良い場所好み、バスの大好物なので岸際で発見できればチャンス。
Q.今の霞ヶ浦の“魅力”とは
トーナメント好きにはたまらない環境
まずトーナメントが盛んなところですね。ボートのトーナメントはもちろん、おかっぱりの釣り大会も盛んに開催されています。
シーズンになれば、毎週どこかしらで大会が開かれていますので、トーナメント好きにはたまらない環境だと思います!
様々なスタイルで楽しめるフィールド
霞ヶ浦はバスボート、レンタルボート、カヌー、フローター、おかっぱりなど、様々なスタイルで楽しめるフィールド。
レンタル以外の浮きモノが禁止されているフィールドも多い中、貴重なフィールドだと思います。
霞ヶ浦と言う“ブランド力”
様々な要素で釣るのが難しくなっている霞ヶ浦ですが、そんな中釣れるバスはとてもうれしいものがあります。
アングラーの熱量も高く、良い釣りをしたら注目の的になる。これはもう霞ヶ浦ブランドといって良いと思います。
バスフィッシングに対する地域の理解
釣りをしていて、地域の人とトラブルになるようなことが少ないです。
ブラックバスの歴史が長い霞ケ浦ではバスフィッシングが当たり前の光景になり、受け入れられているのかなと感じます。
Q.霞ヶ浦が一番楽しい時期は?
産卵行動から回復しシャローで活発に餌を求める6月中旬~7月中旬が個人的に楽しい時期と思います。
8月にもなると水温が高くなり、多くのバスが深い場所にレンジが落ちたり食いが悪くなるため、6月中旬~7月中旬という時期が個人的に好きな時期です!
最後に
Twitterやインスタグラムのハッシュタグで「霞水系」と調べれば最新の釣果からヒントが得られると思います。
あとは、結局は楽しんだもん勝ちなのがバス釣り! 純粋に黙々と釣果を求めるのもヨシ! 仲間と楽しみながら周るのもヨシ!
人それぞれ自分に合ったスタイルで霞水系を楽しみましょう!