フロートリグは絡む?
近年は愛好者が増えている、フロートリグ。
軽いジグヘッドやプラグを、時には50m以上も遥か沖までぶっ飛ばせることが強みです。
しかしその一方、「トラブルが多い」「すぐに絡まる」といった声が多いのも事実。
そこで今回は、フロートリグを絡みにくくするコツを紹介します。
そもそも、何故絡むのか?
フロートリグが絡まりやすい理由は、単純に仕掛けを構成するパーツが多いからです。
仕掛けの作り方にもよりますが、フロート・ジグヘッド・スイベル・シモリ玉・リーダー等が組み合わされます。
これらのパーツはそれぞれ形も重さも違うわけで、チグハグな動きになり、ジグヘッド単体やプラグと比べると絡みやすくなるわけです。
フロートリグを絡ませない7つのコツ
そんなフロートリグですが、対策をすることでかなり絡む頻度を少なくできます。
誰でも簡単にできる対策なので、ぜひ試してみてください!
リーダーを短くする
ジグヘッド側のリーダーは、長くすればするほど絡みやすくなります。
喰わせることを考えると、理想は50〜80cm程度なのですが、絡んでしまう方は短くしてみましょう。
ちなみに、リーダーは30cm程度でも問題なく釣れました。
フロートが中通しタイプの場合は、先リーダーを元リーダーより短くすることもコツです。
先リーダーの方が長いと、PEと元リーダーの結束部に先リーダーが取られて絡みやすくなります。
とくにFGノットは、端糸がピョンッと出ているのでそこに取られやすいですね。
これに加えて、硬いフロロリーダーを使うのも有効です。
ゆっくりと大きなフォームで投げる
フロートリグは長い仕掛けなので、ゆっくり大きなフォームで投げるようにしましょう。
いわゆるペンデュラムキャストと呼ばれる投げ方ですね。
ジグ単を投げるようなクイックなモーション(バス投げ)では、ジグヘッドが暴れてフロート周りに絡まります。
ゆっくりとテイクバックし、一旦後方で仕掛けを安定させてからスイングするイメージです。
飛ばしたいからといって、シャカリキになって力まかせにキャストするのはNG。
また、フロートは重いため、大きなモーションで投げることでロッドの破損リスクを低減させるメリットもあります。
早めにサミングする
着水の少し前から、サミング(ラインの放出を手で止める)をするのも有効です。
サミングをすることで、ジグヘッドをフロートより沖側に着水させられます。
ノーサミングで投げると、フロート・ジグヘッド・リーダーが近い位置に着水するので絡みの元。
たまに、着水時にサミングをしている人もいますが、その時には既に着水してしまっているので、“着水よりも前に”することが大切ですよ。