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スモールマウスバスに有効な4大ライトリグを徹底解説!(2ページ目)

ライトキャロ

ライトキャロ
ザ・スモールマウスの大定番。スモール=ライトキャロのイメージを持つ方も少なくないのではないでしょうか。

ダウンショットやネコリグがラージでも定番である一方、ライトキャロはラージ釣りにおいてそこまでの定番感はなく、スモール特有な部分はあるかもしれません。

※もちろんラージも釣れます。とくにクリアウォーター系リザーバー等ではよく用いられる印象です。

高梨
使い方は難しく考えず、ズル引き&ステイ。5~30cm引っ張って1~10秒ステイ。それで十分です。

20秒、30秒、1分止めておいた方が釣れる……なんて事も無くはないですが、決して頻繁ではありません。

中層狙いでキャロを巻いて来る「巻きキャロ」も魚が浮いていて中層を横方向に移動するルアーに反応が良い時に絶大な威力を発揮します。

なぜスモールで有効なのか?

ライトキャロの強みはなんと言っても“極めて自然にボトムを這わせられる事。

ワームはシンカーの数十センチ後ろをただただ『ススっ……』と付いて来るだけですし、シンカーから後ろのワームに繋がるリーダーはボトムにペタッと張り付いています。

高梨
つまりライトキャロはラインの存在を誤魔化せるんですよね。

基本的にラインはどんなに細くても魚からは見えますし、波動も出てしまいます。

そんなラインの存在感よりも、ルアーへの興味が勝るか否か、というのがルアーフィッシングの一部分ですが、そのラインの存在感を消せるのがライトキャロなんです。

更に“ボトムを這う”という動きは水中の生き物達にありふれたものです。

エビやゴリがボトム付近を這ったり泳いでいる姿、よく目にしますよね。バスにとってボトムを這うライトキャロは不自然や違和感が少ないはず。

さらに言うと、ボトムの堆積物にワームの一部が埋もれたり、もしくは舞ったりする事で、更にバスはワームを観察し難くなるかもしれません。

高梨
ここまで書くと、感覚器官が優れ観察能力が優れるスモールを釣る上で合理的だと思いませんか?

得意なシチュエーションや出しどころ


ダウンショットと同じく、いつでもどこでも。シンカーが独立しているので浅瀬の岩場等は根掛かりが多いのでNG。

高梨
ダウンショットと対局でワームアクションが出ないリグであり、ボトムにも同化させられるので、プレッシャーが高い時や水がクリアな時、晴天無風な時等、バスがワームを観察し易い状況で威力を発揮します。

スプリットショットとどう違うの? とよく聞かれますが、一番の違いはシンカーがフリーか固定されているか。これによる釣果の違いは、とくにロックエリアで顕著となります。

引っ掛かりが多いロックエリア。例えばシンカーが軽くスタックした時にバスがバイトしたとします。

バスは反転してワームを持って行こうとしますが、シンカーが固定されている為、違和感を覚えてしまう……といよりも、そもそもバスがワームを持って行けません。

結果、せっかくバイトしても、すぐに離してしまうという状態が生まれるのです。ここで、シンカーがフリーであればバスが違和感を覚えることはありません。

高梨
つまりライトキャロは、シンカーを固定するメリットがない。リグる時はシンカーをフリーしましょう!

逆に、シンカーがスタックする心配のない泥底のフラットエリアでは、スプリットショットでもライトキャロでも、シンカー固定のライトキャロでも大差は生まれません。

また、ライトキャロはその性質上、シンカーを重くしてもワームの食わせ能力にさほど影響が出ない為、シンカーをダウンショットやネコリグよりも重くできます。

よってディープのライトリグでボトムを取る事に自信が無い方にもオススメですし、荒れてダウンショットやネコリグができない時でも使えるのが強みです。

ネコリグ

ネコリグ

これまたラージスモール問わないバスフィッシングの大定番ライトリグ。フォールスピードも速く、ボトム良し中層良しの万能リグですが、注意しなくてはいけないのがワームの身切れ。

ワームが身切れして飛んで行ってしまいフィールドに残ってしまう事を極力減らせるように、必ず身切れ防止チューブを使ったり、針持ちが良いワームを使いましょう。

使い方はダウンショットと同様。シェイクしながらボトムを這わせて来るのが基本で、シンカーの選択もダウンショットのそれと同じです。リアクション気味に使う時はネイルシンカーを重くします。

アクションからのステイや着底後のステイの倒れ込みが効くという説もあります。

高梨
リグを作る際は“どの辺にフックをセットすればボトムで立ち易いか?”を意識して、ワームのバランスからセット位置を決めて行きましょう。

なぜスモールで有効なのか?

僕が思うネコリグが釣れる理由はにおもに以下の通り。

①アクションしている限り常時ワームの形が変化し続ける故に興味を持たれ易く見切られ難い。

②ワカサギ等の小魚、エビ等の甲殻類、どちらを捕食している魚もネコリグの動きや波動が好き。

③常にワームの頭がボトムに付こうとする為、ボトムで騙し易い。

②は、経験上、ネコリグやワッキーリグの動きや波動は甲殻類食いの魚の反応が良いと思っています。

更に、桧原湖ではワカサギがボトムベタベタを群れで泳いでいる時、やはりボトムでネコリグをシェイクすると非常に反応が良いんですよね!

確かに、グリーンパンプキン系のワームでボトムシェイクしている所を上から見ると、ボトム付近を泳ぐワカサギを上から見た雰囲気と似ています。

もちろん中層で使っても、ネコリグの細かいテールアクションは小魚のそれと似た雰囲気です。

③は、スモールの釣りをしているとフィールド問わず、“ボトムから決して離さないようにしていると食う”という事が起こります。その際に使用するのがネコリグです。

ライトキャロでも確かにボトムはボトムですが、ワームそのものにシンカーが付いていないので、一瞬のフワっと感は出てしまいます。(もちろんそれが良い時もある)

得意なシチュエーションや出しどころ

↑ボトムにポジションを取る10匹以上のバスの群れ。

スモール狙いでネコリグがとくに効くのは前項にも書いた“ボトムでの反応が良い時”。

ボトムが有利になる理由は、ボトムの物や堆積物で見え隠れして見破り難くなるからかもしれませんし、捕食しているエサがボトムに居るからかもしれません。

高梨
また、もう1つネコリグが効き易いタイミングとして特筆すべきは、6月のアフタースポーン期。

アフタースポーンのスモールはとにかくエサを食べたがりで、ライトリグなら何を使っても釣れてしまうのですが、とくに4~6inchの、スモールで使うには少し大きく感じるかもしれないサイズのネコリグが非常に効きます。

細身で軽いけどボトムで立って目立つストレートワームのネコリグは、体力回復しきっていないけどエサを食いたいスモールにベストマッチ。

ボリュームがあり過ぎると引かれてしまい、シンカーウエイトがあり過ぎると上手く吸い込めない事が多くなります。

また、この時期のウィード周りのスモールはボトムでの反応が良い事が多いです。

よって、6月のスモール狙いでは4~6インチワームのネコリグが定番化しています。

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