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高校生はお金がない。だから自家製で練りエサをつくるし、実際のところよく釣れている件(2ページ目)

自家製練りエサの作り方

これは僕の作り方の一例ですが、もちろん地域や釣り方によって使い勝手が悪いと感じることがあると思います。

最初はこの作り方で試してみて自身で色々試してみるとより良い釣果につながるでしょう。

材料

自家製練りエサ

用意するものはこちら。どれもスーパー、さらには100均でも手に入れることのできる品々です。

小麦粉はバラけを重視するなら薄力粉、エサ持ちを重視するなら強力粉を選びましょう。

茶色い粉は、鰹節と乾燥昆布をミキサーで粉末にしたもの。鰹節にはメチオニンが多く含まれているので、これが集魚に一役買ってくれます。

昆布はアミノ酸を多く含んでいるものの、そのほとんどがグルタミン酸。先述したとおり、正直いれなくてもほとんど釣果に影響しません。

あらた
じゃあなぜ昆布を入れているかって? もともと我が家の味噌汁のダシとして使われているものを、台所から流用しているためです。やむなし!

これに加えてアルギニンさんが多く含まれているニンニクも加えます。小物釣りの付けエサとして作る場合は、マヨネーズを加えましょう。ベタつきが軽減し、扱いやすくなります。

配合は気温が高い時期は集魚効果が高いものを少なめに。気温が低い時期は集魚効果が高いものを多めに入れます。

あらた
このほかにも、食紅でエサに色をつけることで、アピール力を上げるというワザもあります。参考までに。

作り方

自家製練りエサ

作り方は非常に簡単。最初に材料をボウルなどの容器に全て入れ、満遍なくかき混ぜます。

自家製練りエサ

次に水を加えながら練ります。水は少しずつ加え、「パサパサしているな」と感じるぐらいに仕上げたほうがベター。

出来上がってから時間が経つと水気が出てくることがあるので、最初からちょうど良い水気に仕上げてしまうとベチャベチャになってしまうことがあります。

ヘラや泡立て器を使うのではなく、愛情をこめて手で混ぜるのが“あらた流”。素手で混ぜたほうが、やっぱり釣果も上がる気がします。

あらた
お母さんが作ったおにぎりが美味しいのは手で握っているから。その理論で、手で練ったエサもきっとよく釣れるようになるはずです(笑)

自家製練りエサ

この写真が完成した状態。集魚用のバラけエサとして使うには、弾力が強すぎて水に入れても崩れません。バラけエサとして使う場合は、冷凍庫で一晩冷凍しましょう。

冷凍することで、食物繊維であるグルテンが崩壊。弾力がなくなります。その後、解凍するとペースト状になり、ちょうど良いバラけ具合へと仕上がります。

完成

自家製練りエサ

防腐剤などの添加物が入っていないため、自作の練りエサはとても腐りやすいです。常温で保管するとすぐにカビが生えたり、腐ってしまいます。

保存する場合はビニール袋に入れ、空気を抜いた状態で冷蔵庫で二日程度が限度でしょう。

自家製練りエサ

あらた
携帯するときは弁当箱に入れています。

練りエサの使い方

自家製練りエサ 釣り
自家製練りエサ
基本的には市販の練りエサと変わりませんが、市販のものより弾力があります。小物釣りなど小さな針を使う場合は、手でちぎって米粒ぐらいの大きさに丸めてから針先につけましょう。

一緒にバラけエサを使う場合は、針にエサをつけてから、その周りを包むようにセットします。

みなさんもお試しください

パンコイ
ほんとはこんな鯉を皆様にお見せしたかったのですが……。この寒さゆえ、釣果には恵まれなかったので、過去の写真でご勘弁ください。

釣りというと、どうしてもお金がかかってしまうイメージがありますよね。しかし、エサを自作することで、実際に高校生の僕でもお小遣いの範囲で十分楽しめます。

応用すれば海釣りの食い渋りエサや、海上釣り堀用の餌として使うこともできるので非常に便利です。

あらた
みなさんも、ぜひ試してみてください。

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