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バス釣りのシンカー

【バス釣り】“重すぎるシンカー“を使っている人が意外と多いというお話。

バス釣りにおいてシンカーの重さというのはとても重要です。にも関わらず意外と重すぎるシンカーを使っている人が多いのです。今回は、シンカーが重すぎるが故に発生するデメリットと正しいシンカーウェイトの選び方について解説していきます!

目次

アイキャッチ・本文画像提供:ビックリマン高田

シンカー重すぎる問題

タングステンシンカーワームのセレクト以上に大切なのがシンカーのウェイトセレクト

ワームを使う釣りにおいて、重要な役割を担うシンカー(オモリ)というアイテム。

ワームをボトムに沈めたり、魚のいるレンジに送り込んだりと、ワームをコントロールする上では必要不可欠な存在です。

筆者は、自身の所属するメーカーでシンカーを作っているのですが、そんな中で常々感じていることがあります。

みんなシンカー重すぎじゃない!?

例えばバス釣りのフリーリグに使われるシンカー。

売れ筋は5〜10g。それより軽い(1.7gや2.6g)等は、なかなか使われておりません

琵琶湖でバスガイドとして毎日湖上に浮いている身としても、重めのウェイトを好んで使われるアングラーが多いと感じています。

高田
というわけで今回は、シンカーが重すぎるが故に発生するデメリットと正しいシンカーウェイトの選び方について解説していきます!

シンカーが重すぎることで起こるデメリット

最初に誤解のないように言っておくと「重いシンカーがダメ」と言っているわけではありません。筆者も重いシンカーは使いますし、必要な場面は出てきます。

改善すべきなのは”シチュエーションに対して重すぎるシンカー”を使ってしまうことです。

高田
テキサスリグやフリーリグなら、なんとなく7gを使っとけばいいかな……なんて思っていませんか?

そのシンカー軽くするだけで釣果が激伸するかもしれないです。

根がかりやすくなる

シンカーが重すぎることで起こるデメリット

シンカーが重すぎることで起こる最大の問題はズバリ“根がかりやすくなる”こと。とくに初心者から中級者のアングラーが陥りやすい罠です。

とくにオダやロックエリアを狙ったりする時、シンカーが重すぎると根がかりが頻発して釣りになりません。

ショートバイトが増える

シンカーが重すぎることで起こるデメリット

シンカーが重すぎることでバスがルアーを持っていくときに違和感を覚え、放してしまうことがあります。

できだけ軽いシンカーを使うことでバスに違和感を与えずにワームを持っていかせることができるでしょう。

ナチュラルな動きが出にくくなる

シンカーが重すぎることで起こるデメリット

シンカーが重いと、ワームも「ストン!」や「ドンドン!」といったような激しい動きになりがち。

ワームは水中で艶かしく動くように設計されているものがほとんどで、軽いシンカーを使えばナチュラルにフワフワと誘うことができます。

状況にもよりけりですが、フォールスピードが速すぎてバスが追いつけなかったり、興味を示さなかったりすることもあります。

シンカーが軽すぎることで起こるデメリット

ではシンカーは軽ければ軽いほどよいのかというとそうではありません。シンカーが“軽すぎる”とそれはそれで問題が起こります。

流れが強い場所や深い場所ではボトムがとれない

シンカーが軽すぎることで起こるデメリット

流れが強い場所において軽すぎるシンカーを使ってしまうと、ワームは流されていってしまいます。

流されてしまうと底が取れなかったり、狙っているポイントに入れられない……ということが起こってしまいます。

また水深が深い場所も同様に、軽すぎるシンカーを使うとボトムに沈むまで時間がかかり、なかなか底をとることができません。

カバーが濃い場所では貫通させないと入らない

シンカーが軽すぎることで起こるデメリット

シンカーが軽すぎると、浮き物系のカバーや複雑な立木などを貫通させられず、ポイントに落ちないことがあります。

そのような場合はカバーの中に入る重いシンカーが必要です。

フォールスピードが遅すぎて魚に見切られる

シンカーが軽すぎることで起こるデメリット

激スレのフィールドにおいて稀に起こる現象ですが、フォールスピードの遅いワームを見切ってしまうということがあります。

そんなときはあえて重いシンカーでスピードを上げる必要があるシチュエーションがあります。

 

シンカーのウェイトの選び方

高田
つまりは、シンカーが重すぎても軽すぎても駄目ということ。では適切なウェイトはどうやって選べばよいのでしょうか?

基本は底がとれるギリギリの軽さのシンカーを選ぶ

基本は底がとれるギリギリの軽さのシンカーを選ぶ

シンカーウェイトの選択の基本は底がとれるギリギリの重さを選ぶこと。

底を取れるギリギリの重さのを使うというのは、魚釣りの基本とも言われますが、これはバスフィッシングにおいても同様。

シンカーのウェイトに悩んだら自分の釣り場においての流れや深さを計算しながら、底をギリギリとれる重さを選択しましょう。

高田
ベイトリールで気持ちよく飛ばしたいから重くする。ではなく、底が取れるギリギリの重さか否かで判断しましょう。

根がかりの頻度(スタック感)で調整する

根がかりの頻度(スタック感)で調整する

テキサスリグやジカリグ、ダウンショットリグ、ネコリグなど、ボトムを釣るワーミングにおいて根がかりが頻発してしまう時があります。

そんなときはシンカーを軽くしていきましょう。シンカーを軽くするだけで釣りが快適になっていきます。

飛距離が必要なら届く範囲で軽くする

飛距離が必要なら届く範囲で軽くする

狙いたいポイントが遠い……そんなときは、そのポイントに届くギリギリの重さのシンカーをチョイスしましょう。

いくらナチュラルな動きが出ていても魚のいる場所にルアーが届かなければ釣れることはありません。

とはいえ無闇にシンカーを重くするとショートバイトが増えてしまいます。

基本はポイントに届くギリギリの軽さのシンカーを選びましょう。

テンポを上げる&リアクション狙いなら重くするのもあり

基本は底をとれるギリギリの重さのシンカーを使うのですが、アシ撃ちだったりランガンしたりするときなど、ハイテンポでポイントを攻めていきたい場面もありますよね。

そんな時は、ある程度重いシンカーを使用するのも方法の一つ。

フォールスピードが上がることで手返しがよくなり、より多くのポイントを攻めることが可能になります。

またフォールスピードをあげることでリアクションで強引に口を使わせるような使い方もできます。

底をとれないほど軽いシンカーは究極の食わせになることも

あえてボトムをとらないくらい軽いシンカーを使用して、中層やボトムちょい上くらいのレンジを引いてくるのも有効です。

とくにナチュラルに食わせたいときには積極的に試したいシンカーチョイスです。

ごく軽いシンカーにすることで今まで口を使わなかった天才バスのバイトを引き出せることもあります。

硬く比重の高いタングステンシンカーがおすすめ

タングステンシンカー

タングステンシンカーは鉛と比べて比重が高く、コンパクトなシルエットにすることができます。

また硬度も高い(硬い)ので、ボトム感知力が高く、根掛かり回避率といった意味においても優れていると言えます。

高田
鉛は環境負荷が高いので、筆者は環境に優しいタングステンシンカーをできる限り使っています。

とはいえタングステンシンカーは非常に高価です。手前味噌ですがChillタングステンシンカーはとても安いのでオススメですよー!

シンカーのウェイト選択はワームのチョイス以上に重要です

バスとシンカー

重すぎるシンカーを使ってしまうデメリットについてご理解いただけましたでしょうか。

同時に軽すぎるシンカーでも問題があるということもおわかりいただけたかと思います。

つまり適材適所でシンカーのウェイトは選ぶことが重要です。

高田
筆者はシンカーのウェイトだけは、タックルボックスに常にフルラインナップしてありますよ!

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