目次
淡路島の東浦に位置する沖堤防

志筑一文字は、兵庫県淡路市の津名港にある沖堤防です。
淡路島の東海岸に位置し、青物やアジ、タチウオ等さまざまな魚が回遊して来ます。
本記事では、志筑一文字への渡り方や釣り場の模様をレポートします。
志筑一文字の概要

志筑一文字は、全長100mほどの小さな沖堤防です。
釣り場は広くないため、収容できる釣り人のキャパは多くありません。
狙える魚種は、アジ、サバ、イワシ、チヌ、メバル、グレ、カサゴ、青物、タチウオ、アオリイカ、コブダイ、スズキ等です。
シーパンサーで渡船

志筑一文字で釣りをするには、志筑ボートパークから出船する一文字渡船シーパンサーを利用して渡ります。
公式HPは無く、前日の午前までに予約が必要です。
志筑一文字以外には、生穂一文字、塩田一文字にも渡しています。不明な点はお問い合わせください。
一文字渡船シーパンサー(釣りビジョンHP)
出船時間
朝一番船は4:30出船で以降は随時。14:00〜15:00に迎えが来ます。半夜便は14:00〜15:00頃に送り、21:00〜21:30に迎え便。通し便は翌朝8:00頃までです。
ただし上記はあくまで目安で、季節などによって前後するとのこと。電話予約時に確認・相談しましょう。
料金
基本料金は2,500円です。通し釣りの場合はプラス500円、塩田一文字に渡る場合もプラス500円かかります。
よって塩田一文字での通し釣りはプラス1,000円です。
アクセス
乗船の流れ

まずは乗船の流れを紹介します。
駐車場まで

少し判りにくいですが、これがボートパークの入り口です。

入り口から道に沿って進むと、関西総合リハビリテーション専門学校の裏にある駐車場に着きます。
シーパンサーの乗り場は駐車場の奥側にあるため、できるだけ車は奥のスペースに停めておきましょう。
乗船名簿の記入

船頭さんが来られたら、乗船名簿を記入します。料金は前払い制です。
出船

荷物を船に乗せたら出船です。志筑一文字までは10分ほど。
船を着けたら降りる

ポイントに船が着いたら焦らず速やかに降りましょう。
船が安定するまでは危険ですので、動かないようにしてください。
帰り

降りたのと同じ船着きに迎えが来ます。
余裕をもって終了時刻の30分前には片付けを始めておきましょう。
ポイント紹介

志筑一文字のポイントを紹介します。
小規模な釣り場ですが、海底の地形変化が豊富でさまざまな魚が釣れますよ。
先端側

潮通しの良い先端側(灯台側)のポイントです。
水深は足元で10m程度、内向きに遠投すれば18m前後、外向きに遠投すれば24m前後あります。
潮通しがよく、アジやタチウオ、青物、サゴシなどの回遊魚の実績が高いです。
足元ではコブダイやカサゴ、カワハギ、キジハタ、メバルなども釣れます。

船着き(階段)は先端側にあります。
降りていけるので、大物が掛かってもとりこみやすそうです。
根元側

志筑新島の堤防と隣合うポイント。
内向きは水深3m程度、沖向きは5m程度と、もっとも浅い場所です。
志筑新島の堤防との間は水道になっており、テトラが沈んでいます。
根掛かりのリスクが高いですが、カサゴやメバルなどの根魚、グレの好ポイントです。
真ん中

真ん中付近の足元は内向きで水深5m前後、外向きで8m前後です。
遠投すると内向きで10m前後、外向きで15m前後あります。
沖向きは回遊魚全般、内向きは回遊魚や投げ釣りでのカワハギの好ポイントです。
足元でもメバルやチヌ、カワハギ、コブダイなどが狙えます。
実釣してみた

ここからは12月半ばに志筑一文字で実釣してみた様子をお届けします。
当日の天候は晴れ、最高気温は14.4℃、最低気温は3.8℃。
中潮、水温は近隣の観測地点で15〜16℃でした。

15:00からの半夜便で出船。
当日は他の釣り人はおらず、3人で貸切りの状態でした。
近況は、夜に良型アジがたくさん釣れているとのことなので、アジングをメインに日が暮れるまではカワハギを狙う作戦。

まずは、胴付き仕掛けでカワハギ狙い。
PE0.6号のエギングタックルに胴付き仕掛けを結び、5号のオモリを接続。
エサはアサリを刺します。

はじめに姿を見せてくれたのはコブダイ(カンダイ)でした。
明らかにカワハギではない強烈な引きに焦りましたが、なんとかキャッチできました。
まだまだ大きいサイズも潜んでいるそうなので、タモは必須です!

冬場といえどまだまだ水温が高く、スズメダイやフグなどのエサ取りが多くて苦戦。
カワハギを釣るには、できるだけエサ取りが少ないポイントを探っていく必要がありそうです。

先端のポイントで、アタリがないままエサを取られるのが多発したので、カワハギの存在を確信。
エサを付け直し、集中してアタリを待つと本命のカワハギをゲット!

日が落ちてくるとエサ取りが静かになり、カワハギを連発できるシーンもありました。
足元は小型が中心ですが、良型が望める投げ釣りでじっくり狙ってみるのも面白そうですね。

日が暮れてからはアジングにチャレンジ。1〜2gのジグヘッドでボトム付近を探ります。
着底前にヒットしたのは30cm程度のサバ。
海面でボイルしている状況もあったので、真剣に狙うとサバはもっと釣れそうです。

ボトム付近はカサゴだらけ。
ワームをボトムに着けると、小型から良型まで飽きるほど釣れます。

この日は渋く、連発とはいかないものの30cm級のアジは数本キャッチできました。
タナはボトム付近ですが、カサゴに捕まらないようなレンジ調整が重要だったようです。

21時の撤収間際、足元では良型メバルもヒットしました。
通し便でじっくり狙ってみるのも面白そうです。

この日の釣果は、アジやカサゴ、カワハギ、コブダイ、サバ、メバルと、振り返ってみると12月のわりには賑やかでした。
ちなみに、良型アジを狙えるのは1月頃まで(水温12度程度まで)とのこと。
冬場はメバルやコブダイ狙い、春はフカセ釣りでのっこみのチヌ狙いがおすすめだそうです。
梅雨以降は青物、秋になればアオリイカやタチウオなどが楽しめます。
初めて渡船を利用する方へ

志筑一文字にはトイレがありません。船にもないため、事前に済ませておきましょう。
また、渡船を利用、沖堤防で釣りをする際はライフジャケットの着用が義務付けられています。
志筑一文字でのおすすめアイテム

当日釣果があった仕掛けとルアーを紹介します。
カワハギ狙い
筆者が使用したシンプルな胴付き仕掛けです。
カワハギやカサゴなど、堤防際の魚を釣るのに適します。
オモリは5〜10号程度、エサはアサリやむきエビなどがおすすめです。
汎用の胴付き仕掛けに加え、カワハギ専用針が採用されている仕掛けもおすすめです。
エサのアサリは、小粒でエサ付けしやすいダイワの「特選皮剥アサリ」がイチオシですよ。
アジング
水深が深く、海面までも高いため、2g程度の重めのジグヘッドが使いやすいです。
ボトム付近を攻めるなら、浮き上がりにくいヘッド形状を選びましょう。
今回、アジが一番釣れたのはこのワーム。
大きめのシルエットでよく動き、アピール力に優れます。柔らかい素材なので喰いこみも良好です。
まったり楽しめる穴場的な沖堤防

都市部の沖堤防と比較するとかなり小規模ですが、釣り人も少なく、まったり楽しめる釣り場です。
年間を通して釣れる魚種も豊富で、さまざまな釣りが楽しめるので、ぜひ釣行してみてくださいね。
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