ワラサとブリの境界線は○cm!ワラサの旬・食べ方・釣り方・締め方を紹介

2021/12/13 更新

出世魚であるブリの中型魚は、東日本ではワラサ、西日本ではメジロと呼ばれます。意外と、釣り人でもイナダ・ブリとの境界線を知らない方も多いのではないでしょうか。そんなワラサの食べ方・釣り方・締め方を詳しく解説します。

制作者

tsuki

関西出身の元釣具屋。堤防釣りから船釣り、淡水の釣りまで守備範囲は広め。現在も近畿圏を中心にさまざまなエリアへ積極的に釣行し、日々面白い釣りがないか模索中。釣具店に勤務していた頃の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます。

tsukiのプロフィール

...続きを読む


アイキャッチ画像提供:tsuki

ワラサとは

ワラサの画像
ワラサはブリの地方名の一つで、おもに東日本において60〜80cm程度のブリのことを指します。

つまり、ワラサは魚種名(標準和名)ではなく、“呼び名”です。

本記事では、そんなワラサの食べ方や釣り方などを元釣具屋の筆者が紹介します。

ワラサの生態

国内では北海道から九州まで広く生息し、東シナ海やカムチャツカ半島、ハワイにも分布します。

小魚を中心にエビやタコ、イカなどを捕食する肉食魚で、沿岸域では水深100m程度までの底層から中層を群れで回遊していることが多いです。

日本では重要な水産資源で、古くから養殖も盛んに行われています。

地方名が非常に多い

地方体長40cm程度まで 体長40〜60cm程度まで 体長60〜80cm程度まで体長80cm以上
関東ワカシイナダワラサブリ
関西ツバスハマチメジロブリ
四国・山陰モジャコ、ツバスハマチメジロブリ
北陸コズクラ、フクラギフクラギ、ハマチガンドブリ
九州ワカシ、ヤズヤズ、ハマチメジロブリ
東北アオコ、フクラギイナダワラサ、アオブリ
ブリの呼称を地域別・大きさ別にまとめてみました。

ブリは成長とともに呼び名が変わる出世魚で、なおかつ地方名が非常に多いことが特徴です。

ワラサの市場価格



ワラサ(ブリ)の卸価格は、1kg当たり250円〜1,200円ほどと、季節や個体によって大きな差があることが特徴です。

一般的に、春から夏にかけては安く、旬を迎えて需要が高まる晩秋から冬にかけて価格が高騰する傾向にあります。

冬季に大手通販サイトを見ると、4kg前後の養殖ワラサが1匹8,500円で売られていました。

ワラサの旬とおすすめ料理

ワラサの画像
地域によっても異なりますが、一般的にワラサの旬は秋から冬にかけてです。

海域や捕食しているエサの種類によって変わるものの、ブリほどは脂が乗りません。

しかし、養殖のワラサは通年身質が安定しており、季節による食味の違いが少ないと言われています。

以下ではワラサのおすすめの食べ方を紹介します。

刺身・炙り

ワラサの料理の画像
締めて血抜きがされた個体は臭みもなく、刺身で食べても絶品です。

ワラサはブリと比べて脂が少なく、ほどほどに乗っているため、あっさりとしていてブリよりもたくさん食べられると思います。

醤油で味わうのが一般的ですが、筆者のイチオシは大根おろしとポン酢です。

ワラサの料理の画像
刺身に飽きたら、炙ってネギと生姜などをトッピングし、カツオのタタキ風にして食べるのもおすすめです。

照り焼き

ワラサの料理の画像
ブリは照り焼きで食べるのがポピュラーですが、ワラサも同様に美味しく食べられます。

お弁当のおかずにも最適で、濃いめに味付けすればお酒のアテにもGOOD。

ワラサの料理の画像
「照り焼きはメンドクサイ……」という方には、何もつけずに焼いてポン酢を掛けて食べるのもおすすめです。

カルパッチョ

ワラサの料理の画像
青魚特有の匂いが気になる方や、血抜きが十分ではなかった場合は、カルパッチョにするのがおすすめ。

玉ねぎや香味野菜を加えると、爽やかに食べられますよ。

しゃぶしゃぶ

ワラサの料理の画像
寒い時期に旬を迎えるワラサは、鍋の具材にうってつけです。

さっと湯にくぐらせ、ポン酢でいただくのが最高です!



ワラサの釣り方

ワラサ釣りの画像
ワラサは船からも堤防からも釣れる人気釣り対象魚です。

代表的な釣り方(仕掛け)を紹介するので、ワラサを釣ってみたい方はぜひ参考にしてください。

オフショアジギング

ワラサ釣りの画像
ワラサはメタルジグ(金属製の疑似餌)を使って船から狙えます。

船で魚群を探しながら釣るので堤防より釣れやすく、初心者の方でも手堅く釣ることが可能です。

エサを使わないため、エサを触るのが苦手な方にもおすすめです。


ショアジギング

ワラサ釣りの画像
堤防やサーフ、磯からもメタルジグを投げてワラサを狙えます。

ワラサは潮通しが良いところに多く回遊するため、外海に面した堤防が有力なポイントです。

堤防の中では先端付近がよく釣れます。


泳がせ釣り

ワラサ釣りの画像
アジやサバなどの生きた小魚をエサにした泳がせ釣りでもよく釣れます。

サビキ釣りで釣れた小魚をエサにして手軽に大物を狙えるのが魅力。

ワラサ釣りの画像
泳がせ釣りは船からも楽しめます。

陸とは異なって電動リールを使うことが多いですが、水深が浅い場合は手巻きのリールでも可能です。

生きたエサを使うのでメタルジグよりもオートマチックに釣れます。


カゴ釣り

ワラサ釣りの画像
オキアミをカゴに詰め、撒きエサでワラサを引き寄せて釣る方法です。

潮通しが良い堤防や磯場から遠投して沖を狙います。

ワラサの他にも、アジやマダイなども一緒に釣りたい方におすすめです。


ワラサの締め方

ワラサの締め方の画像
最後にワラサの締め方を紹介します。

ワラサは血の量が多いため、しっかり締めて血を抜くことで美味しく食べられます。

脳締め

ワラサの締め方の画像
まずは脳締めで魚の動きを止めましょう。

側線の延長線、目の斜め上あたりに脳があるため、締め具やナイフで突いて締めてください。

血管を切る

ワラサの締め方の画像
脳締めが完了したらエラからナイフを入て、エラの付け根とエラの膜を切りましょう。

背骨の下側には太い血管が通っているため、背骨を断ち切ってもOKです。

血抜き

ワラサの締め方の画像
海水を溜めたバケツに頭から入れて血を抜きます。

水に入れなければ血液が固まって血が抜けきらないので注意しましょう。

5〜10分程度入れておけばしっかり血が抜けるはずです。

さらに万全を期す方は、尻尾を持って水の中で振ると血が良く抜けます。

神経締め

ワラサの締め方の画像
血抜きまでで十分ですが、最後に神経締めをしておくとより鮮度が保てます。

尻尾を切り、背骨の上側の神経が通っている穴にワイヤーを入れ、頭部まで到達させればOKです。

処理が完了したら、なるべく氷や真水に触れさせないようにクーラーボックスに入れて持ち帰りましょう。

堤防でも船でも人気のターゲット!

ワラサの画像
ワラサは引きが強く、食味も良いため、人気のターゲットです。

1匹釣ればいろいろな食べ方で楽しめるので、ぜひワラサを狙って釣りに行ってみてくださいね!
画像提供:tsuki

関連記事


紹介されたアイテム

活〆ワラサ
\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD