カマスについて

カマスは細長い魚体が特徴。鋭い歯を持ち、海水温の上昇とともに沿岸で釣れることが多くなる魚です。群れで行動し魚食性が強く、イワシなどの他魚種を捕食します。体長は種類によって20センチから2メートルになります。英名は「バラクーダ―」。海外では、ゲームフィッシングに人気ターゲットです。
カマスの生息域
水温の高い海域に分布し、太平洋やインド洋、大西洋の熱帯、亜熱帯の海域に生息。主に沿岸域で見られ、群れで活発に泳ぎ回るのが特徴です。日本では初夏から秋に、サビキやルアーで釣ることができます。
カマスの種類

カマスの仲間、カマス属は21種の確認がされています。日本で見られるのはアカカマス、ヤマトカマス、オニカマスなどです。アカカマスは大きい個体で体長が50センチ、名前のとおり外見が赤っぽく、体側に黒い縦縞が1本あります。ヤマトカマスは体長が35センチ、アカカマスよりやや小ぶりで、体色に青みがあり、体側の縦縞はありません。オニカマスは体長180センチに達する大型種で産地によってはシガテラ毒があり、日本では販売が禁止されています。

カマスの旬な時期

カマスは秋刀魚よりも秋の訪れを告げる魚で、「秋茄子は嫁に食わすな」と言う諺と同様に「秋カマスは嫁に食わすな」と言われ、良型に成長をし、脂がのった食べごろは秋(10月ごろ)です。

