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【岩屋一文字】ロケーション抜群の沖堤防を実釣レポ!淡路島渡船の利用方法も紹介します

淡路島の北端に位置する岩屋一文字。日本屈指の好漁場である明石海峡に面するロケーション抜群の釣り場です。そんな岩屋一文字に渡る淡路島渡船の利用方法や釣り場の特徴を詳しく解説します。

目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

淡路島の北に位置する沖堤防

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淡路島の北端、明石海峡に面する岩屋一文字はロケーション抜群の沖堤防。

明石海峡大橋を渡ってすぐなのでアクセスも良く、日本屈指の好漁場に位置する魅力的な釣り場です。

本記事では、元釣具屋の筆者が岩屋一文字への渡り方や釣り場の模様をレポートします。

岩屋一文字の概要

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岩屋一文字は新波止、旧波止、ケーソンの3つの堤防で構成されています。

陸続きではないため、渡船を利用して渡る有料の釣り場です。

ケーソンは2021年10月時点では利用できないようで、現時点では新波止と旧波止の2箇所に渡れます。

岩屋一文字で釣れる魚一覧

時期釣れる魚
1〜3月アジ、サバ、イワシ、クロダイ、シーバス、メバル、カサゴ、コブダイ
4〜6月アジ、サバ、イワシ、クロダイ、シーバス、青物、サワラ、メバル、カサゴ、メジナ、コブダイ
7〜9月 アジ、サバ、クロダイ、シーバス、青物、サワラ、タコ、メバル、カサゴ、メジナ、アオリイカ、タチウオ
10〜12月 アジ、サバ、イワシ、サヨリ、クロダイ、シーバス、青物、サワラ、メバル、カサゴ、メジナ、コブダイ、アオリイカ、タチウオ

岩屋一文字には淡路島渡船で

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岩屋一文字で釣りをするには、岩屋漁港から出船している淡路島渡船を利用しましょう。

料金や出船時間は変更される場合もあるため、公式Instagramを確認しておくと安心です。

淡路島渡船Instagram

料金(2021年10月時点)

渡船料金は1,500円(税込)です。

出船時間・営業日(2021年10月時点)

4月中旬〜10月11月〜4月初旬
午前4時頃〜午後7:00まで午前5時頃〜午後7:00まで

営業日は毎週金曜〜月曜日です。

朝の一番船以外は随時出船しています。

月曜日の営業終了時間は15時なのでご注意ください。

通し便(夜釣り)も船長と相談の上で可能なようです。

※営業時間や出船状況は天候などにより変更される場合もあるため、事前にInstagramで確認するか直接船長にお問い合わせください。

アクセス

駐車場は、岩屋漁港内の駐車場が無料で利用できます。

船長さんは気さくで親切

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淡路島渡船の村田船長。

若い船長さんで、明るく気さくな方です。

丁寧に対応していただけるので、初めての方も安心して利用できると思います。

乗船の流れ

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ここからは当日の乗船の流れを紹介します。

なお、釣り船のような事前予約は必要ありません。

受付

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受付で注意事項を確認の上、乗船名簿を記入して料金を支払います。

渡るポイントを伝えておきましょう。(ポイントについては後述します)

出船

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荷物を乗せて出船。

一文字までは5〜10分ほどなので、船酔いする方でも心配が少ないと思います。

船長の指示で降りる

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ポイントに着いたら船長の合図で降りましょう。

転落の危険もあるので、落ち着いて渡ってください。

帰港

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迎えの便は船長の携帯電話に連絡すれば、随時迎えに来てもらえます。

連絡するとすぐに船が来るので、片付けを済ませてすぐに乗船できるようになってから連絡しましょう。

ポイント紹介:新波止

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岩屋一文字のメインポイントとなるのが新波止です。

船は赤灯、白灯、角の3箇所につけてもらえます。

どのポイントも潮通しがよく、ショアジギングやノマセ釣りでの青物の実績が高いです。

足元付近の水深は深い場所で10mほどあり、タモは6m程度のものを用意しておきましょう。

ポイント紹介:旧波止

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新波止より内側に位置するのが旧波止です。

新波止ほど潮は通らず、沖向きはテトラ帯なので釣りはしにくいです。

とはいえ、青物などの実績はあるのでハイシーズンの混雑を避けたい方は行ってみる価値があると思います。

テトラ帯で根魚などを狙ってみるのも面白そうです。

新波止で実釣してみた

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10月の中旬に新波止の赤灯付近に渡って実釣してみました。

朝4時出船の一番船で暗い時間から渡ります。

月曜日の釣行だったので、人が多い時間帯でも20名ほどと、釣り人はかなり少なかったです。

当日の状況は晴れ、中潮で干潮から上げていく時間帯。風が強く、風速は最大6mほど吹いているタイミングもありました。

近くの翼港では水温24.5度が計測されています。

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まず朝イチはショアジギングで青物狙い。

沖向きは潮が速く、投げると水深が15m程度あるので重めのジグが必須。

当日は60g程度でも十分底取りできましたが、潮が速い時や混雑している時は100g以上が必要な場合もあるようです。

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ルアーに引っ掛かってくるほど、凄い数のサヨリが回遊しています。

朝一には時折激しいボイルがあるものの、結局ルアーには反応しませんでした。

青物の数に対してベイトが多すぎるような印象で、やはりサヨリベイトは一筋縄にはいきません……。

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潮も緩み始めたので、飛ばしサビキにチャレンジしてみると、底付近ですぐにアジとウリ坊(イサキの幼魚)がヒット。

この辺りのアジは「メクリアジ」とも呼ばれ、脂がたっぷり乗っていてとても美味しいです。

自分で食べたいところですが……青物を諦めきれなかったため、ノマセ釣りのエサにしました。

昼前までは単発のボイルがあり、終始青物の気配はありましたが、結局この日はノマセ釣りでも青物は無反応。

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青物がダメだったので、残りの時間で少しだけエギングもやってみました。

赤灯先端の水道側から流れ出る潮に乗せてエギを流していくと、アオリイカがすぐにヒット!

エギングをされている方はほとんどいないので、じっくりやってみればスレていないイカが沢山釣れたかもしれません。

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同行していたYOSHIKIはライトゲームを楽しんでいました。

魚影が濃いので日中でもライトゲームが成立し、堤防の基礎付近を丁寧に探るとガシラが連発。

強い引きで根に潜られて切られることもあったため、良型のアコウが潜んでいそうです。

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サビキだけではなく、アジングでもアジを狙えます。

ボトム付近を中心に探っていると連続ヒット!

3gのジグヘッドで釣っていましたが、「1.5gぐらいで丁寧にやったらもっと釣れそう」とのこと。

深くて潮が速い釣り場なので、ジグヘッドは3gぐらいまで用意しておくと良さそうです。

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この日は一文字全体でも青物は渋かったようですが、白灯付近でのノマセ釣りで数本上がっていたようです。

初めて岩屋一文字に行く方へ

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初めて岩屋一文字を利用される方に確認しておいてほしい事柄を紹介します。

ライフジャケットの着用

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ライフジャケットの着用は必須です。

渡船でライフジャケットの貸し出しもしているようなので、お持ちでいない方は事前に問い合わせておきましょう。

朝イチは暗い

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季節にもよりますが、出船時間が早いので夜明けまでの暗い時間帯は長いです。

堤防には段差や階段もあるため、朝イチから渡る方はヘッドライトを用意しておきましょう。

朝は船の往来が多い

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朝イチの新波止は、たくさんの漁船が堤防の前を通るため、仕掛けを遠投できない時間が少し続きます。

足元で楽しめる釣りの準備をしておくのもおすすめです。

釣り場にトイレはない

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一文字にはトイレがありません。

岩屋漁港の無料駐車場にトイレがあるため、事前に済ませておきましょう。

岩屋一文字におすすめのアイテム

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岩屋一文字におすすめのアイテムを集めました。ぜひ参考にしてください。

サビキ仕掛け

ささめ針 ウルトラ簡単飛ばしサビキ(上カゴ式) S-553

飛ばしサビキでアジやサバ、イワシなどの回遊魚が狙えます。

軽めの下カゴ式サビキでは流されて釣りにくいため、上カゴ式か重めの鉄ドンブリを使った下カゴ式のサビキが適しています。

メタルジグ

ダイワ TGベイト

 

メタルジグは40〜60g程度のものをメインに用意しておくと良いでしょう。

タングステン製のジグなら沈下速度が速くて流されにくいです。

ノマセ仕掛け

オーナー 堤防泳がせのませ遊動胴突仕掛 H-6253

潮流が速いため、ウキ釣り仕掛けは使えるタイミングが限られ、流されにくい胴付き仕掛けがおすすめです。

オモリは15〜20号程度を使えばしっかり底がとれます。

エギ

マルキユー フィッシュリーグ ダートマックス 3.0号

自重:17g
沈降速度:3.0秒/m

潮流が速いため、ノーマルタイプもしくはディープタイプのエギがおすすめです。

実釣時は沈下速度が速めのダートマックスを使いました。

ダイワ 仮面シンカー 5g レッド

追加シンカーを用意しておけば、潮流の変化にも対応できますよ。

ロケーション抜群の岩屋一文字で釣りを楽しもう!

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岩屋一文字は明石海峡を望むロケーション抜群の沖堤防です。

青物をはじめとした人気魚種の実績が高く、神戸方面の沖堤防ほど混雑もしていないため、ぜひ足を運んでみてくださいね。

淡路島渡船Instagram

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