メタルジグを投げるのって疲れませんか?
サーフからのライトショアジギングが大好きなTSURI HACKライターの小林です。
春から秋は青物を狙い、サーフへと足繁く通っています。しかしこの釣りときたら、30g以上のメタルジグやミノーをひたすらキャストするので、とにかく身体への負担が大きいんですよね。体力勝負です。
ただ爆発した時の釣果は凄まじく、これを一度経験したらやめられなくなってしまいます(笑)。
そんな経験をしてしまったばかりに、この世界にどっぷりハマってしまったという人も多いのではないでしょうか?
しかし先にも述べた通り、ショアジギングは体力を大きく消耗します。そこで提案したいのが、10gのメタルジグを使った釣りです。これなら体への負担も軽減できます。
10gメタルジグで『ULSJ』
10gのメタルジグを使ったショアジギングは、いわゆるULSJ(ウルトラライトショアジギング)に分類されます。
このウルトラライトショアジギングが、手軽さ、釣りやすさ、楽しさ、飛距離、釣果……そのすべてを兼ね揃えている釣りなんです。
釣りが楽しめる海辺さえ見つけたなら、軽いノリで釣りができる。「魚が釣れたらラッキー♪」ぐらいの感覚で楽しめます。
必要なのはタックル一式と小型のクーラーボックス。そして10gのメタルジグ。
15gだとちょっと重い、5gだと軽すぎる。そんな“絶妙な使いやすさ”なのが10gのメタルジグなのです。
小規模な堤防なら飛距離も申し分ありません。少し遠くで起きているナブラを狙い撃つことも可能なほどです。
釣れる魚はさまざま
今まで10gのメタルジグを使って、釣った魚たちは数知れず。まずはカマス。
ULSJで釣れる魚の代表です。群れている可能性が高いため、一匹釣れれば数釣りも期待ができます。
今年、10gのメタルジグでかれこれ150匹は釣ったんではないでしょうか? お陰で毎日カマスのフライでした(笑)。
またシオ(カンパチの幼魚)や、ツバス(ブリの幼魚)などもよく釣れます。魚のサイズに対してルアーのサイズがベイトにマッチして丁度良いのでしょうね。
タイミングがあえば入れ食いになることもあるので、青物はサイズ関係なく楽しいのです。
メッキも恰好のターゲットです。
一度釣れるとパターンにハマれば、こちらも連発します。メタルジグの楽しさをこの上なく味わえる魚です。
絶妙に根がかりしずらい重さと、小さなフォルムで機敏な動きを演出。ボトムを探れば根魚系もこの通り。
10gのメタルジグの使い方はライトショアジギングと変わりなく、タダ巻き、リフトアンドフォールで誘っています。キラメキをうまく演出すれば、思わず魚は口を使ってしまいます。
小規模な堤防がオススメ
10gのメタルジグを使うなら釣り場は小規模な堤防がベストです。手軽にできるのがこの釣りの良い所。(大規模な場所では他の釣りが良いですね)
水深や潮流、釣れる魚からして、10gメタルジギングは小規模な堤防がマッチするのです。
ライトタックルと小型のクーラーボックスを持って、「今日の晩御飯は何が釣れるかな?」と。それぐらいのライトさ(余裕)で釣りをしたいものです。
サーフには不向き
サーフでは楽しめないことはありませんが、やっぱり限界はあります。
というのもサーフの場合は、なんと言っても飛距離が最重要。10gでもそこそこ飛距離は出ますが、やっぱり30gのメタルジグと比べたら……そりゃ、雲泥の差です。
10gでは釣れる魚も限られてしまうので、サーフに行くなら10gはオススメできません。
ライトタックルでOK!
僕は日頃から鱒レンジャーを使って、海でも川でも湖でも釣りをしています。このタックルで扱いやすいルアーを探していたときに、しっくりきたのが10gのメタルジグでした。
道具を不用意に増やしたくない自分としては、投げるタックルの制限が少ないほうが助かるんですよね。
10gのメタルジグなら、鱒レンジャーでも飛距離はバッチリ稼げます。値段の割に丈夫で折れる心配がないので、小物から大物まで楽しめるロッドです。
ちょっとした時間でも釣りができます
ライトタックルゆえの機動性の高さを生かして、ちょっとした時間でジギングを楽しめます。
時間を取って地磯に行くなり、ウエーダーを履いてサーフで青物を狙う釣りも最高に楽しいですよね。でも、こんな風に隙間時間で釣りが楽しめるのは、ライトタックルならではだと思います。
おすすめの10gメタルジグ
激安ジグ(名称不明)
僕がよく使っているメタルジグはこちら。一個約200円とコスパに優れており、それなりの釣果も叩き出してくれることから、かなり重宝して使っています。
ジグパラ
言わずもがなコスパに優れた日本メーカーのメタルジグ「ジグパラ」にも10gがしっかりとラインナップにあります。種類やカラーが豊富なのでこだわりがある方はこちら。
サムライジグ
造りがしっかりとしていて好み。ダイワの「サムライジグ」。こちらも10gがラインナップされています。価格に対するパフォーマンスが素晴らしいメタルジグです。
まとめ
ショアジギングと聞くと、強めのタックルで重いメタルジグをぶん投げ、大物を狙う“ロマンある釣り”をイメージするかもしれませんね。
しかし、近年ではショアジギングと言っても細分化されてきていて、手軽に数釣りを楽しめる遊びとしても親しまれています。
ルアーの種類も以前より増え、新しい釣りのスタイルがどんどん確立されるようにもなりました。
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