あ〜これ知っていれば……と思ったコトありませんか?

釣りを始めたての人に“あるある”な間違いや勘違いってありますよね。
じつは僕も何度も失敗を重ねてきました。
釣れた魚に感極まり穂先をポキッ……(泣)
地面に置いていた竿を蹴ってしまって、スプールエッジに傷が。(泣)
など、色々とやらかしてきました。
今回はそんな誰しもが通る失敗をもとに、とくに初心者の方がやってしまいがちな間違いをまとめました!
“釣り餌を正しく使っていますか?”知っているだけで釣果UPします
冷凍コマセの解凍で朝の時合を逃していませんか?

頑張って起きて行った朝マズメのチャンスタイム。まわりが釣れ始めているのに、餌がまだ凍っている……こんな経験ありませんか?
そんな時のために、冷凍餌の解凍サービスを行ってくれる釣具屋さんもあります。冷凍餌を使う予定の際は、釣り場近くの釣具屋さんに電話で確認してみると良いでしょう。
もし対応している釣具店が近くにない場合は、魚を活かすフラシや専用ネットに入れて海中に投げ入れると素早く溶かすことができます。もちろん、バケツに汲んだ海水でも問題ありません。
バケツを使用する場合は、こまめに海水を交換すれば解凍スピードがアップしますよ!
▼オキアミやアミエビの基礎情報はコチラの記事
釣り餌を常温で放置していませんか?

オキアミやアオイソメなどの釣り餌を、炎天下の中で放置してしまっていませんか?
魚釣りでは、餌の鮮度がとても重要です。熱い時期はとくに注意してクーラーボックスから小分けに出すようにしましょう。
また練り餌なども直射日光には当てないように、バッカンの蓋を閉めたりタオルをかけておくと、GOODですよ。
釣れない時、餌の交換していますか?

アタリが無いからといって、針に付いた餌の交換を怠っていると、ますます釣れない状況に陥ってしまいます。
海中に長い時間餌が入ったままだと、匂いや味といった成分が抜けきってしまったり、サバの切り身などの生餌は鮮度が落ちてしまったりします。
針に付けた時と色や形が変わってきたら餌の替え時です。釣れない時間帯こそ、積極的に餌交換をしてみましょう!
“リールをダメにする”よくある間違い
竿やリールを砂や泥の上に置かないで

初心者の方にありがちなのが、リールや竿を地面に直置きしてしまうことでしょう。
リールはギアやベアリングなど、様々な部品が組み上げられてできている、ある意味精密機械なんです。
ちょっとした砂の粒や泥の粒子がリールの内部に入り込むだけで、ガタついてしまったり、最悪の場合故障してしまいます。
また、地面に直置きした竿は誤って踏んでしまうこともあります。
竿とリールは、なるべく地面には置かずに何かに立てかけるようにしましょう。竿立てがあるとなにかと便利ですよ!
PRO MARINE アルミ三脚
リールのスプールエッジを傷つけないで

コンクリートであっても、リールの直置きには注意が必要です。
スプールエッジと呼ばれる部分に傷が付くと、仕掛けを投げる際に飛距離が低下してしまったり、傷が深い場合は道糸が傷ついてしまうことがあります。
▼スプールエッジを傷つけてしまった場合の補修はコチラの記事でご紹介
リールの洗い方あっていますか?お湯はNGですよ

海で使ったリールは水洗いが必要な訳ですが、いくつか注意点があることをご存知でしょうか?
まずは、洗う前にドラグをしっかり締めましょう。そして冷たい水道水でリールの上部からシャワーで洗い流しましょう。
この時、お湯はオイルやグリスを流してしまうため絶対NGです!
また、水を張ったバケツなどにリールを漬けるのもNGといわれています。
▼詳しいリールの洗い方はコチラの記事でご紹介
“魚を取り込む(ランディング)際”によくある間違い
魚を抜き上げる時は竿を立てないで

魚が釣れた時、思わず竿を立てすぎて「ポキッ!」と竿を折ってしまった経験はありませんか?
僕はやっちゃったことがあります……。
嬉しさの頂点から一気にブルーな気持ちに急降下。なんてことにならないように、竿の立て過ぎには注意しましょう。
ロッドで魚をタモ網に誘導し、垂直方向に引き上げる

掛かった大物を網で取り込む際に、網で魚を追いまわしていませんか?
網は水の抵抗を強く受けるので、必死に暴れる魚より早く動かすことはできません。
そこでタモ網を構える人は、タモの編地がしっかり開くように構えて待ちましょう。アングラーは魚をしっかり弱らせ、頭から網に突っ込むように誘導しましょう。
また魚が網に入ったら、極力タモの柄が曲がらないように垂直方向に一段ずつ仕舞い込んでいきましょう。
水面と並行になるようにすくい上げるのは絶対にNGです。
タモ網に魚が入った後、糸を張らないで

魚の頭が網の中に入った瞬間に、タモ網を構えていた人はすかさず網の枠を水面より上に持ち上げましょう。
この瞬間魚が大きい場合はラインが網枠に干渉し、網の外に魚が引き出されてしまう場合があるため、アングラーは竿を下げて糸を緩める必要があります。
1人でのランディングの場合も、一連の動作は同じです。大物の時ほど、焦らず平常心で取り込みましょう!
フィッシュグリップはコードを持とう
魚に触れるコトなく安全に魚を掴むことのできるフィッシュグリップですが、ランディング直後に魚が首を大きく振ったり、ローリングした際に外れてしまったご経験はありませんか?
クリップが魚の下顎を確実に捉えたら、すぐにグリップから手を離し紐やリーシュコードに持ち替えましょう。
こうすることでテコの原理が働かなくなり、下顎の骨格がしっかりしている魚であれば外れることはありません。
“鮮度良く魚を持ち帰るため”に気をつけるべきコト
バケツに魚を溜めすぎていませんか?

時合に突入し、入食い状態になっている時にありがちな、バケツの中で魚が死んでいる現象。
真夏の暑い日では、せっかくの釣りたて鮮度抜群な魚達がみるみる傷んでしまいます。
バケツの中の魚が弱ってきたら、クーラーボックスにしまうか、バケツの水を交換するようにしましょう。
クーラーボックスを頻繁に開けていませんか?

前述では「頻繁にクーラーへ魚をしまって下さい」とお伝えしておきながら恐縮ですが……。
クーラーボックスを開けるたびに、大切な冷気がどんどん失われてしまいます。
どんなに保冷力の高いクーラーボックスでも、何度も開閉を繰り返していると氷が解ける速度も速くなってしまいます。
外気温が高い日ほど、クーラーボックスの開閉回数を減らすように意識しましょう。
潮氷(氷+海水)を作れば保冷効果UP

海水と氷で作る冷たい水(潮氷・海水氷)を作ることで、効果的に魚を保冷できます。
潮氷を作る場合、クラッシュされたものよりも板氷の方が表面積が小さいので長持ちします。ペットボトルを凍らしたものでも良いでしょう。
バケツで汲んだ海水をクーラーボックスに入れる訳ですが、海水の量に注意が必要です。
まずは魚体が海水に浸かる程度の少量に留めましょう。海水を入れすぎると氷があっという間に解けて無くなってしまいます。
また塩分が薄くなりすぎると、かえって魚が傷む場合があるので氷の溶かしすぎにも注意が必要です。
知っておくと、道具は長持ち・釣果UP!につながるかもしれません

僕も魚釣りを始めた頃は、いろいろな間違いをしていました。今でもまだ勘違いしていることがあるでしょう(笑)
魚釣りって、どんなにやり込んでも『なるほど!』って思えることが出てくるので面白いんですよね!
これからも、知識や経験をドンドン蓄積させながら魚釣りを楽しんでいきたいと思います!
本記事をみて「あ、間違えていた〜!」と気づきになっていたら幸いです。