レンズ×透明布の次世代エギ!
2021年もっとも注目を集めているエギが、デュエルから発売されたLQ。
通常のエギとは異なり、ボディにレンズと透明布を用いていることが最大の特徴です。
本記事では、元釣具屋の筆者が話題のLQをインプレします。
LQのラインナップ
サイズ | 重量 | 沈下速度 |
2.5号 | 9.5g | 約5.0秒/m |
3.0号 | 14.5g | 約3.5秒/m |
3.5号 | 20g | 約3.0秒/m |
カラーは全20色が展開されています。(2021年9月時点)
LQの特徴
まずはLQの特徴から紹介しましょう。
形自体はスタンダードですが、レンズと透明布によって既存のエギとは一線を画す仕上がりです。
レンズ×透明布
ボディ内部に搭載されているインナーシートの反射光が透明なレンズボディを通し、生命感のあるナチュラルなアピールを演出します。
インナーシートは、特徴が異なる4種類(オーロラ・ゴールド・マーブル・シルバー)の展開。
ボディを覆う布は既存のものより透明度が高く、インナーシートが反射した光を効果的に拡散します。
トップフィン
先端部分にはフィンが設けてあります。このフィンには整流効果があり、姿勢の安定に貢献。
また、引き抵抗を少なくし、軽快なダートの演出にも一役買っています。
パタパタフィン
パタパタシリーズでお馴染みのパタパタフィンも搭載されています。
僅かな流れでフィンがパタパタ動いてアピールし、波動でイカを刺激します。
トリックフック
カンナには適度に伸びるトリックフックが採用されており、根掛かりした時にカンナを伸ばして回収することが可能です。
ケイムラ仕様なのでアピール力もあります。
ボディカラー表示
ケイムラ・夜光・クリア、それぞれ異なる目印が付けられており、分かりにくいボディカラーも一目瞭然。
「このエギクリアだっけ?夜光だっけ?」と迷うことがありません。
LQをインプレ
ここからはLQを実際に使ってみた印象をお届けします。
秋のエギングに加え、ケンサキイカ狙いのイカメタル(オモリグ)にも使ってみました。
王道のアクション
軽くシャクっただけでも軽快にダートしてくれ、引き抵抗も軽いのでシャクり疲れません。
アクションに大きな特徴やクセはなく、“THE・エギ”といった王道のアクションです。
水馴染みが良くてナチュラル
ダート時はフラッシングで強くアピールしますが、フォール中はボディの透け感によって水に馴染みつつ、インナーシートの反射でナチュラルにアピールを続けます。
同系統のエギとしてはシマノのフラッシュブーストが挙げられますが、それと比較するとLQは少し控え目なキラキラ感。
「フラッシュブーストに寄っては来るけど抱ききらない」といったシチュエーションでLQは大活躍すると思います。
飛距離は普通
自重は重くもなく軽くもなく、飛距離はいたって普通でした。
とくに不満はないですが、風が強い時は飛距離が物足りないと感じるかもしれません。
秋イカに好相性
生命感のあるフラッシングアピールは、好奇心旺盛な秋イカと好相性です。
見る角度や光量などによってアピールが変化するせいか、スレにくくて1つのエギで数釣りがしやすいのもGOOD。
もちろん、晩秋や春などのスレたイカに対しても効果は高いでしょう。
2.5号はオモリグも◎
ナチュラルなフラッシングアピールはケンサキイカに対しても効果抜群。
集魚灯の光が届く浅ダナではとくによく釣れました。
オモリグ用としては少し重い部類なので、潮が速い時に使うのがおすすめです。
ナチュラルなフラッシングが効く!
実物を見てみるとよくわかりますが、レンズ×透明布のボディは“ベイトっぽさ”が半端じゃありません。
誰でも扱いやすく、エギが勝手にイカを誘ってくれるので初心者の方にもおすすめです。
間違いなく釣れるエギですので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。