イワシだけじゃない!
タチウオテンヤに使うエサはイワシが定番ですが、じつは他にもさまざまな種類のエサがあります。
エサによって特性が異なるため、使い分けるのが効果的です。
本記事では、元釣具屋の筆者がタチウオテンヤのエサと、それぞれの特性を解説します!
タチウオテンヤのエサ一覧
タチウオテンヤでおもに使われているエサは4種類です。それぞれの特性を理解しておきましょう。
イワシ
タチウオテンヤの定番エサです。
魚らしいナチュラルなシルエットに加え、内臓の匂いでも誘えるので喰いの良さは抜群。
タチウオの喰いが渋い時に適しますが、身が柔らかいため、すぐにボロボロになってしまうのが難点です。
マルキユー ギュッとイワシ 8匹入り
サンマ
釣具店で販売されているタチウオテンヤ用のサンマの切り身や、スーパーで売られているサンマを捌いたものもエサにできます。
テンヤにグルグルと巻きつけるか、カットしてテンヤに乗せてワイヤーで固定しましょう。
イワシとは異なり、ボロボロになってもタチウオが食ってくるのでエサ交換の頻度が低く、高活性時に手返しよく釣りができます。
ただし、遊漁船によってはサンマが禁止されていることも稀にあるので注意してください。なお、東京湾はサンマエサの使用が全面的に禁じられています。
ヒロキュー 韋駄天 テンヤマキマキ6枚
コノシロ
コノシロの切り身も近年よくエサとして使われています。
身と鱗が硬いのでエサ持ちに優れ、サンマと並んで高活性時に強いエサです。
水の抵抗を受けにくい形状のため、激しくアクションさせてもエサがズレにくい点も優秀。
しかし、あまり売っていないことが難点です。
タチウオの尻尾
タチウオは共食いをよくする魚なので、タチウオでタチウオを釣ることが可能です。
釣れたタチウオの尻尾をテンヤのサイズに合うようにカットし、テンヤに乗せてワイヤーで固定します。
エサ持ちは抜群で、ヒラヒラと動いてキラキラと光るのでアピール力も強め。
サンマやイワシに比べると臭いが弱いので反応が悪いこともありますが、現地調達できる分リーズナブルで高活性時に強いエサです。
塩締めでエサ持ちアップ
エサ持ちが悪いイワシは、塩締めで身を硬くして耐久性をアップするのもおすすめです。
時間に余裕がある方は塩締めしたイワシも用意しておくと良いと思います。
用意するものはエサ用のイワシと食塩だけ。食塩は安いもので構いません。
イワシの身全体に塩を振り、そのまま数時間冷蔵庫に入れましょう。
数時間経つと身から水分が出てくるので、この水分を捨てます。
そして、好みの硬さになるまで同じ工程を繰り返してください。
でき上がったイワシは、塩を付けたままタッパーやジップロックなどに入れて保管しておきましょう。
状況に応じてエサを使い分けよう!
イワシだけを使っている方も多いと思いますが、高活性時はすぐにボロボロにされてしまうため、効率の悪い釣りになってしまいます。
アタリが多い時はなるべくエサ持ちに優れたエサを活用し、渋くなったらイワシを使うのがおすすめです。
ぜひ、イワシだけではなくさまざまなエサを使って好釣果に繋げてくださいね!
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。