カジキの種類と生態を解説!美味しいレシピと釣り方をチェック

カジキは上あごが剣のように突出している特徴的な魚で、マグロに似た食味からカジキマグロと呼ばれますが、俗称とされ正式名称ではありません。カジキはトローリングによりスポーツフィッシングのターゲットとして日本のみならず、海外でも高い人気を誇ります。


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カジキとは

カジキとのファイトシーン
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カジキは特に海外では有名な魚で、日本でも知らない人は少ない魚でしょう。上顎が剣のように突きだして、背びれがピンと張っていて、非常に格好いい魚です。大洋を高速で泳ぐ回遊魚で、ノーベル文学賞を受賞した米国の作家、アーネスト・ヘミングウェイの小説「老人と海」にも登場します。カジキは釣り人が憧れる魚ですね。

生息域・分布と釣れる時期

南国の海
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カジキと言えば海外ではスポーツフィッシングの対象として人気があります。世界中の海に広く生息域があり、温暖な海域を好みます。普段は外洋を高速で回遊する魚ですが、産卵期である5月から9月にかけて、沿岸海域にやってきます。この時がトローリングなどで狙える時期となり、各地でカジキ釣り大会が開催されます。

カジキの特徴

カジキのテイルウォーク
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カジキの特徴は沢山あります。まず目立つのは剣状の上顎ですね。カジキは肉食魚なのでエサとなる魚の群れに高速で突進し、剣状の上顎で魚にダメージを与える他、サメなどの外敵から身を守ります。体型は美しい流線型をしていて、1秒間に最大25メートルの高速で回遊します。

生態・性質

カジキジャンプ
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カジキは魚食性の大型魚で、暖かい海流を群れで回遊するカツオやマグロといった魚を補食します。産卵の時期は5月から9月にかけてであり、この時期は沿岸海域でも見られるようになります。1匹または数匹の群れで回遊し、つがいの絆が強いとされています。性質は荒く、船と衝突して損傷を与えることもあります。

日本近海のカジキの種類

カジキは暖かい海以外にも、エサが豊富な比較的冷たい海域にも入ってきます。この場合にエサとなるのはイワシ、ニシン、アジやサバといった小魚です。こうしたカジキは熱交換器官があり、海水温より体温を高く保てます。日本近海でも東北や北海道でも多くの種類のカジキが見られます。

メカジキ

メカジキ
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メカジキはマカジキと同様、漁の対象となり食用として流通しているカジキです。カジキ類としては最大級でメカジキ科唯一の現生種です。成魚は全長4メートル、体重300キロを超えます。メスはオスより大きくなります。上顎の部分が体長に比べて著しく長いのが特徴です。英語名はソードフィッシュ(剣魚)で、日本では各地域に呼び名があります。

マカジキ

マカジキ
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マカジキは海外ではマーリンと呼ばれ、カジキのロゴには、このマカジキが使われることが多いです。水色の横縞模様が他のカジキと見分ける際の特徴となります。マカジキはメカジキと同様、漁の対象となり食用として流通しているカジキです。大きさはメカジキより小さいものの、全長3メートル、体重100キロを超える高級なカジキです。

バショウカジキ

バショウカジキ
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バショウカジキはマカジキの仲間ですが、海外ではセイルフィッシュ、長大な背びれが特徴のカジキです。釣りの対象として人気で、食用にもなります。暖かい海域を中心に生息していますが、日本では夏季に東北や北海道の太平洋側で見られることがあります。カジキの中でも比較的に沿岸域で見られます。

シロカジキ

シロカジキは暖かい海域に生息する大型のカジキで食用にもなります。シロカジキは死語に白っぽく魚体が変色することから名前がつけられました。成魚は全長4メートル、体重は700キロを超えます。メスはオスより大型化し、体重が120キロを超える個体はメスであると考えていいでしょう。バショウカジキと同様、沿岸域にもやってきます。

クロカジキ

クロカジキは外形上、マカジキと良く似ています。マカジキより鱗が粗く、剣状の上顎が短いことで区別します。海外ではマカジキ同様にマーリンと呼ばれるスポーツフィッシングの対象として人気のある魚です。

フウライカジキ

フウライカジキは暖かい海域に生息する外洋性のカジキで、マカジキのように大きくならず、また剣状の上顎も他のカジキと比べて短いのが特徴です。バショウカジキと同様に背びれが大きく、体長は2メートルほどでバショウカジキほど大きくなりません。カジキの中では味は今ひとつで、市場価値は低く、多くは加工品の材料となります。

カジキの旬と釣れる時期

カジキの頭
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カジキの旬は海水温が上昇する6月から8月で、産卵を控えた個体が沿岸域近くまで回遊してきます。食用として人気はマカジキ、メカジキで特にマカジキは味が良く、高価格で取引されています。4メートルを超える魚体なのでスーパーでは切り身で売られていて、刺身や煮付け、ソテーにして食べると美味です。

カジキの釣れる時期

時期のイメージ
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カジキの釣れる時期は、カジキの旬とほぼ同じ時期です。バショウカジキやシロカジキは黒潮に乗ってやってくるカツオやシイラなどの回遊魚を追ってやってきます。カジキは体長が4メートルを超え、体重も700キログラム以上あり、時速100キロといった高速で回遊する魚なので、釣るためにはタックル以外に、高速のクルーザーも必要です。

カジキを狙うなら南国へ

リーフの画像
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カジキの一部には海水温より体温を高く保つ器官を有し、ある程度の低水温域まで回遊する個体もいますが、基本的に暖かい海域に生息している魚です。よってカジキを狙うなら国内だと南西諸島や小笠原諸島などの離島になるでしょう。海外だとサイパンやグアム、ハワイなどで船をチャーターするといいでしょう。

カジキの美味しいレシピ

カジキは以前は赤身が特徴の食材として、刺身などに加工された形で流通していました。近年が漁獲量が減り、マグロなどが代わりに流通しています。カジキの中でもマカジキは特に味が良く、今も高級料亭などでは刺身の食材として珍重されています。年間を通して流通されていますが、量は少なく高級食材といっていいでしょう。

刺身

カジキの刺身
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カジキの刺身はピンク色に白い線状の脂が乗り、見た目にも美しく味も絶品です。カジキは回遊するカツオやイカなど、人間が食べても美味しい魚類を飽食しているため、そのおいしさが凝縮されたカジキの刺身は美味しくて当然かもしれません。特にマカジキの刺身は絶品と言われています。

照り焼き

カジキの照り焼き
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脂が乗った旬のカジキは照り焼きにしても美味しいです。ブリの照り焼きと比べて、大洋を高速で回遊するカジキの肉の脂はしつこくなくて上品な風味があり、その差は歴然としています。

ソテー

ソテー
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カジキは小麦粉をまぶして表面を香ばしく焼き上げて、ソテーにしても美味しくいただけます。表面を香ばしく、中をジューシーに焼き上げるのが美味しくいただくためのポイントです。

カジキをトローリングで狙ってみよう!

トローリング
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カジキは通常のオフショアタックルや装備で掛かったとしても、リールの糸が全部出されたり、最悪の場合は船が損傷する事もあります。カジキを狙う場合は相応のタックルと装備を要します。

タックル

タックルに関してはスポーツフィッシングを扱っているボートショップなどで相談してみるといいでしょう。ロッドにしてもリールにしても、相手がカジキとなると大がかりになります。
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シマノ ティアグラ 80WA
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ルアー

カジキは最大時速100キロメートルでベイトを追ってくる魚ですので、ルアーはリールのリトリーブという訳にはいかず、高速のクルーザーのトローリングに対応するルアーを要します。
ブラックバート ミニ1656アングル カジキ
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全長:254mm
自重:142g
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トローリングの基礎知識

トローリング風景
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トローリングは船尾にタックルを立て掛けて行う引き釣りです。ロッドワークなどは関係なく、カジキにルアーを見切られない速度で運行出来る船舶が必要です。個人では難しく、グループや倶楽部に加入してチームで楽しむといいでしょう。カジキはターゲットとしてスーパー級です。落下やケガをしないよう注意しましょう。

カジキ釣りは男のロマン!

カジキのはく製
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カジキは広大な海の生態系の頂点に君臨する、海の魚の皇帝のような存在です。その大きさはともかく、七つの海を自由に回遊することから、人にロマンを与える存在として、海外のマリン関係の会社やサーフボードなどにロゴとしてカジキの姿を使うことが多いです。最後に南イタリアのカジキに関する諺をご紹介します。

One piece of marlin is more valuable than hundred of sardines.

イワシ百より、カジキ一切れ

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カジキ
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