浜名湖観光の合間に“怪魚・コロソマ”釣りを体験してみませんか?
海外ではポピュラーなアマゾン系怪魚の釣り堀
世界には2mを超す巨大魚『ピラルク』や、ド派手なナマズ『レッドテールキャット』など、南米原産の怪魚を放流している釣り堀がたくさんあります。
近年、そんな怪魚釣り堀を海外遠征時の息抜きや、出張の合間に気軽に訪れる日本人アングラーが増えています。
釣り堀と言って侮るなかれ。池に放たれた怪魚たちは全力で釣り人に立ち向かってきます!
強烈なファイトや綺麗な魚体に度々感動させられます。
でも、それって海外だけの話……じゃないんです! なんと日本にも、アマゾン系の怪魚を釣ることができる釣り堀があるんです!
▼ピラルクの釣り堀についてはコチラの記事でご紹介
浜名湖を訪れた際は絶対立ち寄りたい!コロソマ釣り場がある
静岡県浜名湖の畔に『浜名湖フィッシングリゾート』という管理釣り場があり、夏季のみ南米原産の“コロソマ”という魚が放流されます。
浜名湖といえば、ウナギと浜松餃子の2大グルメが有名です。観光地としては浜名湖ガーデンパークやエアーパークなどがありますね。
浜名湖フィッシングリゾートは、そんな浜松・浜名湖観光のついでにぜひ、立ち寄っていただきたいオススメスポットなんです。
※コロソマ釣り場は例年6月~10月にかけてオープンしています。詳細な営業期間は水温により変動するので、必ずHPや電話で確認しましょう。
浜松餃子を食べに行くっていう名目でコロソマ釣り場に行ってきました(笑)
浜名湖フィッシングリゾートのコロソマ釣り場は、釣り未経験者の方でも簡単に怪魚を釣ることができる釣り場です。
釣り未経験な女性やお子さんでも大丈夫ですよ!
トイレはもちろん、冷房の効いた休憩室も用意されているので真夏の釣行でも安心ですよ!
恋人や家族の皆に、魚釣りの楽しさや迫力を伝えるには最高です!
浜名湖フィッシングリゾートでは“手ぶら”でコロソマ釣りが楽しめます
レンタル釣り具が用意されているので手ぶらでOK
浜名湖フィッシングリゾートでは、コロソマ用のレンタル釣り具が準備されているので手ぶらでもOK。
真夏は日差しが強いので、熱中症や日焼け対策は忘れずに行いましょう。
釣り場には自動販売機が設置されていますので、飲み物の購入はできますよ!
親切丁寧なスタッフがいるので安心です
釣りの経験が少なかったり、はじめてという場合はスタッフに釣り具の使い方や釣り方を尋ねてみましょう。
釣り経験者の方も、初めてのコロソマ釣りの場合は、その日の状況やヒットパターンを確認しておくと良いですよ!
釣れる魚は南米アマゾンの魚“コロソマ”
南米アマゾン川に生息するコロソマは最大で1m以上に成長し、現地では「タンバキー」と呼ばれ、美味しい魚として食用利用されています。
コロソマは木の実などの植物性の餌を好みますが、時には弱ったり死んだ生き物も食べる雑食性の魚です。
比較的簡単に養殖できることから、世界の怪魚釣り堀でもコロソマはレギュラーメンバーになっており東南アジアでは「パクー」と呼ばれます。
浜名湖フィッシングリゾートでは40-50cmがアベレージ、最大では60cmを超えるコロソマが放流されています。
釣り方超簡単!釣りの醍醐味である強烈な魚の引きを楽しもう
練餌を投げ入れて待つのみ
コロソマ釣りで使用するのは、配合飼料と呼ばれる練餌です。
釣り針より少し大きくまとめるように練ったら釣り針を隠す様に丸く付けて、池に投げ込みましょう。遠くに投げなくても大丈夫! 3mも投げればOKです。
餌を投入したら、少しだけリールを巻いて釣り糸が張らず緩まずな状態で怪魚が掛かるのを3~5分程待ちましょう。
練餌は水分を含むとだんだん溶けてきますので、5分程待っても掛からなかったら餌を付けなおしましょう。
アタリは豪快だからアワセも簡単
魚釣りって気づかないうちに餌をとられてしまうイメージがありませんか?
でも、南米出身のコロソマはそんな心配いりません! 餌を咥えると泳ぎ回る性質があるので、アタリは大きくて分かりやすいです。
浮いていたウキが急に引き込まれますので、すかさずリールを巻きながら竿を鋭く振り上げ、魚の口に針を掛ける「アワセ」を行いましょう。
※ウキを外した場合は、糸がピンッ!と張ったらアワセましょう。
引き味強烈!怪魚コロソマとの一騎打ちを楽しもう
見事に針にコロソマが掛かれば、強烈な怪魚の引きを存分に味わいましょう。
リールには、糸が切れそうになると自動的に釣り糸が滑り出る「ドラグ」という機能がついています。
魚が手元に近づいては泳がれ、また近づいては……この魚とのやり取りが釣りの醍醐味です!
コロソマの鋭い歯に要注意!噛まれたら怪我します
コロソマは鋭い牙を持っているので、魚の扱いに慣れていない方は直接触れず、ペンチを使って針を外してあげましょう。
記念写真を撮る場合は、フィッシュグリップを使用すると安心です。
『浜名湖フィッシングリゾート』について
■浜名湖フィッシングリゾートの基本情報
- 住所:静岡県浜松市西区雄踏町山崎4198–36
- 電話番号:053-592-7351
- 営業時間:7:00~17:00
- 定休日:金曜日(祝日の場合は営業)
- コロソマ釣り場の営業期間:6月中旬から10月中旬(※水温により変動するので要確認)
- 冬季はトラウトの管理釣り場になります
浜名湖フィッシングリゾートへのアクセス
浜名湖フィッシングリゾートは、東名高速・浜松西インターから車で約20分の距離にあります。
新東名からは距離があるので、東名高速を利用するようにしましょう。
浜松西インターを降りてすぐ右折し、県道65号を8.5km直進し「南九領橋」交差点を右折しましょう。
途中右方向にカーブする県道62・49号を道なりに直進すると、左手に見えてくるホテル The 浜名湖を通り過ぎ、250m進むと左手に浜名湖フィッシングリゾートの看板が出てきますので左折します。最後は看板の案内表示に従い、釣り場をぐるっと回って駐車場に入りましょう。
Google mapでは『浜名湖フィッシングリゾート』と検索していただければOKです。
お手元のナビ検索にヒットしない場合は、近隣のホテル「THE HAMANAKO (ザ浜名湖)」と検索してみてください。
浜名湖フィッシングリゾートの料金について
【餌釣りコース/ルアー・フライコース共通料金】
時間 | 料金 |
2時間券 | 2,800円 |
3時間券 | 3,500円 |
1時間延長 | 1,000円 |
- レンタル釣具一式:3,000円(うち2,000円は保証金)
- 針・スイベル交換:各50円
- ウキの交換:60円
- 餌の追加:200円
釣れるコロソマの数はその時々の状況に左右されますが、通常の状況であれば、初心者の方でも1時間で2~5回ほどコロソマが餌に食いつくと期待して良いでしょう。
掛かったコロソマを何匹釣りあげられるかは、腕と運次第! アマゾン出身の強烈な引きに怯まず一生懸命竿を上げてリールを巻きましょう!
浜名湖フィッシングリゾート・コロソマ釣り場のルールと注意事項
- ・餌釣り券とルアー・フライ券の併用不可
- ・釣り針はカエシを潰したバーブレス1本針のみ使用可能
- ・ルアーはシングルバーブレス1本(プラグも1本のみ)
- ・ルアー、フライともに木材・コルク・スポンジ系の素材は使用禁止
- ・餌の持ち込み禁止
- ・歯が鋭いため、必ずラバーネットとプライヤーを使って針を外してください
- ・基本的に中学生以上に限ります(小学生以下の方は、必ず保護者同伴)
- ・魚に竿を取られる事件が多発しているため置き竿をしないでください
釣り堀には必ずルールがありますので、事前に確認してから釣りを始めましょう。
コロソマ釣り場ならではのルールとして、コロソマの鋭い歯による怪我を防止するため極力魚に触れないようにしましょう。
とくにお子さんと一緒の場合は注意が必要です。魚と記念写真を撮る場合はフィッシュグリップを使用すると良いでしょう。
コロソマ釣りに適したタックル&仕掛けをご紹介
釣り経験者でもメチャ楽しめます
ここまで初心者向けの紹介をしてきましたが、もちろん、釣り経験者の方でも存分に楽しむことのできる管理釣り場です。
2~3年に一度、あの暴力的な引きを味わいにコロソマ釣り場を訪れたくなるんですよね。
難しい釣り場と違って頭を使わずに簡単に釣れるので、癒し要素もあって海外の怪魚釣り堀と同じような感覚で利用させていただいています。
バス用スピニングロッドのML~Mクラスが最適です
コロソマ釣りには、バス用のML~Mクラスが良いでしょう。2500番のリールにPE1.5号、リーダーはフロロ20lbを1m程つけましょう。
これ以上ライトなタックルでも魚を走らせながら釣りあげることはできますが、周りのアングラーに迷惑が掛かってしまうため、多少強引にも寄せられるタックルバランスで挑みましょう。
管付き伊勢尼とスナップスイベルを組み合わせよう
コロソマの鋭い歯にリーダーが当たらないように、スナップスイベルを使用しましょう。
いわば簡易ワイヤーといったイメージです。
使用する針は管付き伊勢尼11号がオススメ! ヒネリが入っているため、独特な形状のコロソマの口にバッチリフッキングが決まります。
ドラグは強めの設定にしよう
フックアップしたコロソマは、日本の淡水魚では例えようのない無尽蔵なスタミナでずっと抵抗し続けるため、ドラグが緩いといつまで経っても寄ってきません。
ある程度ドラグを締めて、強気のファイトで魚との距離を詰めましょう。
万が一、コロソマの食いが悪い時に試して欲しいこと
ウキを使わずミャク釣りで底を狙ってみよう
ウキ釣りで中層を漂わせてアタリが出ない時は、思い切ってウキを外してみましょう。
針だけのシンプルな仕掛けにすることで、コロソマに違和感を与えなくできます。
餌を投げ込んだら、餌の重さだけで着底させ、糸を張らず緩めずの状態で待ちましょう。
餌の形状や水分量を変えてみよう
気温が高いこともあり、練餌が乾いてくると食いが落ちることがあります。餌が乾燥したなと感じたら手を水で濡らしてから練ってみましょう。
また、丸い形だけではなく、雫型や小判型も試してみましょう。小判型はヒラヒラと落ちる動きに食いつく場合があります。
池中央ばかりではなく、手前も狙ってみよう
どうしても、釣れない時は遠くに餌を投げ込みたくなりますが、岸から3mくらいの近場でもコロソマが食いついてくることがあります。
コロソマの活性が低い時は、餌の形や硬さを変えたり、ウキ釣りからミャク釣りに変えたり、釣り座を変えたり試行錯誤をしてみましょう。
苦労して釣れたイッピキも嬉しい物ですよ!
怪魚の力をぜひ体感してみてください
この夏、静岡県浜松市を訪れる機会がありましたら、怪魚・コロソマの強力な引きを味わいに浜名湖フィッシングリゾートを訪れてみてはいかがでしょうか。
きっと、良い思い出が作れますよ!
筆者紹介
山根央之(やまねひろゆき)
初めての1匹との出会いに最も価値を置き、世界中何処へでも行く怪魚ハンター山根ブラザーズの兄。餌・ルアー問わず、もはや釣りに限らず。ガサガサや漁業者と協力してまでも、まだ見ぬ生き物を追い求め、日々水辺に立っている。
テレビ東京・緊急SOS池の水全部抜くやNHK・ダーウィンが来た、TBS・VSリアルガチ危険生物などに出演したり、魚類生態調査に参加したりと幅広く活動中。
どえらい魚を獲った!もはや釣りを越えて!色んな人と繋がって!特大天然メコンオオナマズ! 240 cm175 kg 捕獲です!!ホント色んな人に助けられてこの魚と出会うことができました!メコンオオナマズに関わる全ての人に感謝でいっぱいです!! pic.twitter.com/JHWpNdLAvX
— 山根ブラザーズ(兄)@kimi (@chillkimi) September 16, 2017
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