悩ましいルアー選択
使うルアーが多様化・細分化してきた近年のサーフフィッシング。
正直、ルアーセレクトに悩む方も多いのではないでしょうか。
何をどう使えばいいのか? どのようにローテーションするのか?
今回は、サーフでのルアーローテーションに対する考え方を紹介します。
サーフでのルアー選び解説動画はこちら
サーフに持ち込むルアーの種類
ローテーションを解説する前に、まずは私がサーフで使用するルアーを紹介します。
使う銘柄は様々ですが、大別すると以下の4パターンです。
メタルジグ
ウエイトは30〜42g程度。
普通のメタルジグ(ショアジグタイプ)と巻きジグの2種類を用意します。
ジグヘッドワーム
ヘッドのウエイトは10〜28g、フックはシングルとトレブルの2種類。
ワームは3〜6inの大きさを用意します。
ミノー
フローティングとシンキングの2タイプを用意します。
大きさの目安は12〜15cm程度。
シンキングペンシル
ウエイトは20〜40g、大きさは9〜13cmを目安に揃えます。
ローテーションの考え方
ここから本題を解説しますが、「ルアーローテーションはいつも同じではない」ということを理解しておいてください。
これを前提に、朝マズメとデイゲームにおけるローテーションの思考を解説します。
朝マズメ編
朝は日の出前の暗い内にベイトが岸際に寄り、それを追ってヒラメもかなり手前まで入ってきます。
そのため、潮位等に関係なく必然的に手前からじっくりと攻めるのが朝マズメのセオリーです。
それゆえに、ローテーションの順番はミノー→ジグヘッドワーム→シンキングペンシル&メタルジグとしています。
日が登るとベイトが沖へ出て行ったり、日光によるプレッシャーでヒラメが沖へとポジションを変えるため、段々と飛距離が出るルアーへシフトしていきます。
デイゲーム編
完全に日が登ったデイゲームでもヒラメは十分に釣れます。そんなデイゲームで大切なのは、地形変化。
これはベイトが見えても見えていなくて一緒で、地形的な変化を探して打つことが大事です。
狙いの変化は遠いのか、近いのか? 水深は浅いのか、深いのか? 流れは弱いのか、強いのか? これらによって入れるルアーが変わってきます。
私の場合、変化に届くのなら1番食わせの力が強いジグヘッドワーム、届きにくい(遠い・深い・潮が速い)のならメタルジグを最初に入れることが多いです。
この通りに必然的に使うルアーの種類が決まってくるため、ローテーションはルアーの種類で回すよりも、カラーを細かく回していく方が釣果に繋がると思います。
ローテーションは種類もカラーも大事!
今回はサーフゲームにおける目黒式アーローテーションを解説しましたが、如何だったでしょうか?
やはり同じルアーばかり、同じカラーばかり使っていては釣果が伸びません。
しかし、それは逆に“しっかりとローテーションを考えれば釣果は必ず伸びる”ということでもあります。
皆さんも今一度、ルアーローテーションを考え直してみては如何でしょうか。
筆者の紹介
目黒毅久
サーフのフラットフィッシュがメインですが、シーバス・ライトロック・トラウト ・オフショア等も楽しんでいます。
サポートメーカーはBuddyWorks・GOSEN・ADUSTA。宮城県在住。