タコ釣りの新兵器か!?
釣具店のタコ釣りコーナーで一風変わったアイテムを発見。
その名は「タコ釣りボール」。
どうやらタコが好むエキスが入ったボールで、海中に入れるとそれが溶け出してタコを誘う仕組みのようです。
タコ釣り大好きな筆者は早速購入してみましたので、その使用感&効果をお届けします!
タコ釣りボールの使い方
まずはタコ釣りボールの使い方を紹介します。
ボールを専用容器に入れる
付属の専用容器を開けて、タコ釣りボールを1つ入れます。
タコエギと一緒にセッティング
ツインスイベルを使ってタコエギやスッテと一緒に取り付けます。
他にも、ダブルスナップを用い、スイベルとリーダーの結束部に取り付けるのもアリでしょう。
本当に効果はあるのか?
タコ釣りボールにどれほどの効果があるのか、実際に検証してみました。
明石の船タコへ
当日の状況は若潮、海水温は25〜26℃です。
水深は8〜30m、オモリは50号を使用。
本来ならハイシーズンの7月ですが、近況は厳しいとのことでした。
効果やいかに?
まずはタコ釣りボールを使う前に、普通にタコエギだけで釣ってみます。
なんとか反応を得られるものの近況通り1匹が遠い……。
あまりの釣れなさに、当初の予定より早めにタコ釣りボールを投入することに。
ツインスイベルの片側に取り付け、ハリミツの墨族スッテと一緒に使ってみました。
そして、釣れました!
アタリが遠いなか、小型サイズですが早速タコを連れてきてくれました。
効果の持続時間は長くないので、付けたり外したりして様子を見ます。
外しても釣れる時は釣れますが、やっぱりアタリが遠い。
1時間程沈黙したので、しびれを切らして再度タコ釣りボールを投入。
今度はダブルスナップを使って、スッテとエギの組み合わせに接続してみました。
また釣れました。
結局、この日は激渋で釣果は4杯。4杯中2杯はタコ釣りボールを付けての釣果です。
サンプル数が少なくて効果検証としては微妙な結果ですが、使っていた時間と釣果を計算すると、効果はあったように思います。
使って気づいたこと
釣行を終え、タコ釣りボールを使って気づいたことを整理します。
効果の持続時間
パッケージの表記では、5〜10分で溶けるとのこと。
15分ほど誘い続けたところ、やはりボールは溶けきって無くなっていました。
5分のタイミングで一度上げてみるとボールは残っています。
10分のタイミングでも残っていました。
水温や潮流、水質によって溶ける時間は変わるようですが、おおむね10分前後が目安でしょう。
12個入りで1320円(税込)なので、必ず消費することもあり、正直なところやや割高に感じました。
取扱いに注意!
濡れた手で触るとフィルムが溶けるため、必ず手を乾かしてから触りましょう。
また、ボールが溶けきっていない状態で仕掛けを上げるとエキスが出てくるため、服などに付かないように注意しましょう。
速潮時には不向き
潮が速いタイミングはエキスが流されやすいため、効果が薄くなります。
ボールが溶けるのも早くなり、仕掛けも流されやすくなるので速潮時に使うのはおすすめではありません。
タコマニアは試してほしい!
タコは吸盤で臭いや味を感知しながら、触れたものがエサかどうかを判断して捕食します。
そのため、味覚や嗅覚にもアピールした方がいいのは間違いありません。
効果の持続時間が短く、入れ替える手間がありますが、食いが渋い時に釣果を伸ばせるかもしれませんよ!