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スモールマウスバスってどんな魚?【桧原湖・野尻湖】釣り方やおすすめルアーを釣行前にチェック!

スモールマウスバスの生態や釣り方、ポイントの見分け方やおすすめルアーまで。ラージマウスバスとの違いを知ることで、スモールマウスバスフィッシングはより楽しいものになりますよ。

目次

アイキャッチ&本文画像提供:ビックリマン高田

スモールマウスバスとは

スモールマウスバス

日本のルアーフィッシングのターゲットの中でも最も人気のある魚種のひとつであるブラックバス。そのブラックバス(Micropterus属)には何種類も存在するのはご存知でしょうか?

アメリカではじつに14種類(亜種含)が生息しており、日本では3種類のブラックバスが確認されています。

一般的によく釣られているノーザンラージマウスバス。琵琶湖や池原ダムで釣ることができるフロリダバス。そしてもう一種が今回のテーマである“スモールマウスバス”です。

※スポッテッドバスというバスも日本に生息していると噂されていますが、その真偽は定かではありません。

スモールマウスバスの特徴

スモールマウスバス

出典:PIXTA

スモールマウスバスは和名でコクチバスと呼ばれています。その名の通り、ラージマウスバス(オオクチバス)と比較して口が小さいのが特徴です。冷水や流水を好むため、行動や習性はラージマウスバスのそれとは異なります。

釣りにおいてもラージマウスバスとの習性の違いを感じることが多いでしょう。スモールマウスバスは回遊性が強く、ラージマウスバスと比較してストラクチャーへの依存率が低いと言えます。また高水温期にはディープをメインに泳ぐことが多い魚です。

高田
ラージマウスよりもよく引くのも特徴で、ワンサイズ上を思わせるファイトは病みつきになります。

スモールマウスとラージマウスバスの見分け方

ラージマウスバス スモールマウスバス

画像上がラージマウスバス、下がスモールマウスバス

見た目の特徴はオオクチバスと大きく異なります。体色は茶色または褐色であり、状態によっては黒い虎柄模様が出ることが特徴です。ただしこれらは個体差があるため正確な同定方法とは言えません。

高田
正確に見分けるためには、側線上部鱗数の数を比較する必要があり、はオオクチバスが8枚、コクチバスは11〜13枚とされています。

スモールマウスバスが釣れる場所

スモールマウスバスが生息する場所は限られています。日本国内で正式に放流された実績をもつフィールドは、下記の2箇所が挙げられます。

桧原湖(福島県)

桧原湖

出典:PIXTA

磐梯山の噴火によって作られたのが桧原湖です。裏磐梯最大の湖として知られています。スモールマウスバスが数多く釣れるフィールドとして知られており、冬には氷上のワカサギ釣りができる場所としても有名です。

スモールマウスバス 桧原湖

桧原湖スモール。夏も比較的涼しいので避暑フィッシングにもおすすめ。

野尻湖(長野県)

野尻湖

信濃の標高654mの高原に位置する湖です。昔から人気のスモールマウスフィールドとして知られています。サイズの大きいスモールを狙うことができるので、全国からモンスタースモールを求めてアングラーが足繁く通います。

スモールマウスバス 野尻湖

野尻湖スモール。グッドサイズが狙える魅力があります。

野尻湖と桧原湖は、スモールマウスバスを観光資源として釣り人を歓迎している

上記のフィールドは、スモールマウスバスを観光資源として釣り客を歓迎しています。レンタルボートも充実しているので、釣りをする環境が非常に整っているフィールドです。

筆者もスモールマウスバス釣りを楽しむときには野尻湖と桧原湖に足を伸ばしています。

高田
筆者の野尻湖バス釣り動画です。スモールマウスバス釣りに挑戦する人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

スモールマウスバスの釣り方

基本は回遊を待つ OR 探す

スモールマウスバス 回遊

スモールマウスバスは回遊性の高い魚です。そのためストラクチャーを攻めていくラージマウスバスよりも、回遊を当てる作業が必要となります。

ブレイクなどの地形変化で回遊を待つ、ドラッキング(トローリング)でバスの回遊しそうな場所を広く探るなどの釣りが効果的です。

高田
回遊を当てるためのキーは、ずばりベイト。ワカサギなどの小魚がいる場所、虫が落ちてくるようなポイント、エビが好む水草や地質などを重点的に攻めるとよいでしょう。

動かしすぎるのは厳禁!

スモールマウスバス 釣り方

トップウォーターにしてもボトムにしても、スモールマウスバス釣りにおいて重要なのは”ポーズ”です。ルアーを止めてしっかり待ってあげることが重要と覚えておきましょう。

とくにボトムでは長い時間待つことで、突然ルアーがひったくられたりすることもあります。

夏時期はトップウォーターも

スモールマウスバス トップウォーター

ディープの釣りは魚探が有効で、魚探の見方で釣果が大きく変わります。ただオカッパリや魚探に不慣れだと水中のストラクチャーや、有効なボトムの地形変化を探すのは難しいでしょう。

そんなときはトップウォーターの釣りがおすすめです。目に見える潮目やオーバーハングなどを撃っていけばチャンスが訪れるでしょう。

スモールバスのおすすめルアー

スモールマウスバス

スモールマウスバスの習性は、ラージマウスバスとは異なると先述しました。やはり有効なルアーもラージマウスバスとは少し異なります。

高田
ここではスモールマウスフィッシングでおすすめのルアーを紹介します。

虫系ルアー

スモールマウスバスが落ちてくる虫を食っているような状況では虫系のルアーが有効です。水面に浮いてピクピクするようなルアーを選択しましょう。

小魚系ワーム

ベイトフィッシュを捕食しているバスには小魚のフォルムのルアーが有効です。ジグヘッドを使ったミドストやダウンショットリグなどで使います。最近ではホバストなども有効です。

ボトムエビ系ワーム

ボトムにいるエビなどを捕食しているスモールにはボトムでモゾモゾ動くようなルアーが効果的。スモールレイクは根がかりするような場所を攻めることが多いので、スナッグレス性能が高いワームがおすすめです。

スミス ゲーリーヤマモト イモグラブ 40

シャッドプラグ

広範囲をサーチするときはシャッドプラグが効果的。キャロライナリグにしてドラッキングするような使い方もあります。

ハイドアップ HUシャッド 60SP

全長:60mm
自重:約7g

I字形ルアー

水面でワカサギなどのベイトを食っている時に抜群の効果を発揮するのがI字形です。目で見て使えるのでオカッパリにもオススメできます。

ジャッカル ナギサ 65SP

全長:65mm
自重:3.8g

スモールマウスバス釣りを楽しもう

スモールマウスバス

ラージマウスバスと比較すると釣りを楽しめる場所が限られているスモールマウスバス。ラージマウスバスとはまた違った魅力を持っています。

いつもと違うバスフィッシングをスモールマウスレイクで楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

本文画像提供:ビックリマン高田

ライタープロフィール

PE ビッグワームビックリマン高田
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。年間釣行日数は300日ほど。GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。国内では琵琶湖のバスフィッシングガイドとして活動中。フルタイムのプロアングラーとして日々現場に出ております。

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