船タコのド定番ロッド
海人餌木タコは、アルファタックルから発売されているエギタコ釣法専用ロッド。
船タコロッドの中でもとくに評判がよく、発売から売れ続けているロングセラーモデルです。
本記事では、元釣具屋の筆者が海人餌木タコの使用感をお届けします!
海人餌木タコのラインナップ
品名 | 全長 | 自重 | 継数 | オモリ負荷 | 定価 |
餌木タコ165 | 1.65m | 160g | 2本 | 40-120号 | 22,000円 |
餌木タコ185 | 1.85m | 175g | 2本 | 40-120号 | 22,000円 |
店頭での実売価格は16,000円〜19,000円のところが多いです。
選んだのは185モデル
筆者は長年人気の185モデルをセレクトしました。
長い竿が船の揺れの影響を少なくして、エギをボトムで安定させやすいだろうと思っての選択です。
餌木タコ185の細部をチェック
船タコロッドではオーソドックスな8:2調子です。
アクションをしやすく、誘いからフッキングまでスムーズにこなせます。
穂先には長めのグラスソリッドを搭載。
柔軟なので荷重の変化がわかりやすく、アクション時にエギを浮き上がらせにくいメリットがあります。
ガイドは全てSiC仕様です。
餌木タコ185を実釣インプレ
ここからは餌木タコ185を明石のタコ釣りで使ってみた印象をお届けします。
丁度いい長さ
やや長めの185モデルは、実際に使ってみると丁度いい長さに感じました。
竿が長めなので、船が揺れる中でも安定して誘いやすいです。
潮の方向によっては短いロッドだと船縁に張り付かれるシーンもありますが、この長さならやりとり時にタコを船縁からしっかり離せます。
バットパワーは十分
バットパワーは十分過ぎるくらいあります。
潮が速いタイミングで釣れた2.3kgの大型サイズも引き剥がして浮かしてこれました。
ある程度パワーがあるので、アンダーハンドキャストもしやすいです。
アタリもわかりやすい
柔軟で長めのソリッド穂先はアタリが非常にわかりやすいです。
曲がり幅が大きいため、目感度は十分。
柔軟なのでタコが乗っても弾かず、大きく曲がり込んで違和感なくそのままエギを抱かせられます。
ちょっとだけ重たい
長さがあり、肉厚でバットパワーに優れる分、自重は少し重ためです。
筆者は半日誘い続けてもとくに疲れませんでしたが、上級モデルの竿と比較すると重たくは感じます。
女性の方などは、軽量なリールと組み合わせるなどの工夫をするといいかもしれません。
意外と糸が絡む
オールSiCガイド仕様なのですが、実釣時は意外と穂先絡みが多かったです。
素早く糸を叩くようにして張って緩めるアクションを繰り返していると、テンションが抜けた時に糸フケが穂先に絡んでしまいます。
おそらく、穂先が柔軟なこととガイドが大きいことが要因と考えられ、糸絡みが気になる場合は、ラインテンションを抜かない誘いを心掛けるといいでしょう。
誰でも扱いやすいロッドです!
明石のタコ釣りで実際に使ってみて、シーズン序盤の渋い日ながらよく釣れ、評判通りの使いやすさを実感しました。
長めのグラスソリッドがきっちりアタリを出してくれ、安定した誘いもできるため、初心者の方でも扱いやすいロッドです。
船タコロッドを探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
エイテック アルファタックル 海人餌木タコ 185
筆者の紹介
tsuki
関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪
釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。