筆者が使用する「稚鮎パターン」高実績ルアーたち
4〜6月に始まる“稚鮎パターン”。
稚鮎と呼ばれる鮎の子供を補食しに、シーバスが遡上するシーズナルパターンです。
今回はそんな稚鮎パターンで筆者が使う高実績ルアーたちをピックアップしてご紹介します。
稚鮎パターンにおけるルアー選びの基本
基本的に稚鮎パターンで使うルアーは、5〜10cm程度の相対的に小さめのルアーが多いです。
よく使われるのは、シンキングミノーやシンキングペンシルなど、ボトムを攻めやすいルアーが多いです。
ただし、フローティング系のルアーも使うと、釣果がグッと伸びることがあるので、場所やタイミングに応じて柔軟に選んでみましょう。
では、筆者が使うルアーの中でも実績が高い、おすすめルアーをご紹介していきましょう。
ジャクソン アスリートミノー9S
ミノー界のド定番「THE・稚鮎ミノー」(全長:9cm、自重:13g)
泳ぎ&オススメの使い方
ジャクソンから発売されているアスリートミノーシリーズ。
しっかりと沈み、しっかりと泳ぐ。比較的波動が強めのTHEミノーといった感覚です。
長年愛用されているアングラーも数多く、筆者も必ず春先から初夏にはボックスに入れているルアーの一つ。巻いても、アクションを入れても万能で、とても扱いやすくコンスタントに釣れる万能ルアーなので、一本持っておくと良いですよ。
ジャクソン アスリートミノー9s
ヒフミクリエイティング シェリー95F/SS
ほぼ稚鮎なリップレスミノー(全長:95mm、自重:7.6g[F]、8.6g[SS])
泳ぎ&オススメの使い方
ロール主体のライブベイト感満載のルアー。見た感じそう動いていないような気もしますが、稚鮎に近い弱めの波動を出してくれていると思っています。
フローティングモデルは少しの流れや抵抗でしっかりと泳ぐので、中流や下流での緩めの流れや、少し早い流れでのダウンクロスでの釣りにおすすめ。
シンキングモデルは上流の流れの速い瀬や、アップクロスでの釣りに重宝します。
ヒフミクリエイティング シェリー95F
ヒフミクリエイティング シェリー95SS
タックルハウス ローリングベイト77
トップに君臨する釣れるシンキングローリングルアー(全長:77mm、自重:15g)
泳ぎ&使い方
往年の名作、ローリングベイト。これほど綺麗なロールかつ、微波動で自然に誘ってくれるルアーは他にはないでしょう。
弱い明滅がなんとも言えません。稚鮎が“ス〜ッ”と泳いでいるところにそっくり!
使い所としては、少し水深がある河川のアウトサイドや瀬の落ち込み攻略におすすめです。
他にもサイズ同じで、ライトウエイトモデルやさらに軽いスーパースローシンキングなどもあるので、流速や水深に合わせて選んでみてください。
タックルハウス ローリングベイト77
ダイワ スイッチヒッター85
安定の釣果量産シンキングペンシル(全長:85mm、自重:20g)
泳ぎ&使い方
圧倒的に飛びます。それでいて表層付近もリトリーブできるので、非常におすすめです。
左右にフリフリ動き、フォールではキラキラとロールする。ボトム攻略にも少し上のレンジの攻略にも非常に扱いやすい印象。
同じ85サイズで、LVという軽めのタイプもあります。さらに水深が浅いポイントも攻めたいときは、そちらがおすすめです。
ダイワ スイッチヒッター85
ハルシオンシステム 月虫77(浮/沈/激沈)
なんでも釣れるかわいいシャッド(全長:77mm、自重:10g[浮]、11g[沈]、16g[激沈])
泳ぎ&使い方
若干トラウトやバスのルアーのとうに、ブリブリと泳ぐ月虫。
いつでも釣れるルアーではないですが、ハマったらヤバい釣れっぷりです。
若干の濁り、晴れ続きで渋った時、またボトム意識している時などは積極的に使ってみてください。リップが長く障害物回避性能も高いため瀬のボトムを当てながら引いてみましょう。
ハルシオンシステム 月虫77 浮
ハルシオンシステム 月虫77 沈
ハルシオンシステム 月虫77 激沈
ベビーフェイスジャパン SM85S
ワールドクラスのブレードルアー(全長:85mm、自重:20g)
泳ぎ&使い方
今回のチョイスでは唯一のブレード。
直進性能が圧倒的で、ボディは動かさずブレードだけでアピールします。
ラインアイが頭上に着いていることからレンジキープ力に優れ、ブレードの効果でスローに巻いてもOK!
小鮎の群れなどが見えていたら、その下を通すと好反応です。
ただし綺麗に泳ぎすぎるので、食わせのタイミングを作るようなリーリングやアクションをしてあげるのが良いでしょう。
ベビーフェイス SM85-S
ジップベイツ フェイキードッグDS
誰にでも扱いやすい小粒のかわいいトップウォーター(全長:70mm、自重:8.2g)
泳ぎ&使い方
元々チヌ向けで使う人が多い「フェイキードッグ」。
初夏の瀬についている稚鮎や、中サイズの鮎を捕食しているシチュエーションで劇的に反応してくれます。
飛距離も抜群で、初心者でも簡単にドッグウォークが演出できるので扱いもし易くひとつ持っていると便利。
筆者は、オープンエリアではなくちょっとした変化(瀬の上、ブレイクや沈み根、ヨレ)などで使うことが多いですね。
ジップベイツ フェイキードッグDS
稚鮎パターン攻略の基本
最後に稚鮎パターンの釣り方の基本をご紹介していきます。
時期と季節
桜が咲く頃から葉桜になる頃、春の終わりを告げる頃に大量に見られる「稚鮎」。
最初は河口から中流域、そして上流へ。という風に段階を踏んで上流へ向けてあがって行くので、その時々、場所に対応した釣りが必要となります。
また時間帯は、日中でも夜釣りでも攻略可能です。
稚鮎パターンの場所選び
まずは稚鮎を見つけるところから始めましょう。時期に合わせて稚鮎のいる場所が変わってきます。
目視で稚鮎がいる場所を探していくのが、稚鮎パターンの第一歩です。浅瀬や流れが緩やかになっている場所を重点的に探しましょう。
ハマれば連発も
ちなみに稚鮎パターンはハマれば、数釣りも楽しめます。
サイズこそ選べませんが、たまに大型も混じるので、ぜひ攻略したいパターンの一つですね。
パターンフィッシングの中では、ベイトさえ見つければ比較的簡単にはめられる釣り方なので、是非やり込んでみてください。
高実績ルアーを使って、稚鮎パターンを楽しもう
稚鮎パターンは、ベイトとパターンさえハマってしまえば、数釣りが楽しめるので、非常におもしろいですよ。
ポツッと大型も混じることもあるので、鮎の動向を把握し、高活性な鮎食いシーバスを手にしてみてください。