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元釣具屋がフライラインの選び方を解説!おすすめ6選とメンテグッズも紹介

フライフィッシングはラインの重みを利用して軽い毛針をキャストします。それゆえにフライラインの選択が非常に重要です。そんなフライラインの選び方を解説し、おすすめラインとメンテナンスグッズを紹介します。

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目次

アイキャッチ画像提供:tsuki

フライキャスティングに重要なフライライン

フライフィッシングは、フライラインの重さを利用して軽い毛針を遠くに飛ばします。

フライラインにはたくさんの種類があり、ロッドやリール、釣り場・釣り方などのさまざまな要素を考慮して選ぶことが重要です。

本記事では、元釣具屋の筆者がフライラインの選び方とおすすめのラインを紹介します!

フライラインの選び方1. ラインの種類

フライラインはテーパーの形状によって3種類に分けられます。

それぞれ特性が大きく異なるので違いを把握しておきましょう。

ウェイトフォワード(WF)

ウェイトフォワードは先端部分が太くなっているラインです。

先端部分に重量があるため、遠心力を利用してより遠くに飛ばせるのが特徴。

遠投が必要な湖や大型河川に適します。

ダブルテーパー(DT)

ダブルテーパーは両端が細くなっているラインです。

ラインが痛んでも裏返して使えるため、コストパフォーマンスに優れます。

遠投が必要ない渓流などの小規模エリアに適した特性です。

シューティングテーパー(ST)

シューティングテーパーは約10mほどの太いラインで、細くてテーパーがないランニングラインとセットで使用します。

ランニングラインが細い分だけガイドとの抵抗が少なく、ウェイトフォワードよりも高い遠投性能が特徴です。

シューティングテーパーの部分だけを変えれば、さまざまな状況に対応できるのもメリットですが、キャスティングの難易度が少し高めです。

フライラインの選び方2. フローティングとシンキング

フライラインは、ライン自体の浮力によってフローティングラインとシンキングラインに分けられます。

狙うレンジと釣り方によって適したラインが異なるのでよく確認しておきましょう。

フローティングライン

フローティングラインは浮力が強いため、水面に浮かせるドライフライや水面直下を狙うウェットフライなどに適します。

とはいえ、フライの重量によってはある程度深い水深を攻めることも可能です。

浅い水深を狙うことが多い渓流や管理釣り場でよく使われます。

シンキングライン

シンキングラインは水に沈むため、湖などの深いエリアのボトム付近を攻めるのに適したラインです。

シンクレートと呼ばれる規格があり、沈む速さによってType1やType2といった規格に分けられており、数字が大きくなるほど速く沈みます。

一般的な釣り場(水深3〜5m程度の湖や深めの管理釣り場など)では、Type2程度のものが扱いやすいです。

フライラインの選び方3. 番手(重量)

フライラインの番手は、ロッド・リールの規格と合わせて選びましょう。

例えば、ロッドとリールが#4ならば、フライラインも#4を選ぶのがセオリーです。

番手が上がるほどラインの重量が重たくなり、重たいフライラインほど重たいフライを遠くに飛ばせます。

ただし、ロッド・リールの規格と大きく異なると投げにくくなるので注意しましょう。

バッキングラインの選び方

フライラインをリールに巻く前に、バッキングラインでの下巻きが必要です。

バッキングラインには、リールの内径を大きくして巻き取り量を増やす・巻きグセを軽減する・ファイト時の予備ラインとして利用するなど、たくさんの役割があります。

リールの規格などを確認してバッキングラインの量を考えましょう。

おすすめのフライライン6選

おすすめのフライラインを集めました。ぜひ、ライン選びの参考にしてください。

先端が太くなっているWFタイプのフローティングラインです。

独自のPVC加工により、浮力と耐久性に優れています。

リーズナブルなので入門者の方におすすめです。

簡単に遠投しやすいように設計されたディスタンステーパーを採用しているバリバス アルティメイト・ディスタンス オレンジ。

ライン先端部のカラートーンを明るくすることで、魚に警戒心を与えません。

バリバス独自の技術により、高い強度を実現しています。

先端部分は魚から見えにくいカラー、それ以外の部分はアングラーから見やすいカラーに塗られた、DTタイプのフローティングラインです。

ガイドとの抵抗が少なく設計されており、コントロール性能が抜群。

計算されたテーパーによってループも自在にコントロールできます。

エリア専用に設計されたWFタイプのフローティングラインです。

重たくて短いヘッドによってクイックな打ち返しができ、重めのフライも投げやすいことが特徴。

先端にループがあり、結束も簡単にできます。

独自のPVC加工が施された、耐久性の高いWFタイプのシンキングラインです。

水中で見えにくいスモーキーブラックカラーは魚に警戒心を与えません。

水深の深いポイントでストリーマーなどを使用し、ボトムを攻めるのにおすすめです。

張りとしなやかさのバランスに優れたWFタイプのシンキングラインです。

先端はループ付きなので簡単に結束ができます。

ボトム付近を探るのにおすすめのラインです。

フライラインのメンテナンス

フライラインは砂利や藻を拾いやすく、汚れが溜まるので定期的にメンテナンスをして劣化を防ぎましょう。

クリーナーで綺麗にしてからドレッシングでコーティングすると、ラインの滑りがよくなってキャスティングも快適になります。

フローティングライン用のラインクリーナーです。

ラインの汚れをとり、浮力を回復します。

フローティングライン用のフライラインドレッシングです。

ラインの滑りがよくなり、飛距離が向上して劣化も少なくなります。

シンキングライン専用のドレッシングです。

ラインを傷から守り、滑りをよくしてキャスト性能を引き出します。

適切なラインを選んでフライフィッシングを楽しもう!

フライライン選びに迷ったら……

まずはフローティングラインを選び、渓流がメインならダブルテーパー、ポンド型の管理釣り場がメインならウェイトフォワードがおすすめです。

番手は使用するロッド・リールと合わせたものを選びましょう。

フライラインは魚にアプローチする上で重要な役割を担うアイテムなので、釣り場やシチュエーションに合った適切なものを選んでくださいね!

画像提供:tsuki

筆者の紹介

tsuki

関西出身の元釣具屋。釣具店時代の知識を活かして皆様の役に立つ情報を発信していきます♪

釣りはいろんなジャンルをしていますが、その中でも好きな釣りはタナゴ釣り。

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