ハヤってどんな魚?
ハヤとは、特定の一種を指す名称ではなく、コイ科の淡水魚のうち、中型で細長い体型の魚を指す呼称・総称です。
ハヤ(鮠, 鯈, 芳養)は、日本産のコイ科淡水魚のうち、中型で細長い体型をもつものの総称である。ハエ、ハヨとも呼ばれる。釣り用語や各地での方言呼称に用いられ、標準和名に「ハヤ」が組みこまれた種もある。呼称は動きが速いことに由来するという説がある。出典:wikipedia
関東地方の一部ではウグイの事をハヤと呼ぶために、ハヤ=ウグイの事と認識されている方も多いと思われますが、実はハヤと呼ばれる魚はウグイ以外にも沢山いるのです。では実際にどんなものがいるのか見ていきましょう。
ウグイ
通常の体色は銀白色のウグイですが、春の繁殖期には鮮やかな朱色線の婚姻色になることで有名です。その色から「アカウオ」などと呼ばれることもあります。
オイカワ
身近な川魚で釣りの対象魚としても人気があります。成魚の体長は15センチほどで、繁殖期のオスは水色とピンクの婚姻色になり、顔には追星という突起が表れます。
アブラハヤ
ウロコが小さく体表は油を塗ったようにぬるぬるとぬめりが強いため、その名がついたといわれています。成魚は体長15センチほどで小さいものは丸ごと色々な調理法で食べられています。
タカハヤ
アブラハヤとよく似ており見分けを付けづらい魚です。違いはアブラハヤと比べてウロコが粗いこと、目が小さいこと、尾びれの切れ込みが浅いこと、尾柄が太く短いことなどです。
ヌマムツ
近年までカワムツと同種とされていましたが、カワムツと比べるとウロコが細かく、胸鰭と腹鰭の縁が赤いことなどから別種として2003年にヌマムツという名に決まりました。
カワムツ
体側に紺色で太い縦帯があり、胸鰭と腹鰭の前縁が黄色く大きな尻びれがあります。体長は10せんちから15センチほどですが、オスで大型のものは20センチほどになることもあります。
ハヤ釣り
ハヤは種類にもよりますが、のべ竿・ウキ・針といったシンプルな仕掛けで釣る事が出来ます。ハヤは渓流から、近所を流れる小川などにも生息していますので、小川をのぞき込んで、キラキラと光る魚体を見つけたら竿を出してみましょう。餌は糸ミミズ、練りエサ、仕掛は市販のセットなどを使います。
ハヤ(オイカワ)の飼育
オイカワのオスは繁殖期に鮮やかな色に染まるものもあり、観賞魚としてもとても人気があります。オイカワの飼育で気をつけたい点は、動きが速いため水槽は最低でも60センチ以上、ジャンプすることもあるので蓋付きの水槽を用意します。エサは市販の川魚用の餌で構いませんが、自然採取のオイカワは市販の餌を食べないこともあるので、最初はアカムシなど生エサで慣らしていきます。※オイカワ以外のハヤも同様の環境で飼育することが出来ます。
飼育するコツ
渓流・清流で採取したオイカワは綺麗な水を好みます。本来生息している河川のような適度な水流を作り、ろ過装置を用意するなど水質悪化に注意します。酸欠になりやすく高温に弱いため、エアレーションは十分に行い酸素不足と温度管理に気をつけましょう。
水槽セット
60センチの水槽にLEDライトと上部フィルターが付いたお得なセットです。フィルターはろ過能力が高いものでハヤの飼育にも最適。ろ過材もセットになっています。
ハヤは身近な魚
身近な河川に生息しているハヤ。今度の週末は、のんびりとハヤ釣りをして、その美しい魚体を鑑賞してみましょう。
I want to see beautiful Haya!
美しいハヤを見てみたい!