最先端エレキ『ウルトレックス』導入してみた
ウルトレックスとはミンコタのバスフィッシングエレキです。
ミンコタの名作エレキであるフォルトレックスにアイパイロットを搭載したハイテクモデルで、今までの常識を一新する、“ゲームチェンジャー”として多くのバスアングラーから支持を得ています。
一回使うともう戻れない!
今までレンタルボートなどで、いわゆる“普通のエレキ”を使ってきた筆者。マイボートを購入した際に、同時にウルトレックスを導入したのですが……
一度使うともう戻れない禁断のエレキでした。ハイテクエレキであるウルトレックスの魅力をご紹介します。
ウルトレックスのラインナップ・価格
商品仕様 | 電圧(V) | 推力(Lbs) | シャフト長(インチ) | スピードコントロール | 重量(kg) | プロペラ | 希望小売価格(税込) |
ULTREX80/ US2/IP/ LINK BT | 24 | 80 | 45 / 52 | 無段階 | 34.65 / 36.45 | ウィードレスウェッジ2 | ¥514,800 / ¥525,800 |
ULTREX112/ US2/IP/ LINK BT | 36 | 112 | 34 / 25 | 66 | 38.25 / 40.05 | ウィードレスウェッジ2 | ¥536,800 / ¥547,800 |
※スマホは横スクロールできます。
ミンコタ ウルトレックス i-Pilot
ウルトレックスの特徴
アイパイロット搭載
ウルトレックス最大の特徴はなんといってもi-Pilot(アイパイロット)でしょう。
GPS技術を利用することで、自動操縦による快適な操船を可能とし、目的のポイントへより正確なアプローチを可能にしてくれます。
スポットロックジョグで同じ場所にステイできる
アイパイロットの魅力は『スポットロックジョグ』です。
いわば“電子アンカー機能”で、ペダルを踏まずとも、自動でエレキが作動してその場(ピンスポット)に留まることができます。
風が吹いても流れがあっても、この機能を使えばエレキモーターが自動的にその場にとどまってくれるため、オープンウォーターの釣りが格段に楽になります。
自動運転機能も超便利
・風や流れがある場所でも、設定した方角に直線的に進める、“アドバンスドオートパイロット”。
・プロペラの回転数を自動調整して任意の速度を維持する、“クルーズコントロール”。
この2つを使えばペダルを踏まずとも、快適なスピードで釣り進める事ができます。風や流れがあってもGPSを使用して正確に同速度で流していけるため、例えば長いストレッチなどをストレスなく流していける….…というメリットがあります。
バウマウントスタビライザー
ウルトレックスは高度な技術が詰まったエレキです。そのためボートの走行の衝撃はエレキのシステムにダメージを与えてしまう可能性があります。
そんな衝撃を吸収するためのスタビライザーがこちら。荒れた湖面でも、ある程度エレキへの衝撃を和らげてくれるのは安心感がありますよね。
リモコン・スマートフォンでの操作が可能
ウルトレックスはリモコンでマニュアル操作を行うことが可能です。またブルートゥースをつなぐことでスマートフォンがリモコンにもなります。
パワーステアリングフットペダル
フットペダルに圧センサーが装備されており、モーター手動でエレキを回転させているためペダルから足を離しても勝手に旋回することがありません。
従来のエレキの使用感は残しつつ、より安全で快適なエレキ操作を実現しています。
ウルトレックスの使い方
基本的には従来のエレキと同じ操作方法です。ペダルの角度で方向を変え、スイッチを踏むことでプロペラが回ります。
右側についたダイヤルでスピード調整する点も、従来のエレキと使い勝手は変わりません。
スポットロックの使い方
スポットロックを発動させたいときは、イカリのボタンを押すだけ。そうすると同じ場所に自動的に留まってくれます。
注意点としては船の先端を風上に向けること。
アドバンストオートパイロットの使い方
まず進みたい方向にヘッドを向け、そして進みたい速度にダイヤルを調整します。
速度の調整ができたらNボタンを押しながら、プロペラのボタンを押します。
ウルトレックスの修理や故障・取扱の注意点
ウルトレックスはハイテク機能が満載のエレキです。GPS付きの精密機械かつ稼働時間の長いので故障には気をつけないといけません。
強い衝撃を与えたりせず繊細に扱ってあげましょう。ウルトレックスに起こるトラブルは下記のようなものが代表的です。
モーターの浸水
色々な原因で浸水するケースが見られます。予防としてシャフトの付け根にシーリングを施している人が多いようです。
ワイヤー切れ
エレキのワイヤーが切れてしまうというトラブル。ワイヤーを張りすぎてたり、ヘッドの回転で擦り切れてしまうことが多いようです。
【対策】こまめにチェックしてメンテナンスしよう
湖上でエレキのトラブルがあっては釣りができなくなるばかりか、状況によっては安全に釣行ができなくなってしまいます。
おかしいと思うところがあったらすぐにチェックして、専門家に相談しましょう。
ウルトレックスで釣りを快適に
ゲームチェンジャーとも呼ばれた革新的エレキのウルトレックス。
同じ場所に自動的に留まってくれたり、オートマチックで同じ速度で進んでくれたりと、アングラーの疲れやストレスを軽減してくれる機能が盛りだくさん。お値段はソコソコ張りますが、その価値は十分にあると思います。
まずはレンタルボートで体験してみては?
興味があっても高価でなかなか気軽に購入するのは難しい…という人はたくさんいらっしゃると思います。そんな方はウルトレックスが搭載されたレンタルボートで体験してみるのもオススメですよ。
ライタープロフィール
ビックリマン高田
海外釣行ツアーChillTrip所属のプロガイドであり、Transcendenceのロッドデザイナー。国内の釣行はバスがメインですが、GTから近所の小魚まで淡水海水問わずになんでも釣ります。とくに琵琶湖の釣りが得意分野です。年間釣行日数は300日。
Always had high hopes.
I wanted Monsters,I want Monsters…
Put my past Trophy’s .I vie for new Trophy’s.2019:5100g
2020:5110g
2008:4800g
2019:4600g#sences#transcendencejp pic.twitter.com/DbNIWc6LNH— ビックリマン高田雄介 (@bikkurimantkd) April 7, 2020