琵琶湖は天国?それとも地獄? 関東出身の琵琶湖バス釣りガイドが語る母なる湖の“魅力”と“今”(2ページ目)

Q.琵琶湖の“爆”は琵琶湖ならでは?

ビッグスプーンと琵琶湖バス

編集部O
「釣れない」と嘆いている陸っぱりユーチューバーの方でも、ふとした瞬間に50UPが釣れたり、春などは、それが日に何連発もしたりと、関東ではなかなか見られない現象をたびたび目にします。

春爆などは、他のフィールドでもありますが、そのポテンシャルは他に類を見ないと思います。

でもそれは、みんなに注目されている湖だからこそ、その“爆発”が目立つだけなのでしょうか?

古瀬
「爆」というのはどこのフィールドでもあると思いますが、確かに取り上げるメディアの多さや基本的な釣り人の人数が多い事から話題に上がりやすかったり、目立つのかもしれません

しかし琵琶湖での「爆」のスケールが凄まじいという事も事実

そのパターンにハメる事が難しい点でもありますが、

他のフィールドよりもバスが多い琵琶湖ではタイミングも規模も桁違いなのは間違いありませんね。

Q.琵琶湖のアベレージとポテンシャル

編集部O
どのフィールドにもアベレージと言われるようなサイズがありますよね。

私の地元の相模湖なんかは、ロコアングラーの間で「相模湖35cmの壁」なんて表現したりしてて、子バスなら良く釣れるけど、35cm以上を釣るとなると難易度がグッと上がる気がします。

琵琶湖は広大ですし、条件(ボートOR陸っぱり)によっても、エリアによってもアベレージが大きく変わるとは思うのですが、あえて“アベレージサイズ”や“琵琶湖◯◯cmの壁”を定めるとしたら、何cmくらいになりますか?

古瀬
アベレージサイズは南湖では40〜45cmがよく釣れるので、おそらく40アップといった所でしょうね!

北湖では結構小さめのバスが釣れる事も多く、アベレージとなると35cmくらいかと思います。

普段、自分の釣りでもガイドでも目標にしているのは、夏場で3kgオーバーで夏以外のシーズンでは4kgを目標にしています。長さで見ると50後半から60cmオーバーに相当しますね。

このウエイトを基準にする釣り人が多いのも琵琶湖の特徴の一つかもしれません。

編集部O
私は“cm”の方が馴染み深く、トーナメンターでもないのに何故ウェイト?と思っていました。

やはり太いバスが多いこその特徴なのかもしれませんね!

実際にこの一年、琵琶湖のポテンシャルをマジマジと感じた出来事ってありますか?

古瀬
残念ながら、80cmありそうなバスを見た!なんて事はありませんが、琵琶湖での「爆釣」はスケールが違います。

私が体験したケースでは夕方3時間程度で50オーバー20本。

これ程の爆発力がごく稀にではなく、年に数回あったりします。

そして私が最も感じているポテンシャルは、バスのウエイトです。

世界記録は長さではなく重さ。

その片鱗を覗けるバスがたまに釣れます。

50cmちょっとで4kg近くあったり、俗に言う「球体」というバスを見ると興奮しますね。

Q.琵琶湖発祥のブーム(メソッド)をどうとらえるか

編集部O
メソッド・ルアー・タックルなど琵琶湖発祥としたブームが全国に広がるケースって多くあると思うのですが、

非琵琶湖バサーは、そのブームをどう捉えて行いくのが良いでしょうか?

例えば私は何かメソッドが流行っても「どうせ琵琶湖でしか使えないんでしょ?」と決めて掛かってしまう節があります。

サンズさんが関東在住時、琵琶湖の発祥のメソッドなどは、どう捉えてましたか?

古瀬
私がホームにしていた河口湖は比較的琵琶湖に似た点も多いフィールドなので、参考にする事も多かったです。

一時期琵琶湖で流行った「ハネラバ」の釣りも河口湖で実際に主力にしていた事もありましたね。

最近琵琶湖で流行っているカバースキャットの釣りも他フィールドでの釣果をよく聞きますし、霞水系でもよく釣れているようです。

琵琶湖の釣りやタックルのままで他フィールドに用いるのも良いですが、そのフィールドに合った工夫をすると更に良いと思います

Q.遠征バサーにオススメの時期

編集部O
やはり琵琶湖と言えど、厳しいシーズンもあると思います。

遠征バサーに向けてオススメのシーズン、エリアなどがあれば教えてください。

古瀬
年明けから連日苦戦を強いられていて、やはり冬は基本的に厳しいですね。

2020年末はガイドでも好調な日が多く、私のガイドでも60cmが出たり4kgが出たりしていました。

バスが冬の動きになる水温が、南湖の場合で10°c以下、北湖で9°c以下と言う基準を私の場合持っています。その直前には荒食いをするケースも少なくないので、ビッグフィッシュ狙いにオススメです。

エリアは是非北湖を体験して頂きたいですね。

広大で透明度の高いフィールドを走り回ってバスを釣っていく感覚が私は大好きです。

ただレンタルボートでは行ける範囲が決まっていたりするので、北湖も対応しているガイドさんをご利用する事をオススメします。

北湖に行く場合風が大敵になるので、比較的風が吹きづらい夏〜秋がベストシーズンだと思いますね。

最後に

編集部O
では最後に、これから琵琶湖を訪れる、行こうか迷っている“非琵琶湖バサー”に向けてメッセージをお願いします。
古瀬
身を持った経験談ですが、

バスフィッシングの世界がかわります。

「次のキャストでロクマルが釣れるかもしれない……」

「夢の10ポンドが目の前にいるかもしれない……」

常にそう思いながら釣りが出来る所はそう無いと思います。

釣果だけではなく、広大な絶景の中バスフィッシングが出来る非現実を是非味わって頂きたいです!

ライタープロフィール

古瀬泰陽

株式会社EMPIREの代表取締役。

琵琶湖ではバスフィッシングガイドを行い、アパレルブランドFIELDCULTUREを経営しています。

 

古瀬泰陽の琵琶湖フィールドレポートはコチラ!

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