釣りでも大活躍な“空飛ぶガジェット”
かれこれドローン歴5年。TSURI HACKライターの小林です。
今まで散々ドローンを飛ばしまくって来ました。というのも、僕は映像制作をメインとしたお仕事をしているのもあり、ドローンは仕事道具として必須アイテムのひとつなんです。
ドローンの基礎知識をおさらい
普及しているのは『空撮用』ドローン
“ドローン”と一口に言っても、産業目的やインフラ整備のために流通しているものもあります。
いわゆる、コンシューマー用に販売されているは『空撮用』のドローン。このタイプはカメラが予め搭載されていることが一般的です。
搭載されているカメラの性能は侮れず、GoProやスマホ以上のクオリティで撮影できるものが多く、中にはミラーレス機や一眼レフに近いクオリティで撮れる機種も存在します。
空撮目的のドローンは操縦するためのプロポ(送信機)とセット。操作も比較的簡単なので、ドローンを購入したら驚くほどすぐに飛ばせてしまいます。
☝︎撮影の際にはスマホは必須。時には危険回避のための案内も表示されます。
スマホで専用のアプリを使い、飛ばしている画面を映し出すことで、操縦したり、カメラ設定を行ったりすることができます。
愛用ドローン『DJI MAVIC Mini』とは?
199gの超小型ドローン
世界シェア70%以上と言われている『DJI』のドローン。機体数も多く、ユーザーそれぞれの目的にあった機種を選択することが可能です。
最もコストが安く、そして軽量(199g)、撮れるクオリティもそこそこで、趣味で撮影する方々に人気のドローン『Mavic Mini』。
200g以下ならいわゆるドローンにかかってくる航空法の規制がない(※2020年10月7日現在)ため、それをクリアするために作られたドローンと言っても良いでしょう。
航空:無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール – 国土交通省
みてください。このコンパクトさ。
なんと言ってもこの小ささ。サコッシュに入るぐらいの小ささのため、釣具と合わせて持っていくのも苦ではありません。
しかも小さいからと言って、操作性が悪いわけではないのが、このドローンの特筆すべき点。むしろ安定感抜群で飛ばすことが可能です。
最初の一台には最適なドローンと言えるでしょう。
こちらもおすすめ!『DJI MAVIC AIR2』
カメラのクオリティ・安定感・バッテリーの持ちなどを考慮するなら、こちらのドローン『Mavic Air2』が価格に対してのパフォーマンスが最強にしておすすめ。
今まで5台ほどのドローンを乗り換えてきた僕も、現在はこちらに落ち着いています。
先に紹介した『Mavic Mini』と比べると、ふたまわりは大きくなってしまいますが、それでもサイズとしては十分にコンパクト。
GPSやホバリング、ジャイロ機能(自動で角速度や加速度を調整する機能)によって制御されているので、飛ばしてしまえばこの通り。
恐ろしいほどの安定感。後は撮りたい場所まで飛ばしちゃいましょう!
釣りにおけるドローンの魅力
ここからは僕の趣味である「釣り」において、ドローンがどんな活躍を見せるのか。その魅力を紹介してみましょう。
ドローンの魅力①:全体的な地形変化を把握できる
例えば、「どの辺りから深場になっているか?」「遠浅なポイントではないか?」「シモリ(岩礁)の位置は?」などなど……。
堤防や何度も行ったことのある場所ならまだしも、初めての釣り場や磯場などでは実際に釣りを始めるまでわらないことだらけ。
この通り航空写真ではわかりにくい場所も、ドローンを飛ばすことでくっきりと。
魚を効率よくを狙うことももちろんですが、地形変化が分からず、ついつい攻め過ぎてしまってルアーを根がかりささせしてしまうこともある程度回避できます。
ドローンの魅力②:フィールドを俯瞰して観察できる
全体を俯瞰して見ることも可能なので、釣り場の地形把握はもちろんですが、全体的にどのような地形になっているかも確認ができます。
また、行ってみたい磯場があったりすると、とりあえずドローンを飛ばして調査をしたりします。
ドローンは機体にもよりますが、3kmくらいは飛ばせる機体も多いため、海上沖にドローンを飛ばして見ることもできます。より俯瞰してみることが可能になるのです。
カヤックフィッシングやサップフィッシング、ボートなどで出る前にも軽く飛ばして確認しておくと、浅瀬になっている場所の把握が楽になります。
気になっている磯場をドローンを飛ばして調査。歩いていくには厳しそうですね。
海の上を飛ばしているとナブラにも遭遇します。
ドローンの魅力③:操作が楽しい&自分だけの絶景を味わえる
そしてなんと言っても、男子にとってドローンは楽しいおもちゃ。飛ばしていると時間を忘れるほどに没頭できます。まるで子供の頃にミニ四駆で遊んだあの感覚に近いものがあるのです。
「墜落しないかな?」などと心配になることもありますが、ドローン歴5年、いまのところ墜落は一度もありません。(周囲の安全確認は必須です)
まとめ
釣りにおいてのドローンは、ルアーなどのタックルとは違い、直接的に釣果に結び付けるようなものではありませんが、使い方次第では有効的なアイテムに変わります。
ライタープロフィール
小林大介
愛知県出身徳島県在住。映像クリエイター、フォトグラファーとして地方の限界集落で活動中。山の猟師でもあり、デジタルとアナログの両極端な生活を楽しんでいます。
海、川、ルアー、エサ釣りと限らず、楽しく美味しい釣りはなんでもトライするのが信条です。
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